【連載・第11回】じつは奥が深いぞ…釣り堀の金魚釣り【戸田市道満へら鮒釣場】

※管理人より/本記事の初公開は2023年7月14日です

こんにちは。

梅雨ももう直ぐ終わり、夏がやってきますね。

夏は夏で人間は暑くて釣りしづらい時もありますが、魚はどうなんでしょうね。

シイラなんかは関東では黒潮に乗ってシーズンに入ってきたりします。

 

引き続き釣れる時期に釣れる釣りを楽しもうと思ってます。

 

さて本題。

今回は私の釣りの原点である「金魚釣り」について紹介します。

金魚釣りは当然に釣り堀ですが、多分皆さんのイメージは室内等の小さい場所での釣りだろうなと思います。

 

私が愛するこの釣り場はもともと荒川の三日月湖だったところを活用した、かなり大きめな釣り場です。

現在の名は彩湖・道満グリーンパークの金魚釣り場となってます。

詳細は市のHPをご覧ください。

※6/9より再開しておりますが、GW後に大雨冠水にて一時休業しておりました。元々が荒川の堤防内に作られており、氾濫を防ぐためのスペースですので仕方ないところです。

ちなみに、過去の大型台風ではここまで増水しました。

この状態だと10mは底に沈んじゃってます。向かって右手の方に釣り場はあります。

暮らしを守るための仕組みが機能しているという意味では素晴らしいことです。

 

あらためて、金魚釣り場。

風情あって良い感じです。

奥はヘラブナ釣り場。

中はこんな感じで、柵とかはありません。

お子様落下注意。

 

また、財布やスマホを落とす方も多いようです。気をつけてください。

前に、許可取って入水してスマホ回収している方と出会ったこともあります。

※スマホケースに再発行にお金がだいぶ掛かるキーを入れていたとのことでした。

 

ちなみに入場料金は大人840円、釣竿仕掛け、餌付きで時間は無制限です。子供は半額の420円。

私が小さい頃はもっと安かったかな?

でも、消費税5%以後値上げしてないような金額に見えますね!

 

なんでも値上げの今、子供を連れてって直ぐ飽きられても気持ち穏やかでいられる金額ですね(笑)。

 

さて話を戻して金魚釣り。

実は簡単そうに見えて奥深いです。

一応、YouTubeにショート動画をアップしています。

簡単に釣れてるように見えますね(笑)。

 

実はそうでもなかったりします。

事前知識なく初めて行くと、坊主喰らう可能性も十分にあります。

 

ここからコツのようなものを説明してまいりますので、ぜひ事前学習して臨んでください。

 

まず私から一つだけ一番大事なことを

 

金魚は“底“を釣れ

 

です。

基本これです。

そして知らなければ大敗北の道です。

 

必ず浮き下の糸の長さを調整して、底スレスレを釣りましょう。

理想はナス錘でも一個持ってれば、針につけて深さを測ってください。

なければ、餌つけて、浮きが立たない浮き下の長さを見極めましょう。

ギリギリ浮きが立つ調整にて釣る必要があるのです。

 

このことを知らないで釣ってる限りひたすら釣れません。

釣れてもクチボソ(モツゴ)だけになります。

こうなりたくないですよね…。いやクチボソが嫌いなわけではないんですよ。

 

クチボソの攻撃でもウキが沈むので、金魚のアタリを取るためには金魚の棚を釣らないとなのです。

「浮き下の調整わからない」という方は、受付のスタッフか、たくさん釣れてる人に声かけてみてください。

きっと気持ちよく教えてくれるかと。

 

その他のポイントも順に書いていきます。

 

1.釣り座

釣り座については正直どこでもそんなに変わりません。

ただし、個人的には太陽を背に座る向きにしてます。

これは浮きの動きが見やすいからです。

あとは水を流していたり、杭があったり、こんなところは金魚が多いかもしれません。

陣取った近くにそんなところがあれば狙ってみても良いでしょう。

ただし、そもそもこの釣り場には金魚相当数います。

どちらかと言えば自分の糸を垂らす場所にどれだけ集められるかの方が重要です。

なるべく一箇所に投下し続けましょう。

 

2.餌のサイズ

餌のサイズは釣果に影響あります。小さめの大福程度の練り餌を使うのですが、

針につける際は米粒程度のサイズと考えてください。

大きいと魚に突かれて針から落ちていくことが多いように感じます。

また、餌が乾燥すると針から落ちやすくなります。

時々練り直して柔らかい状態をキープしましょう。大事です。

 

3.あわせ

これが説明の難しいところ。金魚のアタリは小さいです。

とはいえ、浮きが水面に完全に沈んだらすかさずあわせましょう。

あわせずに掛かるケースもありますが、とても少ないです。

水面に沈む以外にも、浮きが横に走ったり、浮きが横に倒れたりするのもアタリです。

幸い餌はたっぷり。使い切る量ではありませんのでたくさんあわせのトライしましょう。

アタリが出なくなったら、基本餌がなくなってます。

一度仕掛けをあげて餌を付け直しましょう。

 

4.金魚の扱い

これは一番大事。せっかく釣れた金魚、バケツに入れて観察もしたいですよね。

受付で竿と受け取ったバケツには受付近くの水場で水を入れておき、その中に放しましょう。

その際はなるべく金魚に触れないように。

人間の手は魚にとって高温で、火傷になってしまいます。

弱らせないためにも、針の根本を摘んで反してバケツに入れてください。

受付で借りられる針外しも便利です。

夏は釣れた魚を地面にも置かない(落とさない)ように。

熱されたコンクリートに置かれたら魚は瀕死の重傷です。

また、長時間釣りをする場合には、バケツの酸素濃度も低下しますので、

一定時間でリリースを。

子供は触りたいかもしれませんが、ここは我慢させてください。

どうしても触らせる場合は、リリースするときに少しだけ。

手を水で冷やして、バケツから(掴まず)掬う形で、なるべく早く池に戻してあげてください。※鷲掴みなどもっての外です。

 

5.マナー

・あまり大声で騒いだり、走ったりしない。魚が逃げてしまうこともあります。

・隣に入る時は一声かけて。一声かければお互い気持ちよく釣りできます。

・釣れないからといって水面を竿で叩かない。魚が逃げてしまいます。

・人の前に仕掛けを投げ込んだり、釣れてるからといって寄りすぎない。

・余った餌を池に投げ入れない。受付に返却しましょう

・リリース時は高い位置から投げ込まず、水面にバケツを近づけて静かに

・金魚意外の魚も大切に ※釣れた魚によって対処が異なります受付に確認を

 

 

6.金魚の他に釣れる生き物

■クチボソ(モツゴ)

めちゃくちゃ沢山生息してます。

■タナゴ

虹色の人気者も釣れます。隣のヘラブナ釣り場で、タナゴ狙いで入る方もいます。

■ブルーギル

小さめのギルも居るようですね。

■ザリガニ

ザリガニが釣れるのは底を取れてる証拠です。良い傾向かと。

こちらもYouTubeのショート動画有です。

■カメ

写真ないですが、ミシシッピアカミミガメ(いわゆるミドリガメ)も沢山生息してます。

 

■ライギョ

どこからくるんでしょうね…増水で入ってくるのかな。たまに釣れているようです。

もしかすると釣れた金魚を食べてかかっているのかもです。

■ヘラブナ

隣から入ってきているようです。割とよく釣れる大物ゲストです。

■金魚もいろいろな種類が。高級そうな金魚もたまに釣れます。

獅子頭ですかね。出目金なんかもたまに見ます。

 

7.帰るときには

遊んでくれた金魚にお礼を言って、リリースしましょう。

またまた一応、ショート動画有です。

持って帰りたい場合は、子供の場合のみOKになっているようです。

最新のルールを受付で確認ください

なお上でも書きましたが、自分は終了でも、まだ釣りしてる人が居ますので十分配慮を。

 

釣りを終えると、手に練り餌の匂いが付いてると思います。

取りやすいのは100均でも売っている金属製の石鹸。

必ず流水で金属石鹸で手を擦りましょう。滑りが悪いときには少しハンドソープつけながら。

または、油に溶けやすい匂い成分ですので、食用の油を少し手につけて擦るのもいいと思います。

 

初めての金魚釣りでは、「つ抜け」目指して頑張ってください。

つ抜けとは10匹以上釣ること。ひとつ、ふたつ…と数え、

ここのつ、とお(10)で「つ」がなくなるのでよく釣り界で言われる基準です。

 

なお、1980年代からここに通う筆者の最高記録は106匹

※100匹を超えることを「束釣り(たばつり)」と言ったりもします。

だいたい、これをバケツ入れ替え4回程度の数です。

ぜひそんな釣果もいつかは目指してみてください。

私への挑戦も待ってます!!

※もちろん丁寧にレクチャーもさせていただきます。

 

どうでしょう。子供とのレジャーに。あるいは大人の精神修行に。

非常におすすめの私の原点の釣りでした。

 

さて、次回は、実は私と相性の悪いシーバス紹介してみます。

相性の悪い釣りは…お金で解決です!!

良いんです。大人ですから!

では。

執筆者のプロフィール

t1reds
t1reds
「私が実際に行っているさまざまな釣りジャンルを紹介し、面白そうだと思ったらぜひ読者の皆様にも試していただきたいと考えています。トラブルにならない範囲でポイントも紹介予定! どうにもできない部分もあるでしょうが…。さまざまな釣りジャンル、さらには釣りのスタイル(タックルや、あると便利な道具、ルール、マナー等)にも触れていきます。よろしくお願いしますっ!」

もちろん、絶対的な正解があるわけではないので、一つの考え方として書くようにいたします。
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