【初心者の悩み】釣り具はいっぱいあるけれど…最初は何にお金をかける?

【釣り研究釣行記/連載第16回】

新年あけましておめでとうございます、高村燕月です。1月ということで、お年玉をもらった人、年末のボーナスをもらった人、特になにも貰っていないけど、お小遣いが補充された人など様々いらっしゃると思います。

とりあえず釣りを始めたい!それっぽい初心者向けに必要な道具の情報もそろえた!が、長く続く趣味かもしれないし、安物買いの銭失いはしたくない!

そんな人の役に立つため、釣りを始めてまだ2年未満で初心者気分満載の私が、「初心者の悩み」に関する記事をちょいちょいアップして、皆さんのお悩みを解消したいと思います。

プロほどのガッチガチ装備を揃えたいという人よりも、何となく初めてちょっとづつ釣りにハマりたい!という人はこの記事を読んでおくとスタートアップ時の無駄買いを防ぐことができますよ!

 

 

なんで安物でそろえると損なの?

「釣りを始めるだけなら、最初は全部安物か中古でいいんじゃない?」
「ハマったらハマったで高い買い物をすればいいや」

釣りを始めようとネットを漁り出した時。

釣具屋さんで初心者スターターセットを見つけた時。

そんな風に思ったことはありませんか?

私はあります!!

ですが、ですがちょっと待ってください。せめて私の失敗談だけでも聞いていってください。

なんでこんなに必死になっているのかというと、私が釣りを始めた時によくある「全部安物か中古で揃えればいいや症候群」によってけっこうな損失を被っているからです。

ちなみに、私がやってしまった安物買いの銭失いはこんな感じ↓

・フリーマーケットアプリで中古の釣具一式を買ったらボロボロすぎて使えない!

・中古のクーラーボックスを手に入れたがデカすぎ重すぎて持っていけない!

・ウキ、針セットを買ったら使わないサイズの針が多すぎ!ウキも小さすぎて使えない!

我ながらさんたんたる結果ですね…

これらの私の経験、そして他の初心者釣り仲間から聞いた話を総合して考えられる安物買いで損をする理由はたった2つ!

①「安物は壊れやすいor壊れているので、選ぶにも使うにも技術が必要」

②「初心者用セット!というのはそれとなく役に立ちそうなものしか入っていない」

だからです。

①については言わずもかな、新品で激安品は上手に使わないと脆いですし、中古品は上級者がメンテナンスをすることを前提に売られているので完全初心者には不向きです。

②については、どこで釣りをするかもわからない初心者向けに幅広く浅く対応できそうな道具を詰め込んでいるのですから、微妙なラインナップになりがちです…

もちろん、安くていいものはありますし、私が壊してしまった安物と同じものを使って、上手に釣りをできる人もいるでしょう。

しかし、それはその人の持つ技術やノウハウ、運があってこそなのです。

だからこそ、私は釣りを始めるばかりの時は、「特定のものは安く」「特定のものは少しだけお金をかける」ことをオススメしています。

この「特定のもの」というのは、目利きなど関係なく、ある程度使えれば問題ないものを指しています。

ある程度使えれば釣りに支障がないのだから、壊れてさえいなければ安くても問題ないのです。

 

で、初心者は結局何にお金をかけるのがいいの?

結論からお話しますと、初心者が最初にある程度いいものを買った方がいいのは。

「リール」

これ一択です。

あれ?竿は?服は?靴は?と思う方がいるかもしれませんが、私はリールのみを猛烈にオススメしています。

なぜなら、リールは釣り具の中で一番負荷がかかる上にメンテナンスも面倒!

さらにさらに、扱いがわからない初心者が安物を扱うと一投しただけでぶっ壊してしまうからです。

ええ、私はぶっ壊しました!中古品の300円リールを2台!たった2回の釣行で!

分解と修理も試みましたが、安いリールって一度でも分解したら元に戻すのが初心者にはほぼ無理なんです…

私も幼少の頃はプラモデルやミニ四駆をかじっていたので多少はメカに自信があったのですが、初心者セットについてるリールだけはマジで元に戻せませんでした。

だって、蓋を開けたらいろんなバネ製品が飛び出してきてどこにどうハマっていたのかわからないんですから!!

安いセット商品のリールというのは安く作るために皆さん独自規格となっており、使い捨てを想定されているために分解して修理、バックラッシュの修復なんてメーカーは想定していません!

通常のリールでは絡まないような機構の中心部まで糸が絡んでしまうのでもう大変です。

その点、3000円以上のリールであれば分解メンテナンスを念頭に考えて作られているので、リールだけは3000円~5000円程度のエントリーモデルを購入しましょう。

ちなみに私が買ってあたりだった製品は「アブガルシア(Abu Garcia) スピニングリール 17 カーディナル II S 3000」のになります。

1000や2000も売っていますが、3000にしておけば巻ける糸の量が多く、サビキ釣りから簡単な遠投までこなすことができるので、初心者のオカッパ釣りにはオススメです。

分解も簡単なのがいいですね…!

 

逆に安物でも問題ない装備!

先ほどはある程度お金をかけた方がいい装備を紹介しましたが、お次は安物でも問題ない装備をご紹介!

私がおすすめする安物装備は…下記の5種類!

①竿・ロッド

②ルアー・針・ウキ

③クーラーボックス

④ロッドケース

⑤サングラス

釣りに慣れている人はあー!と納得、まだ始める前の人はなんで?と疑問に思うかもしれません。

①の竿・ロッドは、川釣りや堤防釣りであれば中古の釣具屋などで売っている数百円のものでも十分機能します。船釣りの時のみしっかりとした新品を買えば他は十分!

②ルアー・針・ウキは100円均一のダイソーで売っているもので十分!むしろ変な中古よりダイソーの方が使えます。

かなりの大物を狙う船釣りの場合のみ、それなりのルアーや針を揃えましょう。

③のクーラーボックス④のロッドケースについては、よほど釣りにハマって、船釣りや過酷な立地での釣りに行かない限りはダイソーのクーラーバッグと、1000円程度で買える安いロッドケースでOKです。

特にクーラーバッグは、釣果が少ない最初のうちはただの荷物にしかならないので、軽量なクーラーバッグは本当に重宝しています。

最後に、⑤のサングラスですが、これは意外と準備している人が少ないんですよね。

海での釣りは日光の照り返しなどで目へのダメージが大きいので、必ずサングラスを準備しましょう。

目を釣り針やおもりからも守れるので、失明の危険を大きく減らせるのがいいですね。

もし普段からメガネをかけている人であれば、クリップ式のメガネに後付けできるサングラスがおすすめ!

わざわざ専用で眼鏡を作る必要がないので安上がりなんですよね。

通常のサングラスも、クリップ式も500円~1000円程度で買えるので、サクッと安物を揃えておきましょう。

 

お金をかけるコツを掴んで、楽しく釣りを楽しもう!

 

お金が無限にあればいいのですが、そうじゃないのが世の常。

とはいえ、盲目に安物だけを買い集めては、安物買いの浪費に繋がってしまいます。

今回の記事を参考にコストを抑えつつ、楽しく長く釣りを続けて貰えると幸いです。

釣りの技術に合わせて装備をバージョンアップをしていくのは凄く楽しいので、私の釣り力が上がったら、そちらの記事を作成してもいいですね。

今後も、初心者向けのお悩み解決記事をちょこちょこ連載していこうと思いますので、釣行記と合わせてお楽しみください。

ちなみに、twitterからの情報も募集中!「こうすれば釣れるよ!」「この釣り場オススメだよ!」という情報、アドバイスなどございましたら、お気軽にご連絡ください。

執筆者のプロフィール

高村 燕月
高村 燕月
釣りと筋トレが趣味のライター、作家。釣行範囲は東京~神奈川。11連続ボウズという荒行を経て魚に関する本を読み漁った結果、知識だけ異様に偏っている。一般的な釣りよりも実験的な釣りを好む。Twitter、やってます。
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