【バイク】SV650乗りがホンダCB1000Rのよさを見定めます【車種レビュー】

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今回はバイクの車種レビューです。
車種はホンダCB1000Rです。
なぜ、このバイクかというと現在、新たなバイクを物色中の友人のシロクマさんの新車候補だから……。
ぶっちゃけ俺自身は車種としての興味はさほど……でしたが、埼玉県民としてはホンダは好きなメーカーですし(俺の地元の埼玉はホンダ関連の工場が多いのです)、せっかくなので一緒によさを見定めようと思いまして……。
縁あって実車に乗ることができたので、所感を記します。
専門的なレビューはもっとちゃんとしたライターライダー(?)が書かれている他のサイトの記事に譲るにして、ここではスズキSV650乗りの俺ならではの視点でいきま。
CB1000Rの購入を検討している方やそうでなくてもCB1000Rがどのようなバイクか関心がある方、あとは少しだけSV650で同様の方の参考になれば……。

そうですね……。
ここはいっちょ、SV650対CB1000Rの対決方式でいきましょう(俺のなかでの話です)。
勝手な妄想で、俺の手元に自分のバイクがなくて、宝くじで2000万円あたった場合に、どちらを買うか……の対決にします(←よくわからん設定)。
それでは~、いってみま~しょう♪

随所に光るホンダのこだわり~CB1000Rの基礎知識~

※写真はホンダの公式サイトより

まずはCB1000Rの基礎知識から。
位置づけとしては、どのようなバイクかというと、CB900Fホーネットの後継モデルだそう。ホーネットというと、俺は超ぶっといタイヤでブームとなった250㏄が印象に強いのですけどね。
CB1000Rの初代モデルは2007年に製造されたそうですが、こちらは海外のみ。日本国内仕様が発売になったのは2代目モデルからで2017年からとのこと。なので、歴史はそれほど深くはないということになります。

※参考サイト/Wiki
ホンダ・CB1000R

現行(2021年)の主な諸元は次の通り。
・車名(型式)/ホンダ・8BL-SC80
・全長/2,120mm
・シート高/830mm
・車両重量/213kg
・エンジン種類/水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒
・総排気量/998cm³
・最高出力/107kW(145PS)/10,500rpm
・最大トルク/104N・m(10.6kgf・m)/8,250rpm
・燃料タンク容量/16L
・変速機形式/常時噛合式6段リターン
・車両価格/1,670,900円(税込)

【主な装備】

※写真はホンダの公式サイトより

・カラーインパネ
・スマホと同期可能(どうも一部のアプリをインパネで操作できるよう)
・エマージェンシーストップシグナル(急ブレーキをハザードランプが高速点滅する)
・走行モード搭載(3つのプリセットに加えユーザー設定可能)
・オートシフター(アップとダウンともに)
・ETC2.0車載器を標準装備
・フロント&テールランプはLED
・グリップヒーター

スペックの大きな特徴は価格が高いことでしょうね(←そこかい!)。車両価格で150万を軽くオーバーはね……。
ただ、そのぶん、諸々の装備は充実しています。んが「クルーズコントロール」がない。これはなぜなんでしょうね。ホンダならつけそうな気がするのですが……。そこはちょっと減点すなぁ。

あ、SV650との比較を忘れてた。

これが俺の愛車です

まず価格は圧倒的にSV650です。何せほぼ半額。あとは軽さもSV650(197㎏)です。まぁ現行車でこの二つの要素で勝てる大型バイク(俺は大型免許で乗るバイクはすべて大型バイクとする考えの持ち主)は、なかなかないのですが……エヘン。あと、足つきもSV650のほうがよいですし、ライポジも上体が起きているぶんSV650のほうがラクですね。
他にSV650がCB1000Rに勝っている点は……うん、ない。そりゃそうだ。価格が違うもん。

ちなみにこのCB1000Rの魅力はWoka Riderさんの動画が本当によく表現しています。これを見たら欲しくなりますよ。俺もこういう動画を作りたいなぁ。

慣れたらすごいぞ!~走った感想~

続いて実際に走っての感想です。まずは今回乗った車体の写真から。ベーシックな4方向で。

左から~。角ばったタンクがホンダらしい

正面から。ライトが個性的なんすよね。ここで好き嫌いがわかれるかも。上下にわかれていて下側はハイビームのときに使います

左から。こうしてみるとギュギュっとマスの集中化を感じます

後ろからリアタイヤの上側はスッカスカです

先に触れたようにこのCB1000Rはシロクマさんの新車候補なのですが、その大きな理由の一つは「片持ちだから」だそう。
片持ち……。ホンダ風にいうならプロアーム……。
リアタイヤを一つのスイングアームで支える構造。
写真で見るとこう↓

ふむふむ。確かに一方はスイングアームがない

んで、片持ちのメリットはというと、もともとはレース起源で、タイヤ交換の速さを求めて開発されたそう。それは1980年代半ばの話です。
今(2021年)は技術が発達して、両持ちでもスムーズにタイヤ交換できるようになったということで、モトGPのマシンを見ても片持ちのバイクはないっすな。

剛性の問題などから見ても、もはや片持ちのメリットはほぼほぼなくて、あるとしたら見た目のかっこよさだけかと。なもんで、国産メーカーのバイクで片持ちであることを俺が確認できたのは、このCB1000Rと同じホンダのVFR800のXとFくらいなものです。海外ではドゥカティが片持ちを好きで、あとは同じイタリアのバイクメーカー・MVアグスタが片持ちを大好きです。

そんな片持ち好きのシロクマさんの他の新車候補はこちら↓

BMWのR NINE Tですな

こちらも片持ちなのです。

いや、もうマフラーでよく見えませんが……。これなら両持ちでよいような……

あ、片持ちの説明が長くなってもうた。
んで、CB1000Rです。
触れてみての俺の第一印象は「エンジン音&排気音がデカッ!」です。
俺がSV650、シロクマさんがCB1000Rに乗っていて「並んで信号待ち」という状況があったのですが俺はCB1000Rの音しか聞こえませんでした。いや、俺のSV650は車検対応とはいうもののマフラーを換えているので、少しは音が大きいと思うのですが……。そのときにシロクマさんに聞いたら、やはりSV650の音は聞こえないとのことでした。

その音は低音で俺は好きな音です。
俺はこれまでのバイク人生で、すべての愛車のマフラーを換えてきました。その理由は見た目の他に音もあるのですが、生まれて初めて「こりゃマフラーは換えなくてよいや」と思いました。
かなりの存在感で集合住宅とかだと近所の方にご迷惑が……と心配になるくらいです。

跨(またが)ってのポジショニングは俺が背が高いので足つきはどのバイクに乗っても気にならないので割愛。一般論でいうと足つきはよくはないといわれています。あと、ネイキッドとしてはやや前傾がきついっす。明らかにSV650よりは前屈みとなります。

んで、走り。
じつは俺は乗る前は「どんなに乗りやすくて速いのだろう」とかなり期待していたのですが、走り出してすぐにその期待は霧散しました。
というのも、SV650に乗り慣れてしまっているからなのですよね……。
SV650はとにかく発進がラクなのです。ちょっと乗ったシロクマさんいわく「半クラだけで進み始める」というくらいで……。
これは何なのだろうなぁ。全然回していないときの話なのでトルクではないし……。システム的にはローRPMアシストというもの積んでいるので、その恩恵かしら。あ、このローRPMアシストは簡単に機能だけ説明すると「発進時や低回転走行時にエンジンの回転数を上げる補助システム」とのこと。
いずれにせよ、SV650は圧倒的に発進しやすいので、他のバイクに乗ると「うわぁ、発進って大変」と思ってしまうのです。エンジンの回転数を一定まで上げなくてはいけないですから。

あとはCB1000Rで俺が気になったのはクラッチを切ると、レバーから物理的にプツンという感覚が手から伝わってくること。それもまったくの慣れなのでしょうが、あれは何なんだろう。とにかくプツンという感覚があります。いや、この車体だけかもしれんけれど。
ただ、しろくまさんが「いや、このオートシフターはすごい」というので、発進時以外はクラッチを握らないようにしたところ、それはもう快適でした。
俺個人としてはシフトチェンジはもうクラッチを握らないほうがよい感じでした。そのほうがよっぽどスムーズ

そして慣れると爽快!
そりゃ、いうてもパワーなどのスペックはSV650をはるかに凌駕(りょうが)していますからね。それに「曲がる」をはじめとする操作性が極めて高い。そりゃそうだ。それこそがマスの集中化のメリットなのだから!

結果、他の車種でもそうなのですが、慣れたら「このバイクはすごい!」と思ったものです。

気持ちよく走りたい!~CB1000Rの感想~

さて、まとめです。
まずSV650対CB1000Rの勝者は……。

ずばりSV650!

いや、これは完全に俺のバイクに求めるものによる結論です。
街乗り、それは例えば渋滞や信号などによる頻繁な停車、駐車場への出し入れなどを含みますが、俺はその用途でバイクを使用することも多く、それならやはりSV650っすよ。
はい、この企画は今回が初めてですがまず1勝。

あとはやはり値段。CB1000Rは乗り出しで180万円くらいっすよね。いくら宝くじが当たったという設定でも、俺はそれくらい金を出すなら車を買いますよ。

ただ、もちろんCB1000Rには、このバイクにしかない素晴らしき点も多く、確かにその180万円の価値は感じました。
電子制御デバイスやエンジンなど、節々にホンダの本気が垣間見えます。
パワフルなエンジンなどから考えると、俺が思うにこのバイクは「気持ちよい道を気持ちよく走れるバイク」です。

多分、シロクマさんを含めて新車の判断基準に「片持ちであること」が入っている方は国内では3人くらいしかいないと思いますが(笑)、スタイルが気に入っていて「バイクに180万円を払ってもよい」という価値観の持ち主なら、まったくもってアリのバイクだと思います。

最後にCB1000Rの動画をアップしました。よければ見てやってください(できればチャンネル登録を)

今回は以上です。
でわでわ~。

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