早いもので2022年も、もう2月ですな。
来月には渓流が解禁です。そして、今シーズンのワカサギもそろそろ終わりですな。
俺はワカサギ釣りは結構やっていて、本サイトのフィールドレビューでは関東でワカサギを狙える場所は22カ所を紹介しとります(一部のダブりや多数のボウズを含みますが……)。
今回はそんな経験豊富(されどヘタレ)な俺が「ワカサギ釣りにはこんな工夫もありまっせ」というものをまとめて紹介します。
あ、最初にいっておきますが、正攻法ではなく、かなり邪道……ゲフゲフ、いやユニークなコツなので、しっかりとワカサギを狙いたい方はちゃんと釣果を追及している方の記事のほうをご参考に。
通販サイト「ナチュラム」さんの記事「初心者必見!これでもう迷わないワカサギ釣り!」なんてよいのではないでしょうか……。
まぁこちらはアイデア勝負ということで。
それでは~いってみま~しょう♪
正攻法は魚探にエレキ!~ワカサギ必勝法~
まず、そこがワカサギがいるフィールドだとして、確実に釣果を上げたいなら、魚群探知機(魚探)はあるに越したことはないっす。これはオカッパリでもそうですな。一般的にワカサギは群れで行動しているとされていて、その群れが来たら教えてくれますから。
あとボートの場合はエレキもあったほうがよい。あ、別にエレキに限らず2馬力でも。要は文明の利器たる動力に頼るということです。手漕ぎだと疲れますからね。
「手漕ぎボートが楽しい」なんていうのは最初の数回で、慣れてくると同時に手で漕ぐことが単なる労働になりまする。
文明の利器でいうと、電動リールもあったほうがよいっすな。できれば自動シャクリ付きのものを。
それに同じフィールドにはできるだけ通ったほうがよい。
すると、そのフィールド内でよく釣れるポイントとか条件が見えてきますからね。
これらを用意&考慮して群れを探しつつ、いる場所でやるのが釣るための一番の近道かと。
んが、俺はそれらをまったく実践していません!
だって、それだともう釣りではなく漁じゃん!
↑こういうタイプなので最高でも1日30尾とかその程度……。
なもんで、以降は俺のようにのんびり釣りを楽しみたい人向けです。
繰り返しになりますが発想勝負のユニークなコツということでご容赦を……。
いや、一応、根拠はあって、いろいろなところで出会った現地のベテランさんのコツがメインではありますよ、うん。
人混みを避けない~コツその一~
まず一つ目は「人混みを避けない」です。これは意外とまともなコツかと。
俺なんかは基本的に天邪鬼なもんで「俺は俺の道をいくんじゃい」と同じフィールド内でも密集を避けがちなのですよね。
人混み、嫌いだし。
ただ、そうするとやはり釣れないことが多くて……。
これは桟橋でもボートでもそう。
広い桟橋ならある区域に人が密集していて、端のほうは誰もいないというケースがあります。
すると俺は端のほうを選びがちなのですが、しっかりと釣りたいならソーシャルディスタンスを維持しつつ、できるだけ密集しているところの近くでやったほうがよいっす。
ボートの場合もそう。周りの迷惑にならない範囲でボートが並んでいるところでやると。
密集しているのにはそれなりの理由があって、それは実績だったり、魚探を持っている釣り人の魚探だったりするわけですが、それが釣果につながります。
なので、特に初めていくフィールドでは人混みを避けることなく、周りの釣り人の近くでやったほうがよかですなぁ。
ブドウ虫を混ぜる~コツその二~
知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、ブドウ虫とは何かの幼虫(なんだっけな……)で、上の写真のような見た目です。
これは渓流釣りではかなりポピュラーなエサなのですが、これを使う流派もあります。
名栗湖(埼玉県)に行ったときに教えてもらったのですよね。
ブドウ虫は大きいので、これに食わせるわけではありません。
ワカサギの仕掛けは一般的に針が多いので、そのうちの一つ(あるいは複数でもよいかも)にブドウ虫をつけて、ハサミで切るのですよね。
すると、水中で流れ出るエキスによってワカサギが寄ってくるそうな。
俺もやったことがあって、それで釣れはしたのですが、それがブドウ虫の効果かどうかはわからず……
だって、同行した友人も隣で普通に釣っていましたもん。
いや、友人の釣果さえもブドウ虫効果の可能性はあるのですが、検証しようもななく……です。
いずれにせよ、これは俺が発見したコツではなく、結構、一般的なコツなのでやってみてもよいかと思います。
ただ、ブドウ虫は安くはないのが難点です(1ケースは20匹くらい入っていて600円くらいですかね)。
仕掛けを投げてみる~コツその三~
これはスピニングリール、もしくはベイトリールを使ってのコツです。ワカサギというと氷に穴をあけて行う「穴釣り」の印象が強くて「仕掛けを足元に落とす釣り」と思っている方も多いでしょう。
もちろん、そのような状況が多いのですが、ワカサギの仕掛けをちょっと投げてみるという釣り方もあります。基本的にワカサギの仕掛けはオモリがついているので、まぁ少しは飛びますよ。
これも意外とポピュラーでオカッパリではそれでしか釣れない、というか釣りにならないところもありますしね。
それに周りの状況やその釣り場のルールが許すのであれば、ボートの上からでも投げてよいでしょ。
この釣りでは投げたあとに待ってもよいのですが、シャクリを入れつつ、少しずつ巻いてくるという方法もあります。俺の経験では後者のほうがよく釣れるような……。
メリットはより広いエリアを探れることとちょっと違う釣りを楽しめること。
ちょっとしたタックルは必要ですが、んなのは釣り具屋さんで打っているいわゆる「ちょい投げセット」でOK。
これもやってみる価値はあると思います。
エサを重ねてつける~コツその四~
これは今年(2022年)の正月に友人が編み出した秘技です。
ワカサギの仕掛けは針が多くて、エサをつけるのが面倒なのですよね。
あ、ここでふと基本中の基本を思い出しましたが、エサにサシを使う場合はサシは切ったほうがよいですよ。
それにエサはこまめに交換したほうがよいとされています。
ただ、俺の場合はそれさえも面倒なので、切らないのはもちろん、さほど交換しないことも多々ありますが……。
んで、友人の話。友人もエサの交換が面倒だったようで、上の写真のようにもともとついていたサシを取らずに、重ねるようにサシをつけたのです。
サシを切るのは水中でエキスを出すことに加えて、小さくしてワカサギが食いつきやすくするという意味もあると俺は思っています。
なので、「それで釣れるわけなかろう」と笑っていたのですが、なんと、それで普通に釣れたのです。
そ、それで釣れるの!?
考えられるメリットしては、まず手返しが早くなること。あとはエサが大きくなるので、釣れるとしたら大物になると……。
いや、これによって釣果が上がるのはいまだにわからないのですが、実際に友人はそれで大きめのワカサギを釣ったので、もう論より証拠なのです、はい。
他の湖スペシャルを使う~コツその五~
上の写真は相模湖の近くの五宝亭というお店で売っている仕掛けです。長さが3.5mで針が20本もついているのですよね。俺は他の釣り具屋さんではこの長さ(針数)の仕掛けを見たことがないので、「相模湖スペシャル」と呼んでいます。
おもしろいもので、場所によっては、そのフィールドならではのスペシャル的な仕掛けを売っていたりするのですよね。例えば中禅寺湖スペシャルとか↓
ちなみに中禅寺湖スペシャルは針にあしらいがしてあって空針でも釣れるそうな。こういう「〇〇湖スペシャル」を他のフィールドで使うのも一つのコツではないかと俺は思っています。
メリットはその仕掛けに慣れていないので、うっかり食っちゃう可能性があること。実際、俺は相模湖スペシャルを使って他の湖でワカサギを釣ったことがあるのですが、それが「相模湖スペシャルだったから釣れた」かどうかはわかりません……。
まぁちょっとしたアイデアということで。
あえて置き竿にしてみる~コツその六~
ワカサギ釣りの基本を小出しで紹介すると、サオをシャクるのも基本中の基本ですな。
まぁ竿を一定間隔で上下に揺するということです。
これは海のサビキ釣りなどでも基本だと思うのですが、俺はものぐさなので、それさえも面倒になることがしばしば(←オイオイ)。
シャクるのに飽きてくると竿を置いて、一服したり、本を読み始めます。
「竿をシャクるのが基本だからそれでは釣れないでしょ!」と思うかもしれませんが、それが必ずしもそうではないんだな。
魚影が濃ければ、置き竿でも釣れることはあります。
これは何度も経験があるので、間違いない事実です(ただ釣れることがあるレベルですよ)。
先にも触れましたが俺は漁ではなくて釣りがしたいので、こんなのでもよいんすよ。
疲れることをするから楽しくなくなる……。
シャクりに疲れたら、ちょっと置き竿にしてみるのも選択肢です。
朝マズメに狙う~コツその七~
朝マズメについては皆様はどうお考えなんすかね。
あ、まず朝マズメをあらためて説明すると朝の日の出の時間帯のことです。
一般的には一番よく釣れる時間帯とされています。ただ、季節や釣りの内容によってはそうではなくて、例えば早春、解禁直後の渓流は水温が低いので午後からのほうがよいという説もあります。あと、冬の淡水の小物釣りもそのようですね。
では、寒い時期に寒いところで釣るワカサギはどうかというと、俺の経験上はワカサギは朝マズメによく釣れます。
一周回って、基本通りだったと。
まぁ、これも状況によるのでしょうけどね。
ちなみに最後にこの情報を追加したのは数を6選ではなく、ラッキーセブンの7選にしたかったからという事情も……ゲフゲフ。
そうそう、釣りに関する記事といえば本サイトの人気コーナー「趣味達者が綴る」の記事を更新しました(そのリンクはこちら「高村燕月の釣り研究釣行記/連載第29回【穴場?】江戸川グラウンド運動場兼ラグビー場横で釣りしてみた」)
今回は以上です。
でわでわ~。
投稿者/管理人