俺はスズキSV650に乗っているのですが、最近、タイヤを換えました。
自分への備忘録として記しておくと、換えたのは2025年9月21日で、総走行距離は28,934km(このタイヤだけだと17,500㎞)。費用は交換の技術料込みでほぼ5万円(新しいタイヤはブリヂストンS21)。
1年点検のついでに交換でした。
車検ではなかったから、このバイクに乗って丸4年ということになりますかね。
ちなみにエアフィルターとスパークプラグも交換しました。
だいたい、これぐらい、4年3万kmで、この二つも交換することになるかと。
技術料込みでエアフィルターは6千円、スパークプラグは2万円ぐらいです。
品自体はスパークプラグは1本1千円ぐらいなんすけどね…。
昔のバイクなら、どちらも自分で交換したことはあるけれど、今のバイクはまぁ面倒そうなので、すべてショップにお任せしてますです、はい。
少し長くなりましたが、今回はとにかくタイヤの話です。
タイヤはいろいろな種類がある~知っておきたい基礎知識~
まず、簡単に、今回、タイヤの基礎知識を記事としてまとめようと思った経緯から。
俺はほぼずっと同じバイクショップにお世話になっていてメンテナンスはお任せしています。
もう、完全に委(ゆだ)ねています。
これまでは「タイヤを交換する」というと、店長が「はいよ」といって、ほぼオートで換えてくれていました。
それが、月日が流れ、店長が交代して、よりユーザーフレンドリーになったのですね。
前の店長は昔の職人気質で、よくいうとお任せ、悪くいうと勝手にアレコレやってくれていました。
それでタイヤの交換については、前は次の「タイヤは何をする?」と聞かれることはなかったのですが、今の店長は「どうします?」と聞くようになりました。
いや、今、考えると不思議な話ですが、前の店長は基本的には新車時のタイヤにしていたのでしょうね。
それで、ようやく、「そうか、タイヤっていろいろな商品があるものね」と意識するようになりました。
基本、今はお店で(新しい)店長と「あぁでもない、こうでもない」と相談しつつ、予算を考慮して、その時にできるだけお得にゲットできるタイヤを選ぶようになっています。
結果、前の交換時にはミシュラン・ロード5、今回はブリヂストンS21にしました。
その決める際に、タイヤの種類の表が店長の机から出てきて、「おぉ、これはよい」と。
それで、その表(世間に広く出回っているもの)を改訂した表を作成しました。
この表は次の項目で掲載します。
その前にもっとも基本的なバイクのタイヤの知識です。
お伝えしたいこととして、ここで取り扱うのは「250㏄以上のバイクを対象とするラジアルタイヤである」ということがあります。
まず、バイクは自転車と同じように中にチューブが入っている「チューブタイヤ」と、そうではない「チューブレスタイヤ」があります。
チューブタイヤはオフロード車などに採用されていますが、主流はチューブタイヤなので、今回はチューブタイヤの話です。
んで、チューブタイヤも主に二つのタイプがあって、それは「ラジアルタイヤ」と「バイアスタイヤ」です。
これは構造が違って、特徴も異なります。
主な特徴の違いはこちら↓
これもどちらが主流かというと「ラジアルタイヤ」で、俺が乗っているSV650もそうなので、今回はラジアルタイヤの話です。
自分に合うものを!~具体的なタイヤの種類~
さて、先に触れたバイクのラジアルタイヤの一覧です↓
今回の記事のポイントがこの表です。
いや、これがすべてといってよいぐらい…。
簡単に補足すると、タイヤの種類にはグリップ力が高い(サーキットで速い)順に「レース」「レーシングレプリカ」「ハイグリップ」「スポーツ」「ツーリング」があるそうな。
このうち「レース」「レーシングレプリカ」はサーキット向けなので上の表では除外しています。
グリップ力だけに注目すると、それが高いほうがよいのですが、「グリップ力が高い=温度依存症が高い」ということで、冬や雨の日には本来の実力を発揮できません。
結果として、峠がメインの走り重視の方には「ハイグリップ」が向いていて、街乗りやツーリングがメインの方には「ツーリング」が向いているということになると。
「スポーツ」はその中間ですな(あくまでも中間であり、「いいとこどりというわけではありません)。
また、メーカーについては、バイクのタイヤを作っているメーカーは他にもありますが、主要なところでは、この「ブリヂストン」「ピレリ」「ミシュラン」「ダンロップ」「メッツラー」の5社かと。
まぁ、タイヤはこのなかから選べば、「大外れ」ということはないんじゃないっすかね。
それと、ぜひ、知っておきたいのはタイヤは「新しいタイプが出たから古いタイヤは生産終了とはならない」ということ。
例えば今回、俺はブリヂストンS21にしましたが、こちらは2016年に発売されたタイヤです。
その後、同じシリーズで2018年にS22、2023年にS23が発売されましたが、今もS21は生産されています。

ブリヂストンのタイヤの表記によると、俺が今回、購入したのは2025年の30週(7月下旬)に生産されたタイヤということになります
傾向としては新しいタイプのほうが価格が高く、性能がよいのが一般的です。
古いタイプのタイヤは割引されることが少なくないようですし。
ただ、それはあくまでも傾向であって、最終的には各バイク乗りの好みによるということになります。
たとえば、俺は前にロード5を履いていて、そのときはすでにロード6が発売されていたけれど、ショップの方は「個人的にはロード6よりもロード5のほうがよいタイヤだと思っていますよ」とおっしゃっていました。
あと、SV650は新車はダンロップ・ロードスマート3を履いています(基本的には)。
こちらも新しいタイプロードスマート4が発売されていますが、そこまでは新しいタイプのほうが優れているわけではないということの証左なのではないっすかね。
そうそう、このSV650&ロードスマート3については、友だちから「もしかしたら専用設計で、ロードスマート3のSV650仕様なんじゃない?」という疑問がありました。
それで、複数のショップやサイトで確認したのですが、「確かに専用のタイヤを履いていることもあるけれど、それは多くはない」ということのよう。
少なくともSV650は専用設計のタイヤではないと思いますよ(理由は車体価格が安いバイクだから)。
カタログで確認できれば早いのですが、タイヤについては触れていないことが多い。タイヤのこともしっかりとカタログに表記してほしい…。
ちなみに仮に新車時に専用設計のタイヤを履いている場合、2本目も同じタイヤにしようとすると価格が高めとなるようです(バイクのメーカー経由のため/つまりマージン料が増えるということ)。
まとめると、ここで知っておきたいのは同じサイズのラジアルタイヤにもたくさんの種類があるということ。
あとは、「どのタイヤがよいのか」は俺は完全に好みの問題だと思っていまする。
ロード5はよいタイヤです~実際のレビュー~
ここからはレビューなのですが、前提として俺はバイクは仕事の関係で毎日のように街乗りしています。通勤でもウーバーでもないんすけど、世の中には街をぐるぐる巡る必要がある仕事もあるんすよ。
それと、たまに釣りとツーリング。
峠についてはまったくゆっくりで、ヒザを擦る技術などありもしません。
こういっちゃなんですが、バイクはある意味、「足」で、安全に目的地まで着ければそれでよいという感じ。
そして、前に履いていたタイヤです。
ミシュラン・ロード5でした。
写真で見るとこちら↓

交換前のリアタイやの写真です
フロントタイヤの写真を撮り忘れたのですが、フロントのほうが消耗が激しくてスリップサインが結構、目立つようになっていました。
釣りに行ったときに、現地の釣り人(多分、あまりバイクのことを知らない方)と話したところ、「そのタイヤ、危ないんじゃない」と言われるほどに…。
こちらは1年半、17,500kmで交換となりました。
もう、十分な寿命。
なかには1万kmももたないタイヤもあるようで…。
ちなみに前のは新車で履いているダンロップ・ロードスマート3で、1年半&11,400㎞でした。
いや、ぶっちゃけてしまうと俺はタイヤの違いによる乗り心地の違いがわかる感性は持ち合わせていないのです。
けっこう、変わるといいますが、ホント、俺はわからない。
だって、街乗りが中心だし…。
そのこともあって、タイヤはライフ(寿命)重視。
今回はロードスマート3とロード5で約1.5倍違ったのですが、わかりやすくそれを1万kmと1万5千kmとすると、俺の場合はだいたい4年で1回分の差がでます↓
タイヤが前後で5万円とすると、4年で5万円。1年で考えると1万2千円…。
やっぱりライフは重要!
その点、ロード5は優秀でした。
メーカーいわく雨にも強いということですしね(実際、俺は冬や雨に「すべって危なかった」ということは一度もありませんでした)。
難点、というか好みがわかれるのがタイヤのパターン(トレッドパターン/タイヤに刻まれている溝)でしょうね。

こちらは新品へと交換した直後に撮影したロード5の写真です
個性的!
自己主張が強い!
そうそう、タイヤのパターンはけっこうバイク全体のイメージに影響するので、購入を決める前に公式サイト等で確認をしたほうがよいっすよ。
ロード5についてはパターンがまったく俺の好みではなかった…。
それによく小石が挟まるし…。

小石、よく挟まります。まぁ気が付いたら取り除けばよく、これが事故につながるということはないとは思いますが…
ただ、繰り返しになりますが、このタイヤのせいで危ない思いはしたことはないし、ライフが長かった!
それに購入時はリーズナブルだから選んだわけで、コスパもよき!
結論としてはロード5は俺個人としてはおすすめです。
新しいロード6は公式サイトによると、グリップ力もライフも向上したということで、予算が合うなら、そちらもよいでしょうね。
んで、新しいのはブリヂストンS21です。

こちらも交換直後に撮影した写真です
なぜ、新しいタイプのS22、S23ではないかというと完全に予算の都合です。
5万円で換えたかったぁ。
なぜ、「ツーリング」タイプのT21ではないかというと、これまた予算の都合です。
S21で安いタマがあったということですな。
あと、ショップの方が「一度、『スポーツ』タイプにしてみるもよいのでは?」という言葉に、「それもそうか」と思ったというのもあります。
違いがわかる男ではなく、ライフ重視の俺としては、今のところ、このタイヤに関するコメントはないっす。
ただ、乗った直後には「なんかモリっとした♪」とは思いました。
少しシート高が高くなったような…。
これは同じサイズ(ホイール側の内径)のタイヤでも、微妙にかたちや外径は違うので、物理的には可能性はないことはないのですが、今となっては気のせいだったかも。
走りについてはも「モリっと」して、「さすがに『スポーツ』はグリップが違うぜ」と思ったりもしたのですが、こちらは今となっては気のせいだったと言い切れます(キッパリ)。
1週間ほど代車の原チャに乗っていたということもありますし、そもそも前のタイヤのフィーリングなんて覚えちゃいない…。
ま、新品はやっぱりなんでもよいものです。
俺が気になるはライフを含め、S21のレビューは1年半後になりますかね。
なんとなく、ライフが短い気がするのがですが、1万kmはもってもらわないと困る…。
今回は以上です。
動画有です↓
でわでわ~。
投稿者/管理人
※本記事の初公開は10月5日です