【出張版さすライダー・ドットコム/連載第36回】
どもです、電動の乗り物(EV)が無条件で好きな男、さすライダーです。
今でこそEV界隈が盛り上がっていますが、僕はまだまだ「え?EV?なにそれ?」ってな2015年から電気自動車に乗ってますので(きらり)
そして、そんなEVを愛する僕を、発表当初から「強烈にはぁはぁ」させてくれたマシン「BMW CE04」に乗る機会に恵まれたので、早速レビューしたいと思いますYO
BMW CE04ってどんなバイク?
BMW CE04は2022年4月に発売されたばかりの、ブランニューモデルです!
ガソリンを一切使わない100%電動バイクで、スペック上の航続距離は130km、最高速度は120km、充電時間は約4時間となっています。
一見するとまるで「コンセプトモデル」のようなデザインですが、本当にこのまま出ちゃいましたYO
なんだぁ、、、確かに未来の香りがするデザインだけど、130kmしか走らないのか、、、と思うかもですが、そもそもCE04は通勤・通学や日常の足と割り切って開発された「シティーコミューター」なので、至って妥当な航続距離だと思います。
しかし、さすがにロングツーリングは厳しいと思いますが、片道50km前後のまったりツーリングなら楽しめるじゃないですか♪
ちなみに10.25インチと至って大きな液晶ディスプレイで、常にバッテリー残量と航続距離を確認できるのでご安心を。
CE04の充電方法
まずは結論から言うと「CE04は家庭用の100Vコンセントからは充電きません、200Vコンセントが必要になります」
と言うのも、EVバイクは某出川氏の影響なのか、車体からバッテリーを外して、家庭用コンセントに繋いで充電するイメージがありますが、あれはあくまで小型マシンの場合です。
CE04のようにある程度の大きさとパワーがあるEVバイク、そしてEVの車は「バッテリーを外せない構造+200V充電」が基本です。
ちなみに200Vコンセントは業者に頼めば自宅に設置できます(有料)
充電ケーブルは車体に付属していて、満充電までは約4時間かかりますが、バッテリーの80%までだと約3時間となります。
それから「Mode 3」に対応している充電器を使えば、満充電を1時間20分にまで短縮可能です!
ちなみにCE04はあくまで自宅充電を想定しているマシンなので、高速道路のSAなどに設置してある急速充電器(30分でバッテリーの80%)は使用できません。
CE04の足付き
CE04のシート高は800mmとなっており、身長173cmだと両足べったりです。
意外とシート幅がスリムなので、一般的なビッグスターターより足つきが良いかもしれません!
そしてEVでもBMWのお家芸「低重心」が効いているので、231kgというそれなりの車重に対して、引き起こしが軽く安定感がありましたYO
CE04の装備
CE04にはボクサーエンジン搭載の主力モデル「Rシリーズ」と同等レベルの豪華な装備が備わっています。
まずは電子制御関係ですが「ABS、トラコン、ライディングモードセレクト」の3種の神器はもちろん、コーナリングライトやグリップヒーター、それからシートヒーターも装備されていますYO
駆動方式は静かでメンテナンスフリーな「ベルトドライブ」を採用していて、ユーティリティとしては12V電源ソケット、それから左側のグローブボックス(右は充電ポート)それから横開きのメイン収納スペースがあります。
メイン収納スペースには充電ケーブルやグローブ、レインウェア、それからヘルメットも収納可能です(充電ケーブルとヘルメットの同時収納は不可)
ちなみにメインキーはもちろん「スマートキー」なので持っているだけでよく、至って快適なライディングを楽しむことができますYO
CE04で走ってみた感想
よっしゃ!エンジン、、、じゃなくてモーターを起動して出発!、、、し〜ん、、、(無)
僕は前述の通り電気自動車に乗っているので、衝撃度は少なめでしたが、やはり「音がしないバイク」というのはなかなか新鮮です。
しかもアクセルをある程度開けると、SF映画の乗り物的な「ウィ〜ン」というモーター音がするので、こりゃ〜ガジェット好きなら音だけで飯が食えそうな勢いです。
通常、EVは出だしが「ドカン」って感じなので、慎重にアクセルを開ける必要がありますが、ところがCE04はガソリン車の感覚に近く、モーター制御がかなり優秀でした。
当然ですが加速・減速ともに非常にスムーズで(モーターなので)ロングホイールベースの割にはコーナリングも至って自然な感じでした!
恐らく長距離を走っても疲れない乗り心地で、いくらシティコミューターとはいえ「さすがBMWのおバイク」と思いましたYO
それと実はCE04はバッグすることもできるので、傾斜のある駐車場に前入れで停めて出れないYO、、、なんて事態にならないのが最高です。
バイクの未来が来たこれ!
来るべき2030年に備えて、車の世界では着々と電動化が進んでいますが、ところがバイクの世界はいまいち決め手が存在しない、、、ハーレーの「LiveWire」はいつの間にか無かったことになってるし、、、ってところに急遽彗星の如く登場した「CE04」の完成度が高いこと高いこと!
お願いですから、特に「はぁ?EV?バイクはガソリンだろ?」って思っているこそこのあなたは、ぜひ騙されたと思ってCE04に乗ってみてください。
きっとバイクの未来が見えますので(きっぱり)
動画でもBMW CE04を解説しています
執筆者のプロフィール
-
北海道砂川市在住。バイクで日本2周、オーストラリア1周済の放浪系バイク乗り。フリーのWebライターとして活躍中。自身のサイト、本家「さすライダー.com」も大好評。YouTubeの「さすライダーチャンネル」のチャンネル登録もお願いします。
【管理人より/『趣味達者が綴る』のバックナンバーはこちら】
最新の投稿
- 2023.03.04全部食べたい!バイクで行ける北海道ツーリングおすすめグルメ5選
- 2023.02.19雪が降ったらオンシーズン! スノーバイクの魅力を全力で解説!
- 2023.01.10未知の世界?北海道のおすすめ春ツーリングスポット5選
- 2022.12.28夏のハイシーズンでも空いてる!富良野・美瑛の穴場ツーリングスポット5選