( ゚д゚)ハッ! このサイトの渓流釣り場紹介で、まだアマゴが登場していないのでは……。
暑い日が続く8月の最中、俺はふと気がついてしまいました。
これは、アマゴが釣れる渓流を紹介せねば……。
そう思い、すぐに頭に浮かんだのが、今回、紹介する山梨県の笛吹川です。
笛吹川、かな~り以前に行ったことがあるのです。
それで、アマゴが釣れて驚いた記憶が。いや、アマゴという魚をそのときに初めて見たものですから。
一般的に東日本はヤマメ、西日本はアマゴといいます。
その境い目はどこかというと、山側については俺のなかでは答えが出ていて、雁坂トンネルです。いわずとしれた、一般国道山岳トンネルとしては日本一長いトンネルですな。
これより東側はヤマメ、西側はアマゴとなります。
では、行きましょう。
今回も相変わらずの朝マズメ狙いのバイク釣行です。
日中はうだるほどの暑さでしたが、秩父を抜けて舗装された山道を走る頃にはかなり涼しくなっていました。
国道140号を走ったのですが、この道はところどころに気温を示す温度計があります。
それによると高度が高くなるほど気温が下がり、雁坂トンネル付近では19℃となっていました。
もうね、涼しいどころか、寒くてガクガク震えながらのライディングでした。
バイクは風を切るのでカウル付きなどの一部の車種を除いて、暑さには耐えられる乗り物だと俺は思っとります。
それよか、怖いのは寒さです。
寒いの、怖い……。
現地にはピッタリ未明に到着。
さて、どこからエントリーするか……。
以前、行ったのが昔すぎて、どこで竿を出したのか、まったく覚えていません。
薄暗闇のなかは走っていると、川岸へと続いていそうな坂がある場所を見つけました。
よし、ここから入ってみるか……。
川岸までの道があり、らくらくエントリー。
さて、笛吹川のここら辺はというと、川岸は広大で、その一部を川が流れている印象です。
水量は多くも少なくもなく、釣りをするにはちょうどよい感じ。
エントリーしてすぐのところに、魚がいそうなポイントがあったので、早速、やってみました。
すると、さっそくアタリがあって、釣れました。
リリースサイズでしたが、これは期待できる。
ここは川原がひろ~いので、移動はらくらく。この日は、なんとなくの気分で下流側へと進みました。
すると、少し先にトロ場(川の流れが穏やかになっており、ある程度水深がある場所)がありました。
さて、ここはどでしょ……。
すると、何回かエサを入れたあとに、アタリがありました。
引きはなかなか。こ、これはキープサイズだぁ。
ありゃ、アマゴを期待したのですが、ヤマメ……かな。
よ、よし、次こそ、アマゴで。
また、少し移動すると、今度はよさげな落ち込みが。ここらへんはポイントが豊富でした。
ここでもサクッとのりました。
しかも、期待できる引き!
やったぁ!!
美しい魚体です。俺は個人的にブラウントラウトなどの外来種も含めて、渓流魚ではアマゴが一番美しいと思っています。
さて、俺は美味しくいただけるぶんだけ、釣りを楽しむタイプなので、もう満足です。
でも、かなり魚影は濃いですし、「もう1尾釣って3尾でもペロリといけるな……」と、もう少しやってみることにしました。
アタリは多くて、結構、のるのですが、小さいサイズが多かったっす。
まず釣り下ったので、「あと1尾の大物」を目指し、Uターンして上流側に。
ただ……ですね、日が高くなるにつれて、アタリは減っていき、やがてはもうまったくなくなりました。
上流側もトロ場や滝があって、かなり釣れそうだったのですけどね……。
朝マズメどきに上流側のほうを選んでいたら、こちらでも多分釣れたと思います。
ゴールデンウィーク以降の水温が高くなってからの朝マズメは偉大ですからね。
結局、キープサイズは2尾で、ここでの釣りは終了。
ワタ抜きしてからサイズを測ったら23cmでした。
アマゴが釣れて、大満足です。
さて、このあとは……。
せっかくですから、バイクで移動して、もう少し笛吹川を探ってみましょうか。
朝マズメから入って、コンビニも見当たらなかったので、まだ日釣り券も買っていないし……。
ということで、まずはコンビニで日釣り券をゲットしました。
いただいた地図はこちら↓
もう、結構、この日の釣りには満足していたし、地図とにらめっこをするのも……だったので、コンビニのスタッフの方に「ここらへんでは、釣り人はどこで釣りをしていますか?」とお伺いしました。
すると、丁寧に教えていただくことができました。
結構、コンビニでは「いやぁ、自分は釣りをしないので……」というお返事のことも多いのですが、本当にありがとうございます。
んで、教えていただいた場所に向かいました。11時くらいでしたかね。
「御幸橋」という名前は記憶していたのですが、細かいところまでは覚えていなくて(←せっかく教えていただいても、ここらへんが適当ですみません)、野生の勘でエントリーしました。
これが、ちと失敗で川までは辿りつけたのですが、そこからの移動がなかなか……。
川岸に歩ける場所がなく、太ももくらいの深さの川のなかを歩くことに……。
移動に苦労しながらも、先に進むと、魚がいそうな落ち込みがありました。
竿を出すと、アタリが!
でも、のらないっ!
な、なんだろ。いつかは良型がくるかもと、続けると、やがて釣ることができました。
……。
もう少し進んでみますか。
すると、どうも俺が入った場所は沢(支流)だったようで、本流にぶつかりました。
そうこうしている間に時間はお昼くらいになっていました。
もうね、日が高い位置にくると暑い!
川岸でも暑い! 激熱!(←スロットならうれしいのだけれど……)。
その後は一度、アタリが頻発する場所もあったのですが、これは小魚の群れが目視できました。
9割方、アブラハヤでしたね。
汗だくで、もう、来た道を戻るのはしんどい……。
んで、周りを観察すると、先に釣り人がいました。途中で出会っていないので、きっと別の場所からエントリーしたはず。
探すと、アスファルトの道へと抜けられそうなところがありました。
うん、舗装道路を歩いて戻ろう。
アスファルトの照り返しが強くて、たかが数百メートルの移動でクラクラ……。(いや、ゲームのクラッシュオブクランではないっすよ)。
バイクに到着しても、バテバテで、しばらく動けませんでした。
ライダーには寒さが敵ですが、アングラーには暑さが敵のようで……。
しばし木陰で休んで体力を回復。
それでは帰りますか。
お世話になった地域には心ばかりの恩返しをとお土産で桃を購入(←単純にお土産がほしかっただけという説も……)。
長くなりましたが、笛吹川の評価です。
まず、アマゴが釣れるのがよいですよね。
あ、コンビニでいただいた放流地図を見て気づいたのですが、ここはヤマメは放流してないんすね。
すると、俺がヤマメと思ったのもアマゴなんすね。
確かによく見ると紅い斑点がありまする。
ただ、もう一尾よりは明らかに薄いので、個体差ですかね。
いずれにせよ、ここは釣り人も少ないようでノンビリと釣りをできますし、遊釣券もリーズナブル。
この日だけかもしれないですが、魚影も濃い!
そりゃ、評価は高いのが当たり前で、100点満点で95点です。
残りの5点は、もう少しだけ渓相に野趣があればよいかなと。街中を流れる渓流という感じで、人の存在は近いです(最初に入ったところでは国道を走る車の音が聞こえていました)。
まぁ、そのぶん安心・安全ですし、ここらへんは好みの問題、あるいは俺の気分の問題ですが。
遊釣券が2,000円とかするところで、周りの釣り人を気にしながら、すれて釣りにくい魚を狙うよりは53万倍よいなぁという印象です。
んで、笛吹川ならどこがよいかということになると、俺は上流部がよいと思います。移動したあとに入った御幸橋付近ではアブラハヤでしたからね。
最初に入った山梨市三富下釜口の安養院付近はこちら↓
最後に、本サイトの釣り場紹介として連載をお願いしている高村燕月さんも釣果があがったようなので、そちらのリンクを貼っておきます。ガス橋であの魚が釣れましたか……(リンクはこちら「ガス橋リベンジ!釣れたものはウナギではなく…」)。
でわでわ~。
投稿者/管理人
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