悲しいニュースです。
5月22日の夜に大阪府東大阪市で大阪府警の青バイに追跡されていた2人乗りのバイクが民家に突っ込み、その2人がお亡くなりになったとのこと。
男子高校生と女子高校生でどちらも16歳とのこと。
概要としては、信号待ちをしていた青バイ2台が、前方の道路を蛇行運転で横切ろうとするバイクを発見。青バイは停止を求めたが、バイクは逃走したため追跡。逃走のはてに民家に突っ込んだとのことです。
※参考サイト/産経新聞
・青バイに追跡されたバイク、民家に突っ込む 男子高校生死亡
ネット上では自業自得という意見もあるようですが、状況が細かくわからないので、俺としては何とも……です。
ただ若い命がなくなったことは事実ですので、悲しくて、残念です。
このニュースで俺が気になったのは「青バイってなんぞ!?」ということです。
それで調べてみました。
青バイは1997年に大阪府警が発足させたもので、ひったくり犯罪全国ワーストワンの返上を目的としているそうです。使用されるバイクが青色なので「青バイ」だそう。また、世のなかには「黒バイ」というのもあって、こちらは夜間の暴走族対策を目的としていて、警視庁、宮城県警、青森県警、和歌山県警などで運用されているそう。
白バイは各都道府県警察の本部交通部交通機動隊・高速道路交通警察隊に所属しているので、所轄が違うということなのでしょうね。
※参考サイト/ラジオライフ.com
・白バイならぬ青バイや黒バイは何を取り締まる?
で、俺なんかは、わざわざ色を変える必要があるの?と思ってしまいます。
「警察が乗るバイクは白バイ」でよいような……。
というのも、それが日本人ならではのセクショナリズムにつながらなければよいなぁと思うからです。あ、セクショナリズムとは「集団・組織内部の各部署が互いに協力し合うことなく、自分たちが保持する権限や利害にこだわり、外部からの干渉を排除しようとする排他的傾向のこと」です。
よく小説やドラマなどで、警察の管轄に関するセクショナリズムの問題が扱われますが、これって実際にあるようで……。例えば長崎ストーカー事件などが有名です。
この事件について、この記事に関連するところだけに触れると「事件当時のストーカー規制法では、つきまとい等に対する警告や命令は被害者の居住地の警察のみに限定されていたことから、居住する千葉県から実家のある九州に逃げていた被害者が届けのために何度も千葉まで出向かざるを得なかったことなども"被害を食い止められなかった要因"の一つとして問題となった」ということです(今はこの法律は改正されています)。
※参考サイト/池袋総合探偵社プログレス
・長崎ストーカー事件(重大ストーカー事件)
人の命が関わる問題には、所轄や部署(セクション)などは無視して、全力で人命を優先してほしいものです。
昭和の事件事故でいうと、1985年の日航機墜落事故でも、本当はアメリカ軍のほうが現地に先に到着したのに、メンツだが国家機密だか事故現場の保全だかで、当時の政府がアメリカ軍の救助の申し出を断ったという噂もありますしね……。
これは噂で真相はわかりません。ただ、なんだか日本人の気質からして「さもありなん」という気はしてしまいます。
バイクの色は違っても、くらだないセクショナリズムなどはもたず、警察の方々には「国民のために悪事を許さない」という気持ちで働いていただきたいと思います。
あと、話をもとの事件に戻すと、こういうのって現行犯で追い掛け回す必要あるのですかね。ナンバーを控えるなり、動画を撮影するなりで後日に何とかってできないのでしょうか。こういう事故になる可能性って、端からゼロではないですよね……ボソリ。
でわでわ~。
投稿者/管理人
※サムネイル画像はインスタグラムニュースより