【出張版さすライダー・ドットコム/連載第15回】
どもです、雪が降ってもバイクに乗る男、さすライダーです。
、、、え?雪が降ってもバイクに乗る?何々?頭おかしいの?三途の川までツーリングですか?、、、多少頭がおかしいことは認めますが、僕は至って正気でございます。
一般的には冬はバイクに乗れない北海道ですが、では「道民ライダーは冬はどう過ごしているのか?」って気になったことがありませんか?
ということで、2019年に晴れて道民となった僕が、知られざる北海道ライダーの冬の過ごし方を暴露しちゃいますね。
基本の過ごし方「冬眠」=乗らない!
北海道では冬に熊ではなく、なんとバイクが冬眠します!、、、普通一般的な道民ライダーは、大体10~11月頃には「走り納め」をして、その後バイクを来年の春まで「冬眠」させます。
バイクの「冬眠」とは言い換えれば長期保管のことで、要は雪で乗れない冬の間、バイクを室内で保管することです。
主に自宅のガレージでバイクを冬眠させるパターンと、バイク屋に預けて冬眠させる2つのパターンがあり、後者は北海道ならではの文化で、大抵のバイク屋が「冬季保管サービス」を行っています。
どちらにしろ来年の春までバイクに乗れないなんて、ライダーなら絶対に辛い!と思うかもしれませんが、道民ライダーはスキーやスノボ、スノーモービルなど、冬の遊びも好きなケースが多いので、意外と気にならないみたいです。
ライダーの冬のオアシス「バイク屋に遊びに行く」
いくらバイク以外の楽しみがあるとは言っても、やっぱりライダーたるものバイクに触れたい、跨りたい、バイク談義がしたい!
ということで、冬の北海道のバイク屋は、冬眠中ライダーのオアシス的存在です。
特に用もなくバイク屋に行っては、新しいモデルに跨ってみたり、カスタムの相談をしてみたり、居合わせた他のお客さんとバイク談議をしてみたり、、、そんな冬の間バイクに乗れないムラムラを多いに発散できる場所、それが北海道の冬のバイク屋です。
今風の遊び方「南国でレンタルバイク」
所有からシェアの時代はバイク業界にも確実に押し寄せていて、その証拠にレンタルバイクの利用者が近年急増しています。
そしてこれは道民ライダーにとっては願ってもない流れで、冬に九州や沖縄に飛行機でひとっ飛びして、現地でレンタルバイクを借りてツーリング!これが最近流行っています。
週末の1泊2日だけでも十分に現地でのツーリングが楽しめるので、これからますます道民ライダーの冬の利用が増えること間違いなしです。
逝っちゃてる系ライダー「スパイクタイヤで冬も走る」
ここまでは一般的な道民ライダーの冬の過ごし方を紹介してきましたが、ここからはちょっと「逝っちゃてるライダー」の過ごし方を紹介していきます(僕はここに属します)
雪が降ったら冬眠?来年の春までバイクお預け?いやいやいや、スパイクタイヤを履かせれば雪の上でも走れるっしょ♪
何も知らない本州ライダーが、冬に普通に北海道に旅行に来て、例えばレンタカーとか運転してる時に突然「それ」を見たらビックリすることでしょう、、、だってバイクが、つまりはタイヤが2つの不安定な乗り物が、ツルツルの雪道を普通に走ってるんですから、、、
一部の逝っちゃてるライダーの中では、冬の北海道はスパイクタイヤを履かせてバイクに乗る!という文化が根付いており、年末年始を宗谷岬で過ごす「年越し宗谷岬ツーリング」がステータスとなっています。
なお、北海道にはクローズドコースをスパイクタイヤバイクで走れるという場所もあって、僕はこれで初めて雪道走行を体験しました(意外と普通に走れます)
逝っちゃける系ライダー最上級「スノーバイクで雪山を駆け抜ける」
冬の逝っちゃってるライダーの最上級、雪山をバイクで駆け抜ける遊び、それが「スノーバイク」です!
ちなみにスノーモービルとは全くの別物で、車体は普通にバイクで、タイヤをキャタピラとスキー板に換装したマシンがスノーバイクです(専用のキットが売っています)
これが一度体験すると病みつきになる面白さで、以前は本州でも遊べる場所がチラホラあったらしいですが、現在は北海道のルツスが事実上公式に楽しめる唯一の場所になっています。
普通に考えて(いくらキャタピラとスキー板でも)雪山をバイクで走るとか、完全に逝っちゃってますが、一度は体験してみることをおすすめします。
冬は冬ならではの楽しみ方がある!
冬の北海道はバイクに乗れない、、、はい「普通はそうですね」、、、でも実は本州では決して味わうことの出来ない、冬ならではのバイク遊びがあるのもまた事実です!
冬眠して来年の春まで別な遊びに興じるのもよし、毎週バイク屋に入り浸るのもよし、南国に飛んでいくのだって、スパイクタイヤを履かせるのだって、雪山を駆け抜けても良いわけです。
すると、あれ?不思議なことに、あなたも北海道ライダーになりたくなってきたのでは?(最高のきらり)
執筆者のプロフィール
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北海道砂川市在住。バイクで日本2周、オーストラリア1周済の放浪系バイク乗り。フリーのWebライターとして活躍中。自身のサイト、本家「さすライダー.com」も大好評。YouTubeの「さすライダーチャンネル」のチャンネル登録もお願いします。
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