今回は事故のニュースをきっかけとする記事です。
目次は次の通り↓
救急車とバイクの事故～事故の概要～
事故はバイクと緊急走行時の救急車の衝突事故です。概要は次の通りです。
・日時／2023年7日午前5時15分頃
・場所／神奈川県相模原市中央区の県道交差点
・事故の内容／救急車は事故現場に向かうため赤色灯をつけて赤信号を直進していた。そこに会社員（37歳／男性）が運転していたバイクが衝突し、会社員は死亡
※参考サイト／ヤフーニュース
・救急車と交差点で衝突、バイクの男性死亡…緊急走行で赤信号を直進
公表されていて、俺が認識している情報は以上です。
お亡くなりになってしまった方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、再発防止としてライダーは緊急車両との事故にくれぐれも注意しましょう（自分も気をつけます）。
それと、もう一つ、今回のニュースと直接的な関係はないのですが、俺がバイクに乗っていて感じるのが、最近、とくにサイレンを鳴らして緊急走行する救急車と遭遇することが多い。
もちろん、緊急な場合に救急車を呼ぶことは当然であり、大事なことであるのですが、その一方で、「救急車の無駄遣い」が社会問題になっているのも事実です。
もし、救急車を呼ぶべきかの判断に迷うようであれば119番ではなく、消防庁救急相談センター＃7119に（地域によって対応しているところと対応していないところがありますが）。
メットをかぶるとどれくらい音は聞こえる？～バイクに乗らない方に～
今回はこのニュースをもう少し掘り下げます。
ヤフーニュースのコメントを見ると「メットで音が聞こえなかったのでは？」「ナビのインカムを使用している人が多いから、それで音楽を聴いていたのかな…」などの意見があります。
あぁ、なるほど、バイクに乗らないとフルフェイスのメットはかぶらないですし、着用したあとの状態がわからないですものね。
まずはバイクに乗らない方に「メットをかぶる」と、なんなら「メットをかぶって音楽を聴く」とどれくらい外の音が聞こえるかから。
大前提として、人は視力と同じように聴力にも個性がありますし、使っているヘルメットによっても差がある旨、あらかじめご了承を。
なので、あくまでも「俺の場合は……」という話になるのですが、俺は多分、一般的な聴力で、メットはフルフェイスです。
フルフェイスとは顔全体を覆うタイプで、俺のはこれです↓
これをかぶっても、シールド（メットの前の開閉できる透明プラスチックのパーツ）を開けると、少し周りの音が聞きにくい程度の変化しかありません。
会話も普通にできます。
ライダーによって違いますが、俺はシールドを開けて乗るタイプで、真冬でも一般道なら開けていることが多いかも。
ただ、俺のような「シールドを開けて乗る派」は少数派で、シールドは閉めるライダーが多いと思います。
すると、どうなるかというと、さらに少し音は聞きにくくなるのですが、俺の場合は緊急車両のサイレンの音が聞こえなくなることはまずない。「まず」というか「絶対に」ありません。
普通に聞こえますよ。
サイレンの音は大きいから。
あと、俺もそうですし、バイク乗りは周囲の状況を気にしていることが多くて（だって事故るとケガしますもん）、周りを見ていると車よりも早く気が付いて対応します。
なので、今回の事故については俺目線では「メットをかぶっていたのでサイレンの音が聞こえなかった」と考えにくい……。
次に「最近、多いインカムで音楽やラジオを聞くとどうなる？」という問題です。
これがインカムですな
これは車の車内で音楽やラジオを聴く感覚と同じかと。
音楽や声は聞こえるけれど、それで周りの音が聞こえなくなるほどではない。
まぁ、これは音楽のボリュームにもよるのですが、それは車も同じで、たま～にすんごい大音量の音楽を流しながら走っている車っているじゃないですか？ バイク乗りが同じように大音量にするとサイレンが聞こえなくなる可能性はありますが、普通の感性の持ち主なら、そこまではボリュームを上げないですよね。
もう一つ、某大型掲示板（まぁ5チャンネルですが）を見ると、「イヤホンをしていたのでは？」という意見があります。あ、それは別の記事でまとめているので、関心がある方はそちらをチェックで（リンクはこちら「『緊急走行中の救急車に衝突 バイクの男性死亡』に対する巷の意見」）。
この可能性については、まず「イヤホンをした状態でメットをかぶれるか」というと、これはかぶれます。
俺はやったことはなかったのですが、自宅にあるコード付きのイヤホンで試したところ、普通にかぶれたし、音楽も聴けました。ワイヤレスならなおさらでしょうね。
こちらについては、まず「市販のインカムには純正でイヤホンなのはない」というのは抑えておきたい情報です。いや、俺の知る限りですが。
普通はこうセットします↓
メットの内側に両面テープで固定です
ただ、ワイヤレスでもBluetooth等で聞けるでしょうし、そうだとしたら確かにサイレンが聞こえなく可能性はあります。
イヤホンは耳の穴をふさぐので、かなり周囲の音が遮断されますからね。まぁ、こちらも一般的な感性なら「危ない」と思うでしょうけれど……。
という感じでまとめとしては次の通りです。
一般的にはメット（フルフェイス）でサイレンの音が聞こえなくなることはまずないし、インカムで音楽を聴いていても常識的なボリュームならサイレンの音は聞こえると。ただ、もしイヤホンを使用していたら、サイレンの音は聞こえなくなる可能性はある。
イヤホンは危険～バイクに乗る方に～
そして、ここからはバイク乗りの方々への情報です。
先日、俺は自転車に乗っていたときに警察からレッドカードをいただきました。レッドカードとは自転車で道路交通違反が適用される乗り方をしていた人に警告として渡されるカードです。実物はこちら↓
ちなみに俺は人生で二度目のレッドカード……
ほんと、俺はよく警察に交通違反で捕まるんすよね……。
今回は無灯火でした。はい、以後、気を付けます。
それで、そのときに警察と話して知ったのが「イヤホンで音楽などを聴きながらの自転車の運転」も公安委員会遵守事項違反になると。
イヤホンはそれぐらい危ないということです。
ほんと、イヤホンを着用して音量を大きくすると、完全に周囲の世界を遮断できてしまいますからね。
くれぐれもバイクに乗るときはイヤホンを使用しないように。
あとは緊急車両関係で気を付けたいのは、意外と車は無頓着なことがあるということです。
こちらが道を譲ろうとして停まったところに突っ込んでくる可能性もあるので要注意です。
あ、あとちょっと違う角度の話になりますが、俺は音楽を聴きたくてインカムを導入したのですが、そのときに友人から「音楽は聞こえるけれど、風の音とかで何となく音が流れているなぁというレベルだよ」という話がありました。それでも「まぁちょっとでも音楽が聞こえればいいや」ぐらいの気持ちだったのですが、実際は、俺の場合は普通に聴けます。高速道路でも大丈夫ですし、それこそあまり音が大きいと危ないからとボリュームを下げているくらいです。ここらへんは選ぶ機種やメットとの相性によるのでしょうね。
今回は以上です。
そうそう、本サイト内ではコラムを外部の方にお願いしていて、本日、新たな記事を公開しました。YouTube等でご活躍のさすライダーさんの記事で、今回のテーマは「未知の世界？北海道のおすすめ春ツーリングスポット5選」です。春に向けて、今から計画を立てるのもよいですね♪ その記事はこちら（バナーをクリックすると記事に飛びます）↓
でわでわ～。
投稿者／管理人