【釣り】「釣り竿は経年劣化で折れることがあるのか?」を調べてみた【カーボンの耐久性】

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先日、俺が愛用している渓流用の釣り竿の1番(穂先の部分)が折れました。

はい、それはもうパッキリと

これが原因がわからなくて、釣りが終わって帰り支度をしているときに気がついたのですよね。
根がかりして無理に引っ張ったとか、原因がわかっていればスッキリなのですが、納得できぬ……。

あ、この竿はこちら↓

ダイワの「清瀬」です。入門者モデルになりますかね。
俺は貧乏なので、釣りもバイクもリーズナブルなものを選びがちでして……。
竿で気にするのは長さと重さだけっす。

こちらは俺が好きな青色なので気に入っています。
ということで、竿自体を買い直しではなく、折れた部分だけを取り寄せていただきました。

え~と2640円(税込)でした

「清瀬」さんのメーカー希望小売価格は19,000円(ごめんなさい、税込か抜きかは公式サイトではわからず……)です。
13本継なので、1本あたりは約1,500円。穂先なのでリリアンがついているとはいえ、割高でないかっ!
ま、そういうものなので、しょうがない。

んで、今回のテーマは「竿は経年劣化するのか?」です。
思いがけなく竿が折れていて気になり、調べてみました。

まず、「そもそも竿は折れるのか?」という問題について。
俺はメインが渓流のエサ釣りなので延べ竿(振り出し竿)の話になってしまいますが、経験からいうと「一定の頻度で普通に折れる」です。

他のサイトを見ると、「基本的には折れない」と表記されているところもありますが、まぁ折れますわな。
しっかりとメンテナンスして、無理な負荷をかけなければ、そうそうは折れないといえますが、例えば延べ竿の場合は砂が挟まった状態で伸縮すると竿に傷がついて、そこからダメージが広がっていくことなどもあります。
折らないように意識したい点はあるのですが、それはもう他記事にゆずりましょう。

そうではなくて、今回、俺が知りたいのは「竿って経年劣化するんじゃね?」ということです。
ほら、なんでも物って劣化していくじゃないですか。

それでまず大手釣り具屋さんに伺ったのですが、その方は「今回は多分、ラインが絡まったとかじゃないですかね……。竿は経年劣化はしませんよ」(キッパリ)とおっしゃっていました。

あら、そうなの……。
だけど、俺は天邪鬼なので、にわかには信じません。
もうこの歳になると、人の言うことを鵜呑みしなくなるんすよね。
というのも初めての釣り場で現地の常連さんに話を聞いたりすると、「はて、それってホント?」と思うことが多いから。
具体はあれですが、実際に間違っていることも少なくありません。
俺にいわせれば、その環境に慣れすぎてしまっていて、考えるのをやめているんすよね……。

あ、話が逸れてもうた。
んで、竿の経年劣化については素材で考えるべきですわな。

俺の「清瀬」さんはメイン素材はカーボンで、公式サイトには「カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な樹脂(レジン)量に着目。レジンの量を減らして代わりにカーボン繊維の密度を高めている」とあります。
カーボンは他のジャンルの釣り竿でもポピュラーな素材でしょうから、こちらでいきましょ。

ここで言葉の説明をすると「経年劣化」とは「時間の経過によって品質が低下すること」です。これは使用していようが、いまいが関係なし。
とにかく時間の経過ととも劣化していくっつうことです。

んで、カーボンは経年劣化するのかどうかです。これは諸説あるのですが、正解は「カーボン製品が経年劣化する可能性は十分にあり得る」です。

え~と、いろいろと調べまくったので、しっかりとしたソースを明示できず、これはあくまでも本サイトなりの結論ということでご了承を。
釣りのサイトではあまり触れられていないのですが、バイクや車、それに自転車などのサイトでは普通に「カーボンは紫外線に要注意」と書かれていることが多くあります。
すんごい端折るとカーボン繊維自体はそれこそ経年劣化しないとされているのですが、カーボン素材の製品に使用される樹脂が紫外線に弱いそうで。
もちろん多くは耐紫外線のためのコーティングが施されてはいますが、ここで注意したいのが半永久的なコーティングが世の中にあるのかという話です。
期間の長短の差はあれど、コーティングは定期的なメンテナンスが必要ですよね……。

あとは、「疲労限度」も考慮したいっすよね。
なんでも使っているとへたってくるじゃないですか。
それがカーボンはどうかということ。

これがおもしろくて、「カーボンファイバーは金属ではないため、(段々弱くなっていくというような)金属工学的な疲労の概念は当てはまりません。ただ、ずっと壊れないかというと、そのようなことはなく、カーボンは、その内部構造が負荷によって劣化したときは壊れます」とのことです。

※参考サイト/CBN Blog
カーボンフレームは結局のところ「へたる・疲労する・劣化する」のでしょうか?

つまり、徐々にではなく、何かの拍子に一気に壊れるというこってす。

ただ、カーボンは歴史が浅く、まだわかっていないことが多いようです。あるいは専門的すぎて俺のような素人でもわかる説明が十分になされていない……。

繰り返しになりますが、一ついえるのは、カーボンを使用した竿は紫外線により劣化し、それが原因で折れる可能性はあるということです。
↑あくまでも可能性の話です。

すんごい一般論になりますが、「カーボン製品の寿命はだいたい10年」とされていることが多いようです。

見たか、「経年劣化はない」と断言した釣り具屋のスタッフさんよ。

あとはカーボンというとバイクのサイレンサーにも採用されていますが、こちらもデメリットとして「紫外線で劣化が進む」と表記されることもあります。

※参考サイト/Webike+
チタン?カーボン?ステンレス?マフラーの材質の特長について解説します!

「んじゃ、ダメじゃん」となりますが、必ずしもそうではなくて、カーボンは航空宇宙分野でも採用されていますからね。多分……となってしまいますが、やはり樹脂やコーティングの問題が大きいのでしょうね。カーボン道、奥深し……でございます。

それはそうと、本日(2023年9月29日)、本サイト内で釣り関連の別の記事を公開しました。ぜひ、そちらもあわせてご一読を(下のバナーをクリックすると記事に飛びます)。

今回は以上です。

でわでわ~。

投稿者/管理人

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