レインウェアをジャンル別に比較してみます
関東地方は6月11日(木)に梅雨入りしたそうで。
なので、今回は梅雨らしくレインウェアがテーマで。
ただ、この時期、多くのサイトが取り扱うので、切り口は工夫せねば……。
うちのような個人サイトはまともにやっても大手サイトには勝てないので(汗)。
最初は本サイトの名物企画でレインウェアのメーカーの徹底比較にしようと思ったのですが、そもそもバイクのヘルメットのショーエイとアライのように、「レインウェアならここ!」というメーカーってないような……。
それで、釣り用、バイク用、アウトドア用で比較してみます。
うん、これはおもしろそうです。
まず、釣り用、バイク用、アウトドア用と表現してみましたが、それはどこで売っているか、あるいは、どこのメーカーのものかということです。
釣り用は釣り具の上州屋などの釣り具店で売っていて、メーカーはダイワやシマノなどの釣り具メーカー。
バイク用は二輪館などのバイクショップで売っているもの。メーカーについては、ホンダやヤマハといったバイクメーカー、それにRSタイチやコミネなどのバイク用品メーカーのものも含みます。
アウトドア用は石井スポーツなどのアウトドア(登山)ショップで売っていて、メーカーはモンベルやパタゴニアなどのアウトドア用品メーカーです。
レインウェア選びのポイント
徹底比較に入る前に、抑えておきたいレインウェア選びのポイントから。
あくまで、アングライダーとしての俺の私見だす。
①予算に応じる
②使用頻度に応じる
③「耐水圧」と「透湿性」をチェックする
④デザインやカラー、サイズをチェックする
んで、上のそれぞれについて。
①予算に応じる
これは当たり前なのですけどね。
大事なことなので、あらためて。
他のアイテムにも共通していますが、基本、レインウェアも性能は価格に比例します。
なので、質のよいものがほしければ、高いものを……ということになりま。
②使用頻度に応じる
これは上の「①予算に応じる」と密接な関係があるのですが、どれくらいの頻度で使用するかも、レインウェア選びの大切な要素になると。
当然のごとく、頻度が高い人は、ちょっと値は張っても、よいものを選んだほうがよいということになりますよね。
「釣りが大好きで雨でも釣行する」「何泊かするロンツーが多い(=天気が悪い日に走ることになる可能性が高い)」という方は、それなりの予算を準備しましょ。
③「耐水圧」と「透湿性」をチェックする
これがレインウェアの性能を表すことになります。
耐水圧とはJIS(日本産業規格)が定めた測定方法によって、生地表面がどのくらいの水圧まで耐えられるかを表した数値です。
数値が高いほど防水性に優れています。
バイクの場合は、通常の走行では「耐水圧10,000mm」以上、高速走行(80km)では「耐水圧20,000mm」以上がオススメとされています。
一方、透湿性とは、生地1㎡あたり、24時間で何gの水分を透過した(外に出す)かを示す数値です。これは衣服内の水滴にならない蒸気状態の汗を、生地が透過させる(外に出す)度合いを表します。
一般的には、蒸れにくさを意識するなら、最低でも5,000g以上、できれば8,000g以上がよいとされています。
④デザインやカラー、サイズをチェックする
デザインやカラーについては、まぁ、他の洋服と同じなので割愛します。
サイズも基本的には普通にチャックするでしょうが、一つ注意点があります。
レインウェアは、普段、着用している衣服の上から着用するので、普段着の1サイズ~2サイズ大きめを選ぶとよいといわれています。着脱もしやすいですしね。
※参考サイト/WeBike
・【コスパ最高】バイク用レインウェア おすすめ8選【もう迷わない】
釣り用、バイク用、アウトドア用、それぞれの特徴
さぁさぁ、ここからがジャンル別の比較です。
まず、釣り用から。
カタログから判断するに、キャストやフィールドでの移動を考慮して、動きやすいつくりになっているのが特徴っすね。
あと、これはダイワとシマノという大手メーカーに限った話にはなりますが、基本的に高価です。
それだけ、性能がよいということなのでしょう。
あと、釣りはルアーなどのちょっとしたアイテムを入れるところがあると便利なので、ポケットが多めの傾向があるようです。
カラーについては、魚に見つけられないように迷彩などのカモフラージュに役立つ色があるのも特徴でしょうね。もちろん、その一方で、水難事故にそなえて目立つ色のものも用意されていますが。
次にバイクです。
バイクのレインウェアの特徴は体にフィットするつくりになっていることですね。バイクは風を切りますから。
あとは積載しやすいように、収納時にコンパクトにまとまるようになっています(収納用の袋がついています)。
なので、一度着たあとにしまうのが少々手間で……。
俺なんかは、もう少し収納袋が大きくてもよいから、しまいやすくしてほしいと思ったりもします。
もう一つ、あくまでも傾向としてですが、釣り用よりはリーズナブルです。
最後にアウトドア用です。
もちろん、登山などの動きをともなうので動きやすいつくりになっています。
そして、多くのメーカーがあるのも特徴かと。モンベル、ノースフェイス、ロゴス、パタゴニア、ホグロフス、ミレー、ミズノ、コロンビア……。しっかりとしたキャンプをしたことがない俺が耳にしたことがあるところだけでも、これだけのメーカーがあります。
それだけ選択肢が多いということっすね♪
それにバイク用同様、収納時にコンパクトになるもの(収納袋がついているもの)が多いです。
そして、本サイトは「釣りとバイクが趣味なんだ。」なので、釣り人、ライダーのために、どのレインウェアがよいかということを考えてみます。
いや、俺は普段から、「釣りのアイテムってバイクにも使えるんじゃね?」「バイクのこの用品は釣りに役立つかも」という視点で考えることが多いのですが、レインウェアも、その可能性がありますしね。
まず釣り人にとっては、アウトドア用のレインウェアは普通に視野に入っていますよね。
他のサイトの「おすすめ釣り用レインウェア」の記事を見ても、多くはアウトドア用のレインウェアがメインです(ってか、釣り用なんだから釣り具メーカーのレインウェアもしっかりと紹介してほしい……)。
一方、バイク用のレインウェアはコンパクトになる(収納袋がついている)ので、荷物をコンパクトにまとめたい人におすすめっすね。
ただ、それはアウトドア用もそうですが……。
んで、ライダー目線でいうと、釣り用も検討してもよいかと。
確かに体へのフィット感という面では劣るかもしれませんが、そこって、じつは、そこまで重視しなくてもよい要素かなと俺は思っています。
もちろん、走りのスタイルにもよりますが、あまり高速を使わないライダーはとくにそうかと。
それに釣り用のレインウェアでも、強風の雨天時を考慮して、部分的に絞ることができるようになっているものは少なくありません。
そして、アウトドア用のレインウェアも同様にチェックしたいところっすな。
バイクショップはバイクメーカーやバイク関連アイテムメーカーのレインウェアが中心のところもあるので、そこは釣り具屋やアウトドアショップにも足を伸ばすことをおすすめしま。
注意点としては収納時にバイク用のようにコンパクトにまとめられるか(収納袋がついているか)を確認することっすね。
性能重視で、そこは無視、あるいは袋は別に購入するという考え方もありますが……。
管理人、おすすめのレインウェア
そして、ここから、具体的な製品紹介に。
残念ながら実際に着用するほどの財力はないので、他のおすすめサイトやレビュー、価格帯、カタログデータを参考にまとめます。
釣り用、バイク用、アウトドア用をそれぞれ三つずつで9選でいきます。
そうそう、あとはカタログとしては耐水圧と透湿性を表記したいのですが、メーカーの公式サイトに記されていないことも多いのですよね……。
ここらへんは表記の規格を統一してほしい……。
<釣り用>
・ダイワ/DR-15020
今年(2020年)のモデルです。え~と定価は56,500円(税抜)。
D.D.SYSTEM(ダイレクトダイヤルシステム)を搭載していて、ダイヤルを回すだけで必要な部位を簡単に締め込み、開放もスムーズだそう。
いいなぁ。これ……。
レインウェア重視派におすすめです。
・シマノ/RA-017T
ダイワときたらシマノも。いやぁ、シマノのレインウェアも高い……ゲフゲフ。
こちらは防水透湿素材ゴアテックスを採用しています。軽量で柔らかい着ごこちは抜群だそう。
こちらもまたライダーにもよいっすよね。
・アブガルシア/スタンダードレインスーツ
あのアブがレインウェアを出しているのですね。
アマゾンのレビューもかなり高いです。
スペックもよいっすね。
うん、これもよいレインウェアでしょ。
<バイク用>
・ホンダ/ヴェイパーストレッチレインスーツ
公式サイトによると「ストレッチ性能に優れたレインスーツ。シックなデザインで幅広い車両に対応し、ジャケットだけでもサッと羽織って出掛けられるようなシンプルなデザイン」とのこと。
こちらはライダーにとってのスタンダードでしょうね。
・ヤマハ/サイバーテックスⅡ
バイクメーカーのなかでは、昔からヤマハのレインウェアはよいといいますよね。
カワサキ派の俺でさえ、レインウェアはヤマハのを購入したことがあります。
バイク用ならではの「ばたつき防止タブ」「被視認性向上を図るリフレクター」などを搭載しとります。
・ワークマン/3レイヤー透湿レインスーツBIKERS (バイカーズ)
耐水圧20,000mm&透湿性2,000g/24h/m2
ここにきてライダーご用達のワークマンを投入です。
釣り人も注目している人は多いと思うのですが、この製品は名前に「BIKERS」とつくし、公式サイトの写真もバイクにまたがっているのでバイク用として紹介しま。
魅力はやはり圧倒的なリーズナブルさ!
価格は5,800円!
透湿性は、ここで紹介している他のレインウェアより劣りますが、そこは、それこそ使用頻度や予算などとの兼ね合いですよね。
<アウトドア用>
・モンベル/カモワッチレインスーツ
モンベルのレインウェアは上下が別に売られている製品が充実しているのですが、こちらは上下セットです。
公式サイトによると「バードウォッチングや野外観察時に便利な機能を備えた」とあって、釣りやバイクの文字はないのですが、「パンツには中に着用したウェアのポケットにアクセス可能なアクセススルージッパーや行動時の裾のバタつきを抑えるボトムアジャスターなど、他のモデルにはない機能を備えています」というのが魅力的だったのでピックアップしました。
・ミズノ/ベルグテックEXストームセイバーVレインスーツ
スポーツメーカー・ミズノから発売されているアウトドア用の高い撥水・防水・透湿力を備えたワンランク上のレインウエア。
確かに耐水圧も透湿性も高い!
アマゾンのレビュー数は783件!
これはよいものだぁ!(←着用したことはないので類推ですが)
・ロゴス/ストレッチレインスーツ
ロゴス、個人的に好きなのです。
以前、アウトドアの本を作ったときにお世話になったので……。
メディアに優しいメーカーなのです。
この製品は「動きにあわせて伸びるストレッチ生地」を採用しているそう。「動作性を向上させるモーションガゼット仕様」とのことで、動きやすさがウリですね。
以上です。
雨の日もよき趣味人生を~。
投稿者/管理人
※サムネイル画像はダイワの公式サイトより