【連載第3回】雨の神流川 そして支流 黒川 【決断】×【行動】=最良の結果【渓流釣り】

6月11日(水)このサイトの管理人さんと群馬県は上野村の神流川へ行ってきました。本当は管理人さんたっての希望で奥秩父の大洞川へ行く予定だったのですが、雨予報ということもあり、安心安全な河川にリバーチェンジしました。

先に管理人さんが今回の釣行をブログにまとめてしまったため、ハッキリ言ってもう書くことがない!(笑)したがって網の目をくぐるような記事になってしまう事を先にお詫びいたします。m(_ _)m

神流川自体はかれこれ25年以上ぶりで、当時の記憶もかなりおぼろげですが、漁協もしっかりした川だし、坊主ということはなかったと思います。しっかりした漁協ということで言うと、スポーツフィッシング用に群馬県が開発したニジマスをキャッチ&リリース(C&R)区間に放ち、釣り客たちを楽しませているそうで、そのニジマスが注目を集めています。

通称「ハコスチ」と呼ばれるそのニジマスは、ヒレが傷つきにくく育てやすい箱島系のニジマスの雌と、引きが強くパワフルで、かつ容姿端麗なスチールヘッド系のニジマスの雄を掛け合わせたもので、商標登録もされています。

※上野村漁協さんのサイトより

なるほど、このC&R区間でハコスチと遊ぶさまは、まるで高級遊郭の妓女たちに手合わせしてもらっているかのようですな。C&R区間だけに「お持ち帰り」も禁止。こちとら田舎娘を相手に高度な頭脳戦を繰り広げた末に釣ってこそ味わえる醍醐味を求めているので、さっさとC&R区間の上へと移動します。

〜雨の神流川〜

嗚呼、キャリア電波が4本も立つ渓流で釣りなんて生まれて初めてかも・・・

川幅も4m程度、自分はウェットウェダーなので関係ありませんが、水深もウェダーさえ履いてれば濡れることなく渡れるくらい。雨で水量も多く、ところどころに深みや駆け上がり、反転流があるのでポイント探しに苦労することもありません。

 

だがしかし!

魚はそこらじゅうでライズしまくるのですが、私のキャストするルアーは透明なのか?と思うくらいガン無視。チェイスも何もあったもんじゃない。

「お前ら、ルアー客を差し置いて喰う羽虫は美味いか?」と愚痴のひとつも出ますわ。

後で漁協の方に遭遇したので、この愚痴を吐露したところ「え?ルアーで釣れませんか?おっかしいなぁwww」と・・・心の笑い声が聞こえてきそうでしたよ。

〜作戦会議〜

結局ワンチェイスも無いまま雨が強くなってきたので一時退渓。車のある入渓地点まで戻ることに。管理人さんはどことなく諦めモード。雨雲レーダーで今後の雨量をチェックしたが好転の気配は無い。しかし時間はまだ9:00、諦めて帰るには悔しいくらい早い。入渓地点まで戻ってきてしまったので神流川を続行の線は無くなったし、そもそもこの川に希望は無い。ならばどうする?リバーチェンジか?どこに?

ここまでの思考時間わずか0.5秒……弾き出した答えは「そうだ!黒川に行こう」である。

黒川は神流川の支流である。最後に訪れたのは30年近く前で、印象に残っている事としては、渓相の良い小渓流であるという事と、釣りの帰りに立ち寄ったどっかの食堂で食べた猪豚のカツ丼が美味かったという事くらい。釣果や入渓ポイントなどについては全く記憶にない。川と並んで走る道路はショボい林道のくせに「国道299号」と「国道462号」の重複区間道路であるのが驚きだ。

さて、肝心の入渓ポイントだが、車を停める場所がなかなかなく、仮にあったとしても今度は入渓ポイントが見つからない。30年前はどうしてたのであろうか?どうにか車を停め、無理やりエントリー。やはり渓相良しである。

雨は止む気配を見せないが、渓相が変わったおかげで我々のやる気スイッチが入った。水温の低下で活性が鈍っているのか?序盤はノーチェイスで神流川の悪夢が脳裏をよぎったが、その後わりと早くこの日最初のヒットが訪れた。

型は小さいが、今日これまでの事を考えると非常に嬉しい一匹である。

その後、少し上のポイントでイワナを上げたところで土砂降りとなり納竿。

(関係ないけど納竿のカッコいい言い方ってないかしら?)

昔から「雨の日はよく釣れる」なんて言いますが、現実はこんなもの。もう雨の日は素直に自宅待機と心に固く誓うのでありました。

それではまた次回!

※管理人より/動画はこちら↓

執筆者のプロフィール

浄渓
浄渓
埼玉在住
奥多摩や奥只見を中心にルアーフィッシングを楽しんでます。テレスコロッドを片手に山深い沢を遡行するのですが、どうも最近、足の筋肉の衰えを感じ始め、釣り後に激しい筋肉痛に苛まれる今日この頃・・・
釣りに行かない休日はもっぱらメダカのお世話という寂しいアラフィフです(^O^)
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