テレビのコメンテーター・玉川徹さんのバイクに関する発言が話題になっているそう。
なんでも、原発処理水の海洋放出問題がテーマの際に「原子力発電を空冷にすればいい。車のエンジンはほとんど水冷。でもちょっと前のポルシェは空気で冷やす空冷。オートバイもほとんどは今も空冷です」と解説したそうな……。
※参考サイト/アサ芸能ビズ
・玉川徹「バイクはほとんど空冷」発言でにわか知識を露呈
……。
いや、そもそも俺はあんまりテレビを見ないので玉川徹なる人物を知りませんし、どういう文脈だったかもわかりません。
でも、そりゃ、ライダーなら、みんな「ん?」となりますよね。
だって、空冷なんて、超少数派ですから。
現行だとホンダCB1100、ヤマハXJR1300、ヤマハSRあたりが空冷ですね。
そうそう、カワサキ派の俺としては、忘れてはいけないのが、今年の春に発売されたカワサキW800 STREETももちろん空冷だすなぁ。
玉川さんがどれくらいバイクに詳しいのか、あるいは昔は乗っていたのかは知りませんが、少なくても俺が乗りはじめた頃でさえ、空冷全盛ではなく、水冷との比率は、だいたい半分半分くらいでしたかね……。
ここであらためて空冷について考えてみます。
まず、「空冷とはなんぞや?」というと、これは文字が示すとおり、エンジンを空気によって冷やすということです。
水冷に対してメリットとデメリットはそれぞれ次のとおり。
●メリット/
・構造がシンプルなゆえ、トラブルが少ない
・走行中により空気に触れる表面積を増やしたいので、エンジンにフィン(ひだひだ)がある(その形状がかっこいいという人も多い)
●デメリット/
・冷却効率は水冷のほうが優れている(オーバーヒートになりやすい)
・排ガス規制に対応するのが難しい
減ってしまったのは、とくに排ガス規制への対応の難しさによるところが大きいようです。
んで、俺はというと、じつは空冷車を所有していたことがあります。それはカワサキのZR-7です。
まぁ、マイナー車でしたが、俺は大好きでしたし、今も大好きです。
「空冷って、オーバーヒートになりやすいのでは?」と思う方もいるやもしれませんが、少なくても俺のZR-7は酷暑で渋滞に巻き込まれたりしても一度もオーバーヒートにはなりませんでした。
あと、「空冷って真夏のエンジンの放熱が地獄なんでしょ?」と思う方も少なくないと思うのですが、これまた俺としては問題はなかったです。
そりゃ、熱いには熱いのですが、どうしようもないということはなかったですね。
ただ、俺は鈍なので、エンジンフィールや排気音について「空冷らしさ」を感じることはなかったです。空冷云々ではなく、ふつ~うによい単車でした。
なので、ものぐさアングライダーとしては、見た目の問題のみ。「フィンがかっこいい」と思う方は、空冷はよかですよ。
玉川さんについては、まぁ、とくに思うところはありません。
でわでわ~。
投稿者/管理人
サムネイル画像はカワサキの公式HPより。W800 STREETです。かっこよいですよね。俺は好きです。