【出張版さすライダー・ドットコム/連載第23回】
こんにちわ、本人は至ってインドア派なのに……アドベンチャーなバイクに惹かれる男、さすライダーです。
今回は前からめっちゃ気になっていたバイク「HONDA CRF250RALLY」をお借りしてツーリングに行けたので、早速インプレをさせて頂こうと思いますYO
だって、恐らく気になっている人が多いですよね? でも、普段あまり見かけないですよね、このバイク……。ってことでLet's インプレ。
※現行モデルではなく2019年式のインプレとなります
HONDA CRF250RALLYって?
今回お借りしたマシン「CRF250RALLY」は、HONDAのオフロードバイク「CRF250L」をベースに、カウルや大型スクリーン・ハンドガードなどを追加し、ツーリング特性を高めたアドベンチャーバイクです!
かの有名な「パリダカール・ラリー」のHONDAのワークスマシン「CRF450RALLY」をイメージして作られた車両は、まるでラピュタのロボットのような独特の二つ目ライトがアクセントになっています。
舗装路はもちろん、得意のオフロード、それから高速道路もいける正にオールラウンダーとして、道を選ばない快適なロングツーリングができるマシンとなっております。
HONDA CRF250RALLYの足つき
CRF250RALLY(2019)のシート高はなんと895mm!というライダー界きっての脚長の僕でも躊躇する高さです。
しかし、実はこのマシンには「LD:ローダウン」モデルがあり、こちらは830mmとかなり現実的なシート高となっております……。ということで、今回お借りしたのはLDの方です(笑)
こちらは身長173cmの僕だと両足ベタ付きから〜の、膝が若干曲がるほどの超余裕の足つきとなっております! が! 仮にそこまでの足つきじゃなくても、車重が157kgと軽いので、片足が付けば普通に乗れると思いますYO
ちなみに某モーターショーで895mmの方に跨った経験がありますが、両足つま先レベルの足つきでした(僕が両足つま先のバイクは中々ありません)。
HONDA CRF250RALLYの機能・装備
CRF250RALLYはアドベンチャーバイクとして設計されているので、防風効果の高いスクリーンとハンドガードが装備されています。
実際これがかなりよくできていて、ヘルメットの上部に風が抜けていく感じです!
また、航続距離を稼ぐためにガソリンタンクは10Lを確保しており、リッター30L以上はコンスタントに走るので、無給油で300km以上は走れる計算です! が、実際はリッター39kmとかエグい数値を叩き出しておりました、、、
電子制御関連としてはABSのみ搭載していますが、オフ車ということでOFFにすることも可能です!
これは多機能な液晶ディスプレイ上で操作することになりますが、視認性がよく使い勝手がGOODでしたYO
メーターパネルの上にはいかにも「ここにスマホをマウントすればいいじゃん?」と言わんばかりの丁度良いアクセサリーバーがついており、実際ここは電子機器をマウントするという前提で設計されたようです(諸説あり)
そして、リアシートには荷掛けフックが標準で4つ付いているので、ツーリングバッグなんかの取り付けも簡単にできちゃいます!
ってことで、バイクで長距離を走るレース「RALLY」の名を伊達に付けられているわけじゃないってことですね(きらり)
あとはオプション設定とはなりますが、アドベンチャーバイクの定番「グリップヒーター」と「電源ソケット」も装備可能となっているようで、かなり快適にツーリングを楽しめるようになっております。
僕は今回キャンプ道具を積んで北海道ツーリングをしましたが、至って快適でしたYO
HONDA CRF250RALLYの驚くべき走り!
あの……これってオフ車ですよね?
なんでこんなにオンロードが走りやすいの?ワインディングを普通に楽しめるの? 僕は終始すごく疑問でしたYO
オフ車に乗ったことがある人なら分かると思いますが、ブロックタイヤでオンロードを走ると凸凹感を感じるのが「普通」なのですが、このマシンはそれを感じないんですよね。
普通に250ccのオンロードバイクを運転している感じ……。でもタイヤを見るとガッツリとしたブロックタイヤ、WHY?
でもね、さすがにまさかね……。オフ車で高速道路はキツイよね? って普通に走るんか〜い(汗)
ぶっちゃけ80kmまでは結構余裕です、というより優れたウインドプロテクションのお陰で、並のバイクより遥かに楽です。
流石に100kmまで行くとエンジンの振動が大きくなりますが、しかしこれがオフ車であることを考慮すると、高速走行も素晴らしく快適と言えます!
そしてこのバイクの十八番「オフロード走行」は僕のようなど素人でも躊躇なく林道に入って行けて、しかも楽しいの一言(コケる気がしない)
次に走っててちょっと気になった点ですが、まずはケツが痛いですね(汗)。
しかしこれは「このバイクの特性」ではなく「オフ車の特性」だったりするので、致し方ない……と思いきや、2020年に出た新型はシート幅が拡張されていて、要はケツ痛対策が成されているとのこと。
もう一つの気になった点「ハンドルの振動」ですが、こちらも新型では振動を軽減するウエイトをハンドル内に入れて快適になったとのこと。ホンダのバイクは化け物か?
これは出会ったしまったかもしれない
いやぁ〜、これは出会ってしまいましたね。僕は今までかなりの数のマシンに試乗してきましたが、お世辞抜きでぶっちぎりNo.1でこの娘が気に入ってしまいました!
個性強めの二つ目デザイン、オフ車なのにオンロードが快適に走れて、荷物が積めちゃって、ダートがあれば笑顔で入っていける……。このマシンは本当にやばいマシンです。
恐らくその見た目とか、ある意味中途半端に思えたりとか(完全なオフ車でもオン車でもない)周りに乗っている人があまりいないとか、恐らくいろいろな要因で「興味はあるけど乗ってない率」が高いバイクかと思いますが、僭越ながら僕が命令いたします「今すぐ乗れ!」
CRF250RALLY、これはホンダが本気で作った250ccという枠を超えた「スペシャルなアドベンチャーバイク」でした、あぁ欲しい、今すぐ欲しい、新型も乗ってみたい(はぁはぁ)
執筆者のプロフィール
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北海道砂川市在住。バイクで日本2周、オーストラリア1周済の放浪系バイク乗り。フリーのWebライターとして活躍中。自身のサイト、本家「さすライダー.com」も大好評。YouTubeの「さすライダーチャンネル」のチャンネル登録もお願いします。
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