【30MM】まずはキットを買ってみよう【ガンプラじゃない】

【大人の趣味入門（仮）／連載第1回】

管理人氏から「なんか書いて」と言われたものの、果たして何がいいのやらとなんとなく考えていたら、ちょっと面白そうな案件があったので、しばらく遊んでみたいと思うのです。

プラモデルといえばクルマもあるし、バイクもあるし、城もあるけど、世の中的にはガンプラがめっちゃ売れている。最近またちょっとブームっぽいのがきていて、パパと息子が一緒になって作ってブンドドしたりするんだという（ブンドド＝プラモなどを手にして、ブーンドドドドなんて効果音をセルフで演出したりする古来よりあるごっこ遊びの今風の呼び方）。

とはいえ、ガンプラってのは最近だいぶ複雑に進化していて、パーツもやたらと多く、組み立てるだけでもくたびれてしまう。余暇でちょっとって感じだとなかなか取り組めないというか、敷居が高そうって思ってしまうわけで。実際1/144サイズのキットでも、ただ組み立てるだけでも１時間以上かかってしまうし、老眼にも厳しい。これはなかなか飛び込めないよね。

なんてことを考える団塊ジュニアやらロスジェネ世代は多いようで、バンダイスピリット（新社名）も、その辺はマーケティングをきっちりやってきた。もっと気軽にスキマ時間でサクッと遊べるプラモデルを投入してきたんであるよ。

それが「30 MINUTES MISSIONS」って新シリーズ。
ガンダムじゃないし、アニメもやってない。原作もない。プラモデルだけの世界観でリリースされるオリジナル企画なんである。
特徴は
・30分もあれば作れるシンプルなパーツ構成
・互換性があって、オリジナルな組み合わせをじゃんじゃん試せる
・豊富なオプションパーツ
・ガンプラで培われたハイクオリティ
などなど。（おっと。ステマじゃないですよ）

番組タイアップじゃないから、Webサイトにもあんまり設定は多くない。ストーリー的には地球軍VS宇宙人という感じで、あとはユーザーで勝手に二次創作しちゃってくれってノリのようだ。

みんなで作ったオリジナル作品の写真コンテストなんかもやっていて、メーカー自ら盛り上げにきている。これはもう乗るしかない。このビッグウェーブに。

ということで、まずは、買ってみるところから。
ワタシは、ちょっと思うところもあって、地球軍の量産型「アルト」のイエロータイプをチョイス。
1000円ちょっと。パーツ数的にちょっとお高いかな？　なんて思ったけど、開けてみると、ぜんぜんそんなことない。部品のクオリティが高い。チープ感は全くない。この企画、ガチだ。

キットの中身はこんな感じ。
ランナーは大中小の３つと、ポリキャップだけ。
ランナーの１つは武装のものなので、メインの機体のランナーは２つだけだ。本当にすぐ完成しそう。

これはメーカーの受け売りなんだけど、この30MMってシリーズはめちゃ作りやすいように工夫されているんだそうで、例えば普通のガンプラだと、パーツってランナーのあちこちに散らばっていて、説明書を読みながら、探して集めて作らないといけないんだよね。多分世間のプラモデルってみんなそんな感じになってるはず。ところが、30MMに限っては、ランナーの上から（写真のね）順番に、組み合わせる部分ごとに寄せてあるもんだから、探す手間がかからない。これはラクチン！　なんて親切なんだ（※ステマではない）

説明書。説明が書かれていない！　ほとんど図示しかしてないじゃないか。実にわかりやすい！そしてカンタン。例えば、左右の腕とか、左右の足とか、共通になっている。最初から左右間違えたりとかしない設計になっているわけで、これはとても良い。

というわけで早速、作ってみようと思う。次回から。
今回はキット紹介だけ。あと、おまけで使用工具を紹介しておこう。

まずは薄刃ニッパー。5000円の最高級品を用意せよとは言わないが、2000円ぐらいのちょっといいヤツを買っても損はない。時短や効率化を考えるなら、思い切っていいニッパーを買おう。「薄刃」と銘打ってるものがオススメ。

それからカッターナイフ。これはなんでもいい。今回はほとんど使わなかった。デザインナイフの方が細かい作業には向いているけれど、薄刃ニッパーを使えば、このレベルの工作の場合は、あまり出番はない。次回以降、本格的な作業をする場合に改めて道具を紹介するけれど、最初の段階では、文房具屋のカッターナイフで十分なんである。

というわけで、とりあえずキットとニッパーとカッターがあれば、スタートできる。気軽にうっかり飛び込もう。

次回は素組み！

そして、この企画でどこまでやる気か、予告しておく。
・素組みから、オプションパーツの検討
・省エネ迷彩塗装
・ディテールアップ
・表面仕上げ
・汚し塗装（ウェザリング）
・電飾
・ジオラマ
などなど。
乞うご期待！