【バイク】バイクのタイヤの寿命(交換時期)の目安と費用は?

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※本記事の初公開は2023年5月20日です

先日、俺のバイク(スズキSV650)のタイヤを交換しました。
新車で買ってからおよそ1年半、走行距離は11400㎞でした。
俺の印象としてはちと早い、いやかなり早いのですが、タイヤは交換が推奨される状態でして……。
というわけで、今回は俺のタイヤの交換の情報をベースに一般的なところまで広げて、バイクのタイヤの交換についてまとめます。
それでは~いってみま~しょう♪

目安は10,000~20,000km~タイヤの寿命(交換時期)~

まずはバイクのタイヤの寿命から。言葉を換えると交換時期の話ですな。
まず、物理的にわかりやすいのはタイヤのスリップサインです。かっこよくいうならウェアインジゲーター。俺は普段はなぜかウェアインジケーターのほうを使いますが、ここでは言葉としてわかりやすいスリップサインで統一します。
スリップサインはタイヤの溝の底にある盛り上がった部分のことで全周の4〜9カ所に設置されています。ブリジストンの公式サイトによると「残り溝の深さ1.6mmを示す目安で、これが出てきたら交換時期」とのこと。
写真で見るとこう↓

写真はブリジストンの公式サイトより

わかりますかね……。いや、俺は以前はよくわからなかったもので。
もう一度説明すると、まずタイヤには溝があると。そして、その溝のなかに一部、盛り上がった部分があると。盛り上がった部分はタイヤの回転方向に対して垂直の方向で、溝を横断するようにあります。
タイヤは使用すると摩耗していく(擦り減っていく)ので、やがてはその盛り上がった部分が表面に出てきて、結果として溝の一部が途切れると。図にするとこうです↓

こちらはタイヤの溝を表した図で青線がスリップラインです

なぜ、スリップサインが出たタイヤは交換しなくてはいけないかというと、溝が浅くなると駆動力、制動力が不足し、制動距離の増大化につながるからです。スリップサインが1箇所でも出ると使用してはいけないことが法律で定められているのですってね。

なので、これは決定的なタイヤの寿命なのですが、他にも要素はあるので、そちらも紹介しておきます。

使用期間と走行距離も知っておきたいところで、こちらは一般的には3~5年、あるいは走行距離10,000~20,000kmぐらいとのこと。

※参考サイト/ナップス-オン マガジン
バイクのタイヤ寿命はどのぐらい?走行距離に頼らない交換タイミングを知ろう!

まぁ走行距離は「それぐらい走ったらタイヤの擦り減り具合に注意する」という感じでよいと思うのですが、とくに年月は要注意です。あらためていうまでもなくタイヤはゴムでできていて、ゴムは使用していなくとも経年劣化するので、たとえスリップサインが出ていなくても古いタイヤは……ということになります。

あとは見た目でわかるものとしてはひび割れがあります。これが結構、よくあるんだなぁ。今回の俺のSV650もそうですし、以前、他のバイクでもバイクショップに「こんなひび割れのタイヤじゃ危ないよ」と注意されたことも。ひび割れしているタイヤは性能が劣化しているので、やはり交換したほうがよい。

もう一つ、今回の俺の例でいうと、パンクしたタイヤは、たとえ修理をしたとしても交換したほうがよいそうな。俺のタイヤは長いクギがささってヒットしていて(中まで貫通していて)、それをバイクショップで直してもらったんす。
パンクの修理はたとえショップでお願いしても応急処置で、やはり理想はその後、すみやかに交換したほうがよいと。ただ、この要素については俺の経験でいうと、それはあくまでも理想で、パンクを直したタイヤは天寿をまっとうできないかというと、そんなことはない。
実際、俺はパンクを直したタイヤでスリップサインが出るまで使い切ったことがあります。
ただ、これは命に関係するものですから、あくまでも自己判断でお願いします。
大切なことなので二度言っておきますが、パンクしたタイヤはすみやかに交換するのが理想です。

事前に確認を~タイヤ選びのポイント

続いてはタイヤ選びのポイントです。
これは、かなり長くなるので、細かいことは後日、別の機会にまとめようと思います。ここでは本当にポイントだけで。

んで、そのポイントは何かというと、事前にある程度は調べておいたほうがよいということです。

そんなことは当然ですか、そうですか……。
いや、俺はこれまでほとんど行きつけのバイクショップにお任せだったのです。
そのバイクショップとは本当に長い付き合いで、俺が学生だった頃からです。その店主さんは昔ながらのいかにも「バイクショップの店主さん」でまぁ、なんていうか、雑なところは雑。ん~そういうとちと印象が悪いな……。

表現は難しいのですが、俺はそのバイクショップを信頼していて、メンテナンスはほぼほぼ任せているのです。なんなら言いなり。1年点検なども「交換パーツも含めて〇万円(価格は状況による)以内で適当にやっといて~」という感じです。

んで、タイヤ交換も「そろそろタイヤを交換したいんすけど」というと先方は「あいよ~」で引き受けていてくれたものです。

それが時間が経ち、2代目が跡を継いだのですね。すると少し商売の方向性が変わって、いろいろとこちらに聞いてくるようになったのです。
まぁ情報開示の時代の流れといいますか、先代からの付き合いがある常連客への気遣いというか、いずれにせよ、いいことなのでしょうね。

そしてタイヤ交換についての会話はこちら
俺「タイヤがそろそろヤバくて……。今度、SSTRというイベントで長距離ツーリングがあるんすけど、その前と後ろではどちらのタイミングがよいと思います」
店「そりゃ、前でしょうね。『タイヤがなぁ』と気にしながら走るのは、なんかイヤじゃないっすか」
この意見には納得で、SSTR前の交換を決めました。
俺「では、今日、タイヤを決めて、来週、バイクをもう1回持ってきますわ」
店「了解です。タイヤは何にします?」
ん? ここで先代にはなかった質問(今、思うに、すると先代はどのタイヤを選んでいたのか……。ま、いいか。予算と俺のバイクの乗り方を考慮して最適なものを選んでいたとしよう)。

引き続き、タイヤを発注時の俺とバイクショップの会話。
俺「まぁ前後で5~6万円ぐらいで、街乗り中心でよさげなのを見繕ってください」
店「メーカーの希望はあります?」
俺「とくにないっすよ。あえていうなら、国産が好きなのでブリジストンとか……」
店「調べてみます」
と以降はバイクショップの2代目はパソコンで検索しながら……です。

店「ブリジストンはちょっと値段が高めですね。あ、ミシュランのロード5はどうです? 聞いたことあると思いますが、僕は新しいロード6より好きですし、ミシュランは作業がしやすいから助かります」
俺「いや、聞いたことないっすよ(だからタイヤに関心なく生きてきたっての。それに作業のしやすさは俺には関係ないし←非道な発想)。なんなら、また純正でも……」
店「あ、バイクのタイヤって純正ってないっすよ。同じ車種でもロット(生産時期)によって違うこともありますし」
俺「言われてみればそうっすよね」
店「同じのはつまらないでしょうし……」
それで二人でいろいろ検討した結果、やはりお得度(バイクショップは作業のしやすさ)を考慮してミシュラン・ロード5に。

製品が決まると気になるもの。自宅でロード5を確認しました。

すると……。
ん~なんか、溝のパターンが俺は好きではないなぁ。それに特長は「雨天時や濡れた路面で高いウェットグリップ性能を発揮」とあるけれど、俺は基本的に雨の日にバイクに乗らないしなぁ。普段使いする俺でさえそうなのに、サンデーライダーの方々はもっとそうだろうに。なぜ、それを特長の最初に持ってくるのか……。
気になる点はあるものの、評判(ユーザーレビュー)は上々のようで、やはり交換が楽しみになったものです。

んで、タイヤを交換。今回はスズキSV650の新車で採用されているダンロップ・ロードスマート3からミシュラン・ロード5への交換です。

こちらが交換前のタイヤです。細かいヒビが入っていますし、以前、他のショップでパンクの応急処置をしていただいたときに「段減りしている」といわれたことがあります

こちらが交換前のリアタイヤ。交換時期を早めたパンクの修理跡があります

アフターはこちら↓

なんでも新しいものはよいっすなぁ。黒さが目を引きます

こちらが交換後のフロントタイヤです

こちらが交換後のリアタイヤです

気になる溝のパターンは……。
やっぱり好みではないっ!
この感覚、どこかで体験したような。そだ、ヘルメットだ。今のメットも現物を見ないでアマゾンで買ったのですよね。サイズは同じ製品の色違いをショップでかぶって確認したけれど。それも正直、模様の細かいところが俺には違和感があり、そこまで気に入っていないっ!
どちらも走ってしまえば自分の目には入らないというところも共通しています。
ということで、今回の経験から得たものは「交換前に確認を!」でした。
溝のパターンと特長だけでも……ですな。

肝心の走りの違いは、「せっかく換えたのだから、違いがわかるとよいなぁ」と期待はしていたのですが、今のところ、街乗りしかしていないものの、そこまで大きな違いはないですな。
以前よりも振動を感じなくなったということもないかな……。
なんとなく「パキパキ走れるようになった」という印象はあるのですが、思い込み補正が入っていると自覚しています。
まぁ、俺のようななまぐさライダーの感性なんざ、そんなもんす。
タイヤの交換は事故のリスクを避けるためです。

完全に企画倒れですが、一応、動画にもまとめてみました↓

前後で6万円ぐらい~タイヤ交換の費用~

そして気になるバイクのタイヤ交換の費用です。
俺の場合は行きつけのショップ任せということで、ショップからの「納品・請求書」を見てもざっくりとしています。フロントが36,000円、リアが46,000円です。明細に書かれている項目はこれだけで、部品代と工賃の区切りはない。謎だ……。んで、今回はお得なタイヤを選んだということで割引が35,200円。これに消費税が乗って、結果、費用は51,480円でした。
「街乗り中心で価格も性能も悪くないタイヤ」というオーダーで前後輪同時交換の工賃込み価格が51,480円。ま、こんなもんでしょ。
ちなみに今回購入したロード5をアマゾンで買うとこちら↓

前後で48,632円(税込)ですか……。こちらのほうが安いですが、交換作業や使用済みタイヤの廃棄の手間を考えると、今回はバイクショップのほうがお得でした。

あとはバイクショップでの交換時間は自分の場合は開店時間(10:00)に持っていって、午後(14:00)ぐらいには終わっていました。まぁ予約をしておいての作業時間だけなれば数時間で終わるというこってすな。

以上、今回は自分の体験に基づく、バイクのタイヤ交換に関する基礎知識でした。
あぁ、それにしてもロード5の溝のパターン、俺は馴染めないなぁ。
前のロードスマート3のほうが好きだった……。
↑性能の違いは感じない鈍なタイプなのであくまでも見た目の話。

今回は以上です。
でわでわ~。

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