ドラマティックな名言を期待したら申し訳ない。
カポーティ著の『冷血』に出てくるセリフ。
『冷血』は実際の事件を描いたノンフィクション。
ただのルポではなく、
読み物としてエンタメ要素も十分で
ノベル・ノンフィクションなどとも評されている。
セリフは一家惨殺をした犯人が死刑を待つ日々で話したもの。
死刑制度はまだまだ議論の余地が多いが、
このセリフも示唆に富んでいる。
全文はこちら。
「死刑ってのは復讐ってことに尽きるが、復讐の何が悪い?
とても重要なことだ。
もし、おれがクラッター(被害者)の縁者だったら、
でなきゃ、
ヨークとレイサム(他の死刑囚)が始末した連中の縁者だったら、
責任をとるべきやつが首を吊られるまでは、
気が休まらねえだろうな。」
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