「普通なら無理でも、戦車に通れない道はありません。
戦車は火砕流のなかでも進むことができるんです」
いや、俺の好きなアニメ、ガールズ&パンツァーに出てくるセリフです。
要はあきらめてはダメということ。
別に安西先生の「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」でもいいのですけれど……。
さて、今シーズン4回目の渓流釣り。
今回は「釣りとバイクが趣味なんだ。」のメンバー・クロさんと。
いや、クロさんはゲームのチャットで話しただけで、
会うのは、この日が初めて。
初対面でいきなりの釣り同行でした。
まぁ、「釣り人に悪い人はいない」ということで、
俺は初対面の不安はさほどありませんでしたし、
実際にクロさんはナイスガイでした。
クロさん情報としては、
クロさんはフライマンで
「エサ釣りもやってみたい」ということで、
この釣行になったのでした。
どこに向かったかというと
栃木県の箒川です。
関東ではかなり有名な渓流釣りのフィールドですね。
ただし、俺もクロさんも初めて。
メールでの打ち合わせのすえ、
俺がクロさんを車でピックアップする段取りとなったのですが、
クロさんは東北道のICに近いので、
「なら栃木にするべ」という経緯です。
まず道中については行きも帰りも順調。
三連休とはいえ、行きは夜中出発の
帰りはお昼出でしたから、
まぁ当然といえば当然ですかね。
んで、朝マズメの時間帯に着きはしたものの、
何せ初めてのフィールドなもので、
駐車できる場所も
川原へとエントリーできるところもわからない……。
しばらく車でウロチョロして、
「キャッチ&リリース区間」というノボリの立っているところ付近に川原へと続く道を見つけて、
そこからエントリーすることにしました。
あ、今回向かったのは箒川ダムの上流側です。
箒川沿いには国道400号が走っていて、
迷う心配はほぼほぼないでしょう。
西那須野塩原ICから10km未満で
都心近郊からのアクセスはよいです。
話を釣りに戻すと、
俺は相変わらずのエサ釣りで
この日は開始後、数投でヒットしました。
しかも、かなりの大物っ!!
大物過ぎてライン(ハリス)を切られました。
そこで、ハリスを0.6号から0.8号にチェンジ(その日はそれ以上太いハリスを持っていかなかったです)。
すぐにヒットして、今度はより長くファイトしたのですが、結局はまたもハリスを切られました。
「大物が釣れる」と楽しんでいたところ、
「ちょっと」と後ろから声を掛けられました。
漁協の方でした。
まだ遊漁券を買っていなかったので、
ちょうどよかったのですが、
「ここはエサ釣りはダメだからね!」と怒られてしまいました。
いや、はじめてで本当に知らなかったんす。
申し訳ございません。
ここで箒川の遊漁券情報(その漁協の方に伺いました)ですが、
そのキャッチ&リリース区間はルアーもしくはフライのみで日券(現地売り)は2000円、
それ以外の区間の日券(現地売り)は1500円です。
それで、1500円の遊漁券を買って、車で上流側に移動。
続いては塩原の温泉街付近で竿を出すことにしました。
このポイントは渋かったっすね。
温泉街なので川に流れ込むパイプからは湯気が出ていますし、
岩もなんか独特の風合いだしで、
俺は「ここには魚はいない」と判断しました。
「移動したほうがよいな」と……。
ただ、クロさんは「あそこに小さな滝があって、そこにいるから、あそこでエサ釣りをやってみたい」と主張(笑)。
「なら、やってみるべ」と事前の打合せでオーダーのあったエサ釣りセットを貸すことに。
俺もついていきましたが、
もはや俺のロッドは持って行きませんでした。
だって、ここには魚はいないと思っていたから。
「クロさん、ここには魚はいないよ」と心のなかでつぶやきながら、
生暖かい目で見守っていると……。
なんと!!
クロさんが竿を立てて
魚を釣り上げました。
ここに魚はいたんだ!!!
クロさんはみごとに釣り上げましたぁ。
サイズは少し小さいけれど……。
それによく見ると……。
あ……、
アブラッパヤ……。
渓流界の外道の代表格です。
で、でも、
釣り上げただけでもすごいっす。
あきらめたら、そこで試合終了なんすよね……。
この日はじめて、魚をしっかりと見たところで、
車でさらに上流側に移動。
移動してみると、
箒川は国道沿いに駐車場が点在していて、
駐車場所探しには、
困らないということがわかりました。
1~2km進むと、
渓相は変化。
それまでは本流然としていますが、
里川風になります。
「ここなら釣れそう」と思い、
がんばりましたが、
ここも渋かったっす。
でも、もう、あきらめないっす。
ねばって、ここでついてにアタリ……。
ちなみにクロさんはカジカを釣りました。
その後、さらに「まぁせっかく来たのだから」と上流側に車で移動。
「要害公園」付近でエントリーしました。
ここでクロさんとは集合時間を決めて、
いっとき別行動に。
だって、この日は猛暑で、
まだまだ元気一杯のクロさんに対して、
俺はすでにバテバテでしたから。
さて、クロさんはといえば……。
やはり、粘り勝ちしたのです。
詳細は、きっと、このあと本人がアップしてくれるでしょう。
箒川、十分、楽しめました。
俺の評価は100点満点中75点です。
合格点を80点とすると、
少し届かず……という感じで。
それはやっぱりキープサイズのヤマメやイワナが釣れなかったから。
もしかしたら、朝マズメのときに
上流側にいたら、結果は違っていたかも……とは思います。
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