【バイク】唯一無二の400㏄モタード! スズキDR-Z4SMに乗ってみた!【レビュー】

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今回は王道の記事、バイクのレビューです。
レビューをお届けするバイクはスズキDR-Z4SM。2025年10月8日に発売したばかりの新型です。
以前はバイク雑誌の広告でよく見かけましたが、カタログ落ちしていたのですってね。
ってか、「バイク雑誌の広告」はかなり昔の話で、じつに14年振りの復活ですって。
乗ったのは俺ではなく友人です。
というのも、この友人、今はトライアンフ・スピードトリプル1200RSに乗っているのですが、最近、林道に興味があるそう。
それでは、オフロード車(以下、オフ車)やモタードに関心があるということでレビューをお願いしたわけです。
あと、俺は以前はモタードのカワサキDトラッカーXに乗っていたので、「そもそもモタードとは」などについて、その頃の経験と知識を反映してまとめます。
それでは、いってみま~しょう♪

今回はこのDR-Z4SMの紹介です

モタードはライポジが楽(ラク)~基礎知識&基本データ~

まず、今回、友人が乗ったのはDR-Z4Sではなく、DR-Z4SMです。
オフ車ではなく、モタードのほうということで。

そもそもモタードとは何かというと、オフ車がベースで、足回り等をオンロード仕様にしたバイクです。
俺は基本的にメディアがつける新語が好きではないのですが(ミドルクラスとか)、モタードはなぜかしっくりきています。
なぜなんだろ…。

んで、モタードについてはバイクの開発者がある日、思ったのでしょうね。
「オフ車って軽いし、ライポジが楽でいいから、オンロード用にしたらいいじゃね?」と。

まぁ、そういうバイクです。

主な特長はこちら↓

  • バイクの車両重量が軽い
  • 自転車のようなライディングポジションで姿勢が楽(ラク)
  • 未舗装路や多少の悪路を苦にしない

気になる点はあるものの、長所が多いのですよね。そのためか、以前、ちょっとしたブームになったこともあります。
調べたら200年代半ばだそう。

こちらは以前の俺の愛車のモタード・DトラッカーXです

もちろん、今回のDR-Z4Sにもその長所は共通しています。

モタードの基本を紹介したところで、続いてはDR-Z4SMのプロフィールです。

主な諸元はこちら↓

  • シート高/890mm
  • 装備重量/154kg
  • エンジン型式等/水冷・4サイクル・単気筒・DOHC・4バルブ
  • 総排気量/398㏄
  • 最高出力/28kW〈38PS〉/8,000rpm
  • 最大トルク/37N・m〈3.8kgf・m〉/6,500rpm
  • 潤滑油容量/1.9L
  • 燃料タンク容量/8.7L
  • メーカー希望小売価格/1,199,000円(税込)

カラーは「ソリッドスペシャルホワイトNo.2」(いわゆる白)と「スカイグレー」(いわゆる水色?)の2タイプが用意されています。

こちらは白です

こちらは水色です(公式サイトより)

やっぱり軽い♪~注目ポイントと気をつけたい点~

上の諸元をベースに、購入前に考慮したい注目ポイントと気をつけたい点を見てみます。
【注目ポイント

    1. 154㎏とやっぱり軽い
    2. シングルエンジンの鼓動感
    3. 必要にして十分の38PS
    4. 三つの走行モードと四つのトラクションコントロールモードを搭載
    5. スイッチをポン押しでエンジンを始動できる「スズキイージースタートシステム」を採用

「①154㎏とやっぱり軽い」については154㎏は装備重量ですからね。満タンのガソリンを入れての重さです。軽いですよね。同じスズキでいうとスクーターのバーグマン400を確認すると、その装備重量は218㎏です。この数字を見ると、その軽さが伝わるでしょうか。
軽さは取り回しや走りやすさに直結する要素です。
バイクの軽いは正義です!

「②シングルエンジンの鼓動感」は好みによる要素ですが、俺はシングルエンジンのドコドコ感は好きです。

「③必要にして十分の38PS」は少し物足りないと思う方もいらっしゃるかもしれません。まず、モタードですし、高速道路の巡航は得意ではないということはご了承を。でも、DトラッカーXは24PSで普通に高速道路の巡航をしていましたし、特定の状況を除いてはパワー不足を感じたことはありません。38PSは必要にして十分なパワーですよ。

「④三つの走行モードと四つのトラクションコントロールモードを搭載」と「⑤スイッチをポン押しでエンジンを始動できる『スズキイージースタートシステム』を採用」はあってうれしい装備かと。
俺の今の愛車はスズキSV650で、そちらにも「スズキイージースタートシステム」が採用されています。これは本当に便利ですよ。とくに寒い時期とかセルってどれぐらい回せば(ボタンを押していれば)よいのかがわかりにくいじゃないっすか。その点、このシステムがあれば1年を通して人差し指でポンと軽く押すだけですからね。

シングルエンジン、よいですよね

一方、気になる点もあって、それはこちら↓
【気になるポイント

  1. 足つきが気になるシート高
  2. モタードについてまわる尻痛問題
  3. 巡行距離が気になるガソリンタンク容量
  4. 財布に優しくない販売価格

「①足つきが気になるシート高」「②モタードについてまわる尻痛問題」「③巡行距離が気になるガソリンタンク容量」はモタード、あるいはオフ車についてまわる宿命的な課題かと。
次の項目で詳しく触れますが、シート高が高くて足つきがよいとはいえませんし、満タンでの走行距離は多分、街なかでは150㎞ぐらいになるのではないかと(タンク容量と諸元の燃費、それに俺の経験からの類推です)。200㎞、走ってくれるとよいのですが、街乗りでは厳しいんじゃないかな。

それと「④財布に優しくない販売価格」については、それは皆様、そう思うでしょ?
いやぁ、400㏄のモタードなら、税込で100万円を切ってほしかった…。

最強のモタード!?~乗ってみての印象~

んで、実際に乗ってみての友人の感想です。
まず、足つきについてはこちら↓

身長175cmの友人でつま先立ちです。

俺もまたがってはみました。俺は身長が181cmで、バイクの足つきを気にしたことがないのですが、その俺でさえ、ベタつきではなく、「うわ、高っ」と思ったぐらい。
でも、友人の話では「足をつくときにお尻をずらすとよくて、慣れたら気にならなくなったよ」とのことでした。

走りについては、走り出したら、やっぱりライディングポジションが楽(ラク)でよく、Uターンもしやすい。ちょっとした砂利道を走ったのだけれど、そこも安定。
まぁ、友人は普段はストリートトリプルに乗っているので、その比較になってしまいはするのだけれど、ここらへんは良い意味で想定内ですな。

高速道路にも乗ってみました。
高速道路はパワー不足を感じることはなかったそうで、DR-Z4SMの守備範囲の広さが伺えます。
ただ、受ける風がちとしんどくて、「シールドがあったらなぁ」とは言っていました。

あと、尻痛問題。正直、俺は「いつ、お尻が痛いって言い始めるかな」と思っていたのですが、それは1日の後半でした。
意外とよくもったほう。
俺の経験では、この尻痛は慣れることはないのだけれど、どうしようもないというわけではないので、「そういうバイク」と割り切って付き合っていくことになるでしょうね。

そうそう、ちょっと付帯情報ですが、このバイク、ハンドルにメットホルダーがあります!
これ、本当によい!

メットホルダーは絶対にあったほうがよい。ないと後付けすることになるかと

それと車載工具はサイドカバーの下に「申し訳…」が入っています。
ま、最近のバイクはこうですよね。

このタイプがよければ一択~まとめ~

DR-Z4SMに乗り終わったあと、友人とカフェで感想会をしました。
「総じていうと…」と聞くと、「もうちょっと価格が安ければ…」と。
それがまとめの感想としてふさわしいかどうかはともかく、確かに俺も100万円を切っていてほしかった。
他は折り込み済みのことが多くて、もう「こういうバイクが欲しければGO!」かと。
400㏄のモタード(オフ車)は2025年12月時点では、このDR-Z4SMだけなので、良くも悪くも一択なのですよね。
そして、その一択が期待外れに終わることはないのではないかな…。
普段からオフ車に乗っていて、コースに出ることもある友人は、このバイクを「最強にして最高のオフ車」と言っていました。

今回は以上で、動画もあります↓

結構、写真を撮ったので、まとめて掲載しておきます↓

 

でわでわ~。
投稿者/管理人
※本記事の初公開は2025年12月13日です

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