今回はバイクのシートがテーマです。
記事のベースは俺の愛車のスズキSV650 ABS(以下SV650)ですが、それだけだとかなり限定的な話になってしまうので、できるだけ汎用性の高い情報に落とし込んでいきたいと思います。
それでは~いってみま~しょう♪
外すときは持ち方も工夫~SV650のシートの着脱方法~
今回の記事をまとめようと思ったきっかけは俺がSV650のシートの着脱をうまくできなかったから。
これは俺の車体だけの問題なのか、車種としての問題なのかはわからないのですが、とにかくシートの着脱が難しい……。
言葉としてはバイクに使うのが適切か、わからないのですが、「建てつけが悪い」という感じでして……。
これはもう納車時に気がつきました。納車された帰り道、自宅の近くのコンビニに立ち寄った折にふと「そだシートの取り外しもやっとこ」と思ったのです。
俺の中ではサクリとできるはずだったのですが、これが大苦戦。
納車時に一応、その説明もあったのですが、俺は「そんなの簡単だよね~」と思い、聞き流していたのです(←俺は意外と人の話を聞かないタイプでして……)。
SV650のシートは車体の横にあるシートロック解除用の鍵穴に鍵を入れて回してロックを解除。
あとはすっとシートを取り外すだけのはずなのですが、それができない。
「き、今日はこのへんで許しといたるわ」でシートを取り外さないで帰ろうとも思ったのですが、俺は几帳面かつ気になることを放置できないA型なので、力を入れる方向や力加減を変えつつ、ようやく取り外せたのが30分後くらいでした。
そのときはただ単にシートの着脱を試したかったので、外してあらためて構造を確認したら、今度はつけるターン。それは外すときほど苦戦しませんでしたが、やはり時間はかかりました。
ふぅ、これは大変だ……。
このシートの着脱はじつに微妙な頻度で必要でして。
というのもETCの本体がシート下にあるので、ETCカードを使うときにはシートを着脱する必要があるのです。
これが毎回必要ならあらためてバイクショップにコツを聞きにいくのですが、たま~になので、それも面倒。いや、面倒というより、そんな初歩的なことを聞くのが少し恥ずかしい……(←おっさんの変なプライド)。
マニュアルを見てもサラリと書いてあるだけ↓
ネットで調べてもあまり有益な情報がなく……です。
毎回、シートの着脱にちょっとした時間がかかっていたので、「これはいつかなんとかしなくては」と思っていたものです。
んで、先日、友人とその問題を解決する時間をとることができ、ようやくスムーズな方法を見つけたので紹介しておきたいと思います。
きっと多くのSV650乗りがこの問題に直面しているはず!(←いや、わかりませんが)。
安心してください。
これでサクリとSV650のシートの着脱ができます。
まず、あらためて構造をチェック。着脱のポイント、というか引っ掛かって邪魔になるのが、鍵でシートをロックしている部分周辺です。
これはロックを解除してシートを浮かすと目視できます。それで「後ろ方向に引くのだな」ということがわかるのですが、そのときに少しでも「シートは上に外れるのだから」と斜め方向に力を加えると、もううまいこと外れないというのがここでの結論です。
写真で見てみましょう↓
外し方のコツとしては「鍵を回してロックを解除したら、シートを両手で持って真後ろに引き抜く」です。これでスムーズにはずすことができます。
んで、つけ方。
ここでは「外したときは真後ろに引いたから、今度は反対に真ん前に押す」と思うと、SV650トラップにまんまとハマってしまいます。
これは真上、そして隙間からチェックして、しっかりとまっすぐ適切な位置に差し込んでいることを確認したら、最後は真下に軽く押します。
この真下に軽くプッシュで、シートが軽く曲がり、フックが金具に潜り込んでカチリとハマります。それほど力は必要ないので、無理に押さないように注意しましょう(強い力が必要ということは位置がズレている可能性が高く、そこで無理に押すと部品を傷つける可能性があるかと)。
一周回るとマニュアルの外すときは「後方に引いて外します」、つけるときは「シートの後部を押し下げ、ロックします」ということになるのですが、それだけでわかるかぃ!(←俺の心の叫び)
ということで、SV650のシートの着脱方法でした。
同じような車種があるかはわからんのですが、そのような方にも参考となるとよいなぁ。
値段なりの価値はある!~純正オプションシートの乗り心地~
SV650のシートの着脱方法だけだとアレなので、もう一つ、シート関連の情報を紹介しておきます。
これはちょうどよいテーマがあります。
俺は新車で購入したときから、純正オプション(アクセサリー)のタックロールシートにしています。
なもんで、あらためて「純正シート対純正アクセサリーシート」の比較をしようかなと。
っと、その前にまずSV650はお尻が痛くなるバイクなのかというと、これはどうも、そのようです。
多くのSV650乗りがそう言っています。
ただ、俺としては「ケツ痛」はほぼ気になっていません。
何せ、比較対象が直前の愛車・カワサキDトラッカーXですから。これは最強、いや最狂、いやいや最恐クラスの「ケツ痛」バイクでして、もう乗って30分で「ケツ痛」との闘いがはじまります。
一応、ゲルザブを乗せていましたが、「そんなのムダ、ムダぁ」の世界でして。
それにくらべるとSV650は快適ですよ。
何より、俺はもうこれまでのバイクライフで「バイクはお尻が痛くなる乗り物」という認識になっているので、多少はしょうがないと思っているのですよね。
というわけでSV650で「お尻が痛い」というライダーにはこう言いたいっ!
「本当のケツ痛バイクはこんなもんじゃないないっ!」と(←あくまでも俺の持論です)
あ、SV650のシートの話でしたね。
「純正シート対純正アクセサリーシート」の比較ということで、納車以来、自宅の倉庫に眠っていた純正シートを引っ張り出したわけです。
つけるとこんな感じです。
俺が純正オプションにしたのは、正直、愛車としての個性の問題。ちょっと他の車体と差別化したかったから。乗り心地については「ちょっとはよくなるのかなぁ」というレベルの期待でした。
純正オプションの「スズキ」という文字はなんだかなぁと少し嫌でしたが、友人の「これがエヴァみたいでかっこいいんじゃん」(真顔)という言葉で、今となってはチャームポイントと思っとります。
このたび、久しぶり、というか初めて完全純正シートを引っ張り出しましたが、きれいな状態で保存していたせいもあり、見た目は「これはこれで悪くない」と思いました。
あとは完全に好みの問題なので、シートの交換を考えている方は先の写真を参考にどぞ。
乗り心地については、完全純正シートはちょっと走っただけなので、完全に平等の比較というわけではないのですが、やはり見た目からもわかるように、体が前(タンク方向)にズレていくという印象です。
もしかしたら、形状の見た目でそう思い込んでいる影響もあるのかもしれないのですが……。
結果としてライポジ(ここではお尻の位置)はタンク寄りの一択になり、純正オプションのタックロールシートのほうが自由度が高いのかなと思いました。
純正オプションはお尻の位置を微妙にズラせる(前にズレていかない)ということで、それこそ「ケツ痛」の軽減につながるかもしれません。
この純正オプションのタックロールシートは35,200円(消費税込み)。あくまでも俺個人の感想ですが、長く乗ることを考えると、その価値はあると思います。
んで、これはSV650に限った話ではないような。こういうケースって他のメーカー、他の車種でも結構、ありますよね。
例えばヤマハMT-09 SPも純正オプション(アクセサリー)として、コンフォートシートが用意されていますが、これも同じようかと。何ならこちらのほうが自分で「コンフォート(=快適さ)」といっているので、乗り心地が格段にアップするような(いや、乗ってないから知らんけど)。
もちろん財布との相談になるでしょうが、シートの純正オプションとの交換はアリです。
なら、「社外品シートはどうなの?」となりますが、これはもうケースバイケースかと。
俺自身、SV650の購入時に社外品シートも考えましたが、まず価格が高い、それと安心度(ほぼほぼそんなことはないと思いますが微妙にフックの位置がずれているとか)を考慮して純正オプションにしました。
今回は以上です。
最後に本日は本サイトのバイク関連日の「ドドッと公開日」ということで次の記事を公開しました。
・バイクのクリエイターに聞く「趣味人に聞く バイク編」/きむまっちょさんの巻「都道府県別おすすめツーリングポイント・長崎県編」
・バイク好きによるコラム「趣味達者が綴る」/さすライダーさん「ここが無料!? 北海道ツーリングおすすめキャンプ場3選」
でわでわ~。
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