【渓流フィールドレビュー】丹念に釣りあがりたい秋山川(山梨県)【第6弾】

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渓流釣り、行ってきました。
以前から計画していたわけではなく、不意に行きたくなったのです。
その理由の一つは前日が雨だったから。雨の翌日って釣れる気がしますよね。雨が降っているときでもよいのですが、それだと人間がツラいから、俺はやはり雨の翌日がベストだと思っています。
もう一つは、ゴールデンウィークの後半に向けて、「渓流釣りに行きたい」という方のためにフィールドを紹介できればと考えたからです。

今回、選んだのは秋山川です。
奥多摩の秋川ではないので、お間違いなく。
ちょっとマイナーかも……。
でも、俺は気に入っていて、よく行きます。
まず、近いのですよね。
高速道路を使うと最寄りのICは中央自動車道の相模湖ICです。都心からも行きやすい。
相模湖ICからは約30㎞と、ちと距離はありますが、それでもアクセスはしやすいかと……。
それに、秋山川は雰囲気がよい。
周りに民家がポツポツとあり、いかにも里川という感じ。
何かあったときのことを考えるとソロでも安心です。
野趣あふれるというわけではありませんが、渓相は悪くないです。

俺の場合、エントリーする場所は決まっていて、ちょっと上流のところです。
初めての方は、「秋山カントリークラブ」もしくは「秋山マス釣り場」を目指しましょう。
その近辺であれば、車を停められるスペースが点在していて、エントリーできる箇所もいくつかあります。

俺が入るところを具体でいうと、「秋山マス釣り場」の1㎞くらい上流です。
左手に見える酒屋さん(正確には雑貨屋さんですが)の看板が目印です。

左手の「酒」が目印です。

その数10m先に鋭角に曲がる道があるので、そこに入っていきます。

超鋭角ですが車も曲がれて入れます。

そんで、数10m進んだら、車が停められてエントリーできる場所があります。ただ、良心にもとづく駐車なので自己責任で。

エントリーできる場所付近の写真です。

さて、釣行記。
何度も行ったことがあるフィールドなのですが、今回は高速道路を使わなったこともあり、ちと迷ってしまいました。
マズメには間に合わず。
む、無念……。
日の出が4時50分でしたが、着いたのは5時過ぎでしたね。
あわてて用意してエントリーしました。

階段があって、エントリーは楽々できます。

ここで、いきなり大切な情報です。
じつは、この秋山川、これまでボウズということはないのですが、
爆釣したことがありません。
だいたい数匹……。

しかも、過去を振り返ると、朝マズメエントリーした付近で釣れて、その後はさっぱり……ということも少なくありません。
ですので、このエントリー付近が大事なポイントです。
ですが……、この日は釣れませんでした。
ヤバい……。

それで、俺は釣り下ることにしました。

ところで、渓流釣りの移動は下りと上りがありますが、
一般的には「釣り上りがよい」とされることが多いですね。
理由は魚は基本的には上流のほうを向いて泳いでいることが多いので、釣り上ったほうが自分の姿を魚に見られる可能性が低いから。
まぁ、でも魚だって四六時中、上流を向いているわけではないでしょうし、俺ほどの「ものぐさアングライダー」になると、セオリーなんて無視ですわ。

おっと、話を戻しましょう。
少し移動しましたが、
いやぁ、アタリもなかった。

んで、適当なところで折り返して、エントリーポイントまで戻り、今度はそこから釣り上がりました。

我慢強く投げているとようやくアタリがっ!

はい、ピンボケ。そして、魚はいつもの……。

……。

この秋山川は魚が釣れそうなポイントが点在していて、本当に雰囲気はよいです。
例えばこんな感じ。

いそうではあるんすけどね……。

ただ、ところどころにボサがあるので、頭上の確認はお忘れなく。
あと、この日は結構、根がかりしました。
浅めのところが多いので、何回か川に手を突っ込んでエサのブドウ虫を救出したのですが、
川底に木などが沈んでいることが多いみたいです。

そんなこんなで、釣り上がっていったところ、
ようやくアタリがっ!
今度は引きも強めっ!!

どどーん。

ヤマメです。20㎝くらい。どちらかというとリリースサイズですが、針を飲まさせてしまったのでキープしました。

さらに歩くと小さな滝みたいなところがあり、今回はそこで折り返しました。

行きたければ、さらに上流へも歩けるかと。広い範囲で釣りができます。

帰りの道中、小さな魚がすごくライズしているところがありました。
アングラーたるもの、この魚、なんだろうと確かめたくなりますよね。
俺はフライやテンカラはやらんのですが、意地でエサを連投しました。
釣れなかったなぁ。
ライズしているところにブドウ虫を投げても釣れん。
そりゃぁそうか。
トンカツを食べたい気分のときにチキンソテーを出されるみたいなものですものね(……何となく言いたいことを汲んでください)。

で、でも、そこでな何とか一匹かけました。

どどーん。

稚アユ……ですかね。

ライズしていたのが、この魚かはわかりませんが、そこで釣れたのは確かです。

結局、釣果はぎりキープサイズのヤマメが一匹(あとは稚アユが一匹とアブラッパヤ多数)。
ただ、繰り返しになりますが、釣れそうなポイントは点在しているので、俺みたいな「ものぐさアングライダー」スタイルではなく、丁寧な釣りをしていけば、もうちょっとは釣れるのかもしれません。
サイズの面では、残念なことに、俺はここでは尺を釣ったことはなく……です。
日券は1,000円(現場売りは1,500円)。
評価は100点満点で80点。
釣果は渋めでもアクセスしやすく、里川の雰囲気がよき!

現場の看板だす。アユも釣れるんすなぁ

帰りも下道で帰ったのですが、ろくに地図をみないという「ものぐさアングライダー」ぶりを発揮して、またも迷いました。んで、迷った先で日帰り温泉施設があったので入りました。

数馬の湯ですって。

温泉施設としては特筆すべき点はなく、とはいえ、悪くはないので星二つでお願いします。

ちなみに、この日は寒さ対策でワークマンの冬用レインウエア「イージス」を着ていきました。んで、釣りの最中も着用していたのですが、根がかりのリカバリーにより右腕がぐっしょりに。レインウエアなだけに中が浸水するとその部分は乾きにくく、帰りはずっと右腕だけが冷やされた状態で走っていたのですよね。この「数馬の湯」でようやく着替えることができ、濡れたインナーは走行風で乾燥という荒業で対応。写真に写った白いインナーはその様子です(笑)。

でわ、よきゴールデンウィークの後半戦を~。

投稿者/管理人

【これまでのフィールドレビュー】
串川(神奈川県)
箒川(栃木県)
桂川(山梨県)
渡良瀬川(群馬県)
鮎川(群馬県)

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