早いもので2024年もお盆すね。
夏休みの時期です。
「せっかくだし、どっかに行こうかな」という方のなかには「そういや渓流釣りなんてよいかも」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
川遊びは夏のポピュラーなレジャーですし、渓流というと涼しげな感じがありますからね。
ということで、今回は渓流釣りをこれからやろうという方、まあるいは、まだあまり経験がない方、つまりは入門者に向けて、盛夏の渓流釣りについての情報をお届けします。
目次
やるのはOK、個人の自由~盛夏に渓流釣りをやってよいのか
まずは「盛夏に渓流釣りをやってよいのか?」という問題から。
俺が知る限りは国内の川はほぼほぼ漁協が入っていて、漁協が「釣ってよいよ」という期間以外は釣りをしてはいけません。
いわゆる禁漁期間と釣ってよい期間があるのですね。
それで釣ってよい期間は、だいたい3月1日から9月30日です。
その期間は漁協によって違いますが、ほぼ間違いなく盛夏は解禁期間なので法律的に釣ってはいけないということはありません。
ということで、結論としては法律的には一部の例外を除いては盛夏に渓流釣りをしてもOKです。
法律でOKなら、あとは基本的には自己判断となりますな。
ベストシーズンではないけれど楽しめなくはない~盛夏に渓流釣りは楽しめるのか?~
続いての「盛夏に釣りを楽しめるのか?」という問題については他のシーズンとくらべてみましょうか。
まず、気温については春先は寒いっす。
俺は他のレジャーと同様に春先よりも、ゴールデンウィークから梅雨ぐらいまでが渓流釣りのベストシーズンと思っています。
んで、盛夏。
もしかしたら、「渓流は涼しいでしょ」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、これがそうでもないんすよ。
行く場所によりますが。
一つ例を挙げるなら都内の中野区から奥多摩に釣りにいったとしましょう。
中野区の明日(2024年8月10日)の予想最高気温は37.2℃となっています。
以前は「体温より暑いなんて……」と驚いていましたが、もうそれも普通になりましたね。
一方、奥多摩については、ひと口に奥多摩といっても広いのですが、まぁ都内で唯一の村・檜原村で見てましょうか。
明日のの予想最高気温は35.4℃です。
2℃弱。温度が低いですね。
これは標高が関係していて、中野区の標高はだいたい海抜30m、檜原村は場所によってすんごい標高差があるのですが、渓流釣りができるところで、もっとも低いのはだいたい海抜300mです。
標高が100mが高くなると、気温はだいたい0.6℃下がります。
ざっくりというと中野区と檜原村で300mの差があるので、1.8℃違うのですよね。
これは先の予想最高気温と合致します。
あとは体感温度の問題もあって、都内ではアスファルトの照り返しがありますが、渓流ではそれはなく、むしろ水のそばなので涼しく感じます。
ということで、確かに一定の涼しさはあるのですが、いうて渓流釣り場でも35℃でっせ。
十分に暑い……。
もっと日が経過して9月になると、当然、気温は下がるので、盛夏よりは釣りをしやすくなります。
気温以外では渓流には「川遊び」のように水に浸かるという涼しさもあります。
これは俺も釣りとセパレートに考えて、「釣りが終わったら川遊びをすればよいんじゃね?」と思った時期があります。
ただ、これは難しくて、川遊びを楽しめるのは渓流釣りをする場所よりも、少し下流側であることが多いのですよね。
一定の深さがあって、なおかつ流れが緩やかなところであると。
渓流釣りをするところは流れが急で、ゆっくりと川遊びをできるようなところがほぼほぼない……。
岩場に腰かけて足を川にひたす……ということはできますが、まぁたいした涼しさは得られません。
ということで、「夏の暑さを避けられる趣味」を渓流釣りに求めるはちと厳しい。
渓流釣り場もやはり暑いっす!
あとは春にくらべた場合の違いとしては、盛夏は虫との闘いになります。
虫というか正確には虫っぽいものです。
スズメバチは春にもいますが、盛夏のほうがより遭遇率がアップするようです(俺の体感ですが)。
そして、それよりも間違いなく増えるのが蜘蛛(くも)です。
蜘蛛は巣を張りますが、それがまぁ釣りの邪魔になること。
歩いていて首筋にピタッと落ちるのもイヤですよね。
それにヒルも盛夏のほうが多いっす。
もう一つ、釣りに関わる要素があって、それはボサです。
ボサは川に覆いかぶさるように生える樹木の枝や葉ですな。
盛夏は樹木がより生い茂り、これがまた渓流釣りには邪魔になります。
まだ、盛夏の渓流釣りで知っておきたいことはあるんすよ。
しかも、何より大切な釣果です。
これは俺の持論で、例外はいくらでもありますし、異論もおおいに認めますが、基本的によく釣れるのは夏や秋よりも春だと思っています。
理由は魚の絶対数です。
俺が行くようなところ、それは首都圏から日帰りで楽しめる渓流釣り場ですが、そういうところでは釣り魚を放流するのですね。
放流をする時期は多くは解禁直後で、あとは場所によって、毎月1回とかの定期的に放流しているところがあれば、その解禁直後の1回だけというところもあります。
それが春の解禁直後の1回だけなら、釣れる魚はその頃がいちばん多くて、あとは釣られたぶんだけ減っていくということになります。
いや、そりゃ放流魚がすべてではないですよ。それに成魚を放流するとは限りませんし……。
でも、やっぱり放流から日が経っていないほうが魚は多いというのが一般論かと……。
総じていうなら、いろいろな面で、渓流釣りは盛夏よりも、春、ゴールデンウィークあたりのほうがよいっす。
ゴールデンウィークはバイク釣行派の俺がそう思うだけで(3月はバイクだとかなり寒いんす)、「解禁直後がベストシーズン」という方も結構、多いっす。
いずれにせよ「渓流釣りは夏がベストシーズン」という方はまずいないかと。
でも、別にできないわけでも、釣れないわけでもないので、「今年の夏休みは渓流釣りをしたい」という方は、そのまま釣り場にGoでよいっすよ、はい。
日除け、虫除けはお忘れなく~盛夏の渓流釣りの注意点は?~
本記事の最後の項目は「盛夏の渓流釣りの注意点は?」という問題についてです。
まず準備として、日除けと虫除けは自分の必要度に応じて、用意するなり、市販の製品を塗っておくなりはしておきましょう。
あとは飲料水。先に紹介したように盛夏の渓流釣り場は基本的には涼しいということはないので、熱中症対策としてこまめな水分補給が必要です。それに飲料水以外にも熱中症対策は普段の暮らしと同様にしといたほうがよいでしょう。。
服装については暑いとはいえ、長袖・長ズボン(ゲーターというものでもOK)がよいかと。
これは虫除け、それに転んだときの擦り傷予防のためです。
一般的にはシャツは白色がスズメバチから身を守るために有効とされているので、それがよいんじゃないですかね。
ここらへんは個人の自由になりますが。
それと、盛夏は河野水温が高くて魚は早朝から活性が高いので、日の出どきから釣りはじめることをおすすめします。
これは釣るために必須なんじゃないかなぁ。
だいたい、こんなところです。
今回は盛夏の渓流釣りについてのあれこれをまとめました。
渓流釣りは楽しい趣味なので、皆様もぜひ!
最後に本日、本サイトで他の釣り関連の記事を公開しました。よれれば、そちらもご一読を(下のバナーをクリックすると記事に飛びます。
でわでわ~。
投稿者/管理人