今回はSDカードに関する記事です。
テーマはずばり「アクションカメラに合うSDカードの選び方」です。
釣りもバイクも、記録用、あるいは動画投稿サイトで公開するようにアクションカメラを使用する方はたくさんいらっしゃるでしょうから(もちろん釣りやバイクが趣味でない方も参考になるかと)。
他にも似た内容のサイトやブログはあるので、差別化のために記事タイトルに「1分でわかる」と付けました。
細かい話はさておき、要点を中心にいきます。
それでは、さっそくいきま~しょう♪
v30以上ならほぼ大丈夫~アクションカメラに合うSDカード~
1分でわかることを目指すので、さっそく肝心のところから。
ここでは人気のゴープロとインスタ360を中心にいきます。
まず、基本事項としてSDカードの性能は主に転送速度と容量で決まります。
んで、自分のアクションカメラに合う合わないは転送速度によって決まります。
んでんで、ややこしいのがひと口に転送速度といってもいろいろな規格があるということです。
まず、それぞれの転送速度の推奨のスペックはこちら↓
んで、SDカードの転送速度を表す主な数値はこちら↓
どのSDカードにもパッケージ、そして製品に上の転送速度のいずれかの数値は表記されています。
これで勘がよい方はわかるのではないですかね……。
はい、1分で終わりましたっ!
1分で終わらせたということで、ここからはもう少し詳しく解説していきます。
実例とともに紹介します。
最近、俺は「ゴープロMAX」を購入して、そのためのSDカードを家電量販店で買いました。
その時は明らかに俺の勉強不足で、「『ゴープロMAX』で使えるSDカードを探しているのですが……」とスタッフさんに相談したのですね。
それで、その時はスタッフさんが調べてくれて「あぁ、SpeedClass10以上が推奨ですね」と。
それで購入したSDカードのパッケージがこちら↓
先の「アクションカメラの機種とSDカードの推奨性能」の表の「ゴープロMAX」を見ると、確かに「SpeedClass10またはUHS-1以上」とあります。
そして、俺が購入したSDカードのスピードクラス、それは一部が途切れた正円で記されているのですが、それが10なので、適合していると。
もちろん、実際に問題なく使用できました。
SDカード自体に性能は表記されているので、そちらで確認するとこちら(上のパッケージとは別の商品です)↓
まぁ、今どき、多くのSDカードがスピードクラスは10なので、ゴープロMAXの場合はほぼほぼどの商品を買っても問題はないのですが……。
ややこしいのがゴープロのヒーロー10とか、もう少し転送速度の性能が高いSDカードが推奨されている場合。
この場合はパッケージやSDカード自体の「ビデオスピードクラス」が30以上の大きな数字のものが推奨となります。
ここで活用したいのが上の表の「SDカードの性能を表す数値一覧」で、こちらを確認すると、スピードクラス10はビデオスピードクラスでいうとV10に相当することになります(表を横の行で見ます)。
つまり、俺が今回したSDカードでは推奨性能に及ばないと……。
ビデオスピードクラスの30以上に関してはスピードクラスでは対応するものがないので、それこそ「v30」「v60」「v90」と表記されているものか、UHSスピードクラスが3を選べば安心です。
あとは、SDカード選びで考慮するのは容量についても触れておきます。
まず、大前提としてどのような解像度(画質のきれいさ)で撮影するかによって違うのですが、一例を紹介しておきます。これはもう数字に比例するのでシンプルです。
容量については、もう完全に個人の使い方によるのですが、個人的には64GBか128GBがよいと思います。
基本は値段に比例する~SDカードのその他の要素~
1分解説は終わったので、ここでは端折った部分にも触れていきます。
まず、あらためて先に紹介した転送速度をもう少し詳しく。これはもう規格の違いになってしまうのですが、それぞれの規格は次の通りです。
- スピードクラス/SDアソシエーションで定められた速度規格
- UHSスピードクラス/SDアソシエーションで定められたUHSバスインターフェイス製品向けの速度規格。UHSバスインターフェイス製品とは何かというと……。やっぱりもう割愛で
- ビデオスピードクラス/4K8Kなどの高画質・高品質映像記録の要求に応える規格として策定され、3D NANDなどの次世代フラッシュメモリーにも対応している
あとは「A1」「A2」という表記もよく見ますが、これはスマホのアプリを快適に利用できるかを表していて、「A2」のほうが高性能とのこと。
他にはローマ数字で「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」というのもあって、これは「バスインターフェーススピード」を表しているのですって。ま、長くなるので、こちらも詳細は割愛。
もう一つ、SDHCとかSDXCとかの文字も書かれていますかね↓
んで、最後にちょっと重要な情報を。
じつはSDカードには二つの速度があって、一つはこれまでに登場した「転送速度」。そして、もう一つは「読み込み速度」です。
転送速度は別の言葉でいうなら「書き込み速度」です。
これはSDカード選びにはそこまでは関係がなくて、基本的には転送速度が高性能ならば、読み込み速度も高性能かと。
ただ、注意したい点としては「最大140MB/秒」などパッケージに書かれている場合、それは読み込み速度です。
「うぉぉ、v90より速いぜ」とならないようにお気をつけを。パッケージやSDカード自体に表記されている、小さい記号の数値で判断すれば間違いはないでしょう。
使えない可能性も……~コンビニや百均のSDカード~
そして、本記事の最後の項目は具体的なSDカードの商品選びです。
まず、ちょっとイメージの話なってしまいますが、メーカーについては一般的には「San Disk(サンディスク)」、国産なら「キオクシア(旧東芝)」が安心とされています。
あ、もちろんインスタ360は公式なら間違いないかと。
「San Disk」と「東芝」については家電量販店のスタッフさんがおっしゃっていたし、結構、ネットでもそうなっています。
特に「San Disk」はゴープロの公式の推奨ですしね。
ただ、繰り返しになりますが、これはイメージの話で、例えば「シャーシのトヨタ、エンジンのホンダ」的な……。
根拠がなくはないですが、別にトヨタのエンジンがダメ、あるいはホンダのシャーシがダメというわけでもないですよね。
あとは同じ基本性能、容量でも価格が違うのはなぜかという問題。
こちらはものによって、例えば防水性だったり、耐衝撃性だったり、耐X線性だったりが付加されます。
これはもう他のジャンルの製品もそうですが、まるめて言ってしまうと、性能は価格に比例すると。
また、基本的には性能は大は小を兼ねるので、どのようなアクションカメラを使っていても、v30以上のものであればとりあえずの間違いはないと。
例えばこちらとか↓
国産派ならこちらとか↓
それと、きっと多くの方が知りたいこととして、「コンビニや百均(といいながらダイソーは500円ですが)で売っているSDカードはアクションカメラに使えるの?」という問題があるでしょう。
持参したSDカードの容量が足りなくなったり、紛失したりして、出先に不意に必要になることはありますから。
正確な答えとしては「使っているアクションカメラと売っているSDカードによる」ということになります。
まず、傾向をお話しすると、コンビニや百均で売っているSDカードはSpeedClass10のものが多いかと。UHSスピードクラスでいうならUHSスピードクラス1、ビデオスピードクラスでいうならv10ですな。
いや、あくまでも俺が知る限りでは……でっせ。
んで、疑問の答えの補足。俺の場合は基本的には問題なく使えます。というか、実際にコンビニで買ったSDカードを使用しています。
ただ、大きな注意点として、俺のアクションカメラはゴープロヒーロー5とゴープロMAX、それにリーズナブルな中国製のアクションカメラなのですよね。
それらに共通しているのは、最新のゴープロヒーローやインスタ360ほどの性能は求められていないということ。
だから、それらを使用している場合は、ちょっと難しい可能性があると。
ただ、これまでの話はすべてメーカーの推奨であって、絶対的にはそうでなくてはならないというわけではありません。
実例を挙げるなら、俺の友人はインスタ360を所有していて、そちらを借りて使用することがあるのですが、コンビニで買ったSpeedClass10のSDカードで普通に撮れますし、反対に別のSpeedClass10のSDカードでは撮影できなかったこともあります。
同じスペックでも製品の相性とかもあるのでしょうね。
なので、出先のコンビニや百均でSDカードを買う場合、性能が適合していればもちろん問題ないですし、そうでなくてもうまくいくケースもあると。
ただ、注意点として、百均で500円ぐらいで売られているSDカードは、ちょっと耐久性あたりが怪しいかも……ゲフゲフ。
今回は以上です。
アクションカメラに対するSDカードのあれこれをまとめてみました。
でわでわ~。
投稿者/管理人
※本記事の初公開は2024年7月5日です。なお、本記事は家電量販店のスタッフさんのコメントやWEB情報を調べてまとめました。誤りがある場合はコメント欄にてご指摘いただけますと幸いです。