達人に聞く 釣り編 其の二 かなすびさんの巻
「達人に聞く」の釣り編・第二弾として、お話をお伺いしたのはブログが人気のかなすびさん。第一弾ののりっぺさんに続いての釣りガールです。いや、女性アングラーにこだわっているわけではありませんが、「釣り」「ブログ」などのキーワードで検索すると、女性が上位にヒットするのですよね。もちろん絶対数でいえば、釣りを嗜(たしな)む方は男性のほうが多いと思いますが、SNSを楽しんでいるのは女性が多いということも影響しているのでしょう。せっかく手軽に情報を発信できるようになったのですから、SNSもがんばれ男性アングラー!
熱い方が多い釣りブロガーのなかでも、かなすびさんの釣りへの熱意はかなりのもので、言葉の節々に釣りラブ(表現がふ、古い)を感じます。なかでも、メインターゲットとしているものの一つがタチウオ。その釣り方はというと、た、タチウオテンヤですって!?
取材/管理人 写真/本記事の写真はすべてかなすび様のご提供によるものです
「なんとかして大会で優勝したかった」
かなすびさんはいつくらいから釣りをはじめたのでしょうか?
「子どものころで、記憶にあるところでは幼稚園のときにはすでに釣りをしていました。ご想像のとおり、お父さんに連れていってもらったのがキッカケです。そのころにやっていたのは海釣り公園の防波堤でのサビキ釣りなど。物心をつくころには『釣り=楽しい』になっていたのですよね(笑)」
子どものころからとなると大ベテランですね。
「でも、ブランクがあって、釣りから離れていた期間もあります。大人になってから、ふと『そういえば釣りって楽しかったよな~。またやってみようかな」と思い、サビキ釣りを再開しました。やってみると、『やっぱり釣りは楽しい』で、それから海の釣り堀にハマって、さらにはオフショアのタチウオをやるようになりました」
かなすびさんにとって、釣りの魅力は何でしょうか?
「まず、アタリのあった瞬間のハッとする喜び。そして、それからの魚とのバトル、まぁ引きですが、それが最高に楽しくて、今はお休みの日は必ず釣りに行っています!」
やはり、釣りの楽しさは男女共通なのですね。
「そう思います。それと私の場合は、もう一つ、ハマったキッカケがありました。それは釣りの大会です。『1匹でも多く釣りたい』というのはアングラーの性(さが)だと思うのですが、表彰台が用意されていると、『その一番高いところにのぼりたい』という思いが強くなって……。トップを目指して、たくさん海に通って『上手くなるにはどうしたらいいのか』を考えました」
……。(侮れぬ。本当の釣りバカだ)
「どんな釣りにも共通すると思いますが、やっぱり釣りは奥深く、簡単にはいかないところがおもしろいです」
昨年釣り上げたタチウオは1,110匹
かなすびさんは釣りのなかでもタチウオが好きなターゲットの一つということですが。
「他の魚たちにも楽しまさせていただいていますが、なかでもタチウオは大好きです。はじめは『船釣りのなかでは気軽かな』と思って挑戦したのですが、やってみると誘いや掛けるタイミング、タックルの選択など、思っていた以上に奥深くておもしろいです」
タチウオは食味もよいですものね。
「最高です。臭みもない白身魚なので、定番のお刺身や塩焼きをはじめ、タチウオフライやユッケ、タチウオシュウマイといろいろな料理に変身できて魚料理の幅が広がります。それにウロコがないので、調理が楽なのも魅力の一つです」
タチウオシュウマイ!? それは食べてみたいです。
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