【出張版さすライダー・ドットコム/連載第24回】
こんにちわ、セパハンのバイクが著しく苦手な男、さすライダーです。
僕のバイクライフのメインはあくまでツーリングなので、ゆっくりと景色を見ながら走る……つまりは目を三角にして攻める系のバイクは対極に位置するのです。
しかし、世の中なんでも「まずはやってみる」ことが大切なので、ついにセパハンのスーパースポーツバイク(以下SSバイク)をお借りしちゃいました!
そして、その気になるマシンはYAMAHAの超人気マシン「YZF-R25」でございます。
YAMAHA YZF-R25とは?
ライダーなら誰もが知っている!レベルの超人気車種なので、今更説明の必要はないかもしれませんが……一応念のために説明させて下さい。
YZF-R25はYAMAHAが2014年に発売した「250ccのSSバイク」で、ネイキッドの「MT-25」と共通の直列2気筒エンジンを搭載した、最近流行りの「共通のエンジンを持つバリエーションモデル」です。
コンセプトは「毎日乗れるスーパーバイク」で、扱いやすいエンジン特性とキツくない前傾姿勢で「ちょっとコンビニ♪」でも気兼ねなく乗れる優しいSSバイクとなっております。
そして、このコンセプトが「バイク離れ」と言われて久しい若年層にドンピシャに突き刺さり、今では年間販売ランキングの上位の常連になるほどの人気車種となっています!
250ccとは思えないボリュームのある美しいデザイン!
僕が初めて実車を目の前にした時の感想は、一言「君、めっちゃイケメンやん!」でした。
YAMAHAのSSバイクといえば、かの有名な「YZF-R1」様がいらっしゃいますが、それに勝るとも劣らない美しい流麗なデザイン、250ccとは思えないボリュームのあるボディ、軽量化のために肉抜きされたハンドルまわり(処理が美しい)など、とにかく「観賞用としても申し分ないバイク」となっています。
ガレージに入れても、都会のビルの間に停めても、ツーリング先の綺麗な景色の前に置いてもとにかく映え〜なマシンです。
足つきがSSバイクとしては極めて良好!
一般的にSSバイクといえば足つきがキツい傾向にありますが……いや、スリムで脚長の僕には関係ない話なんですが……YZF-R25のシート高はなんと!780mmとかなり低い設定になっています(SSバイクとしては)。
実際、身長173ccの僕だと両足ベッタベタから〜の、膝がかなり曲がって「これ、絶対に立ちゴケしないやつ」と断言できる程の足つきの良さです。
まぁ、それでも僕の足つきは参考にならないとして……YZF-R25は初心者や女性ライダーに人気のあるマシンという事実が事実上足つきの良さを物語っていますよね。
しかも、前傾姿勢が程よい感じで、長距離でも疲れ知らずなのがまた素晴らしいポイントです!
充実の足回りと各種装備
YZF-R25は前後ともにディスクブレーキを採用しており、もちろんABSも搭載しています。
しかも、フロントフォークは倒立式で路面追従性がよく、標準タイヤのグリップもかなりいい感じです!
つまりは250ccとしてはかなり本格的な足回りとなっており、あくまでSSバイクとして走りを意識した設計となっています。
メーターパネルは視認性抜群のフルデジタル液晶となっており、シフトインジケーターや平均燃費なども表示されます。
それとヘッドライトとテールライトはLEDでとても明るく、スペースとしてはかなり小さいですが、一応リアシートが脱着可能で収納スペースも用意されています。
素晴らしい低速トルクとコーナリング性能!
SSバイクってエンジン特性がめっちゃピーキーで、例えばアクセルやクラッチ操作をちょっとでもミスると……ドッカン発進になっちゃう……おまけに低速が苦手で街乗りではガックンガックンしちゃう……っていうイメージがありますよね?(え?僕だけ?)
ところが! なんということでしょう! YZF-R25は発進がとんでもなくスムーズで、1〜2速の使い勝手が半端なく素晴らしいです。
コンビニの駐車場でごくごく低速でのUターンなんてのも全然余裕で、ぶっちゃけ「このバイクでエンストした時は完全にライダーの操作ミスだな」と個人的に断言します(実際そうだと思います)。
本当に低速域が扱いやすいので、なるほど、これは確かに「毎日乗れるスーパーバイク」だなと妙に納得してしまいました。
そして、このバイクが真価を発揮するのやはりワインディング!
冒頭でお話ししたように、僕はセパハンのバイクに対して苦手意識があるのですが、結論から言うとコーナーが楽しくて仕方ありませんでした!
なんと言えばいいのでしょう、曲がる方向に対して自然に曲がってくれる感じ、コーナーをトレースする楽しみ、車体を傾ける時の恐怖心のなさ、抜群のタイヤの設置感……。なるほど、これがSSバイクってやつね!っと新しい世界にすっかりハマってしまった次第です。
例えば、これが1000ccオーバーのリッターSSバイクだと、一定の緊張感(それがいいのでしょうけど)を伴うと思いますが、車体が軽量でパワーもコントロールできる範囲なので、誰でも気軽にスポーツ走行を楽しめる懐の深さがあります。
これは良いバイク!欲しい!
いやぁ〜参りました……そりゃ〜売れますよ、このバイク!
250ccでここまでの走りをしてくれるのであれば、ぶっちゃけ僕は大型バイクを所有する意味を本気で考えてしまいます。
最近バイクの価格上昇がヤバいくらいに進んでいますが、このパッケージをまだ60万円台(税込654,500〜)に収めていることに、YAMAHAの「若い世代にバイクに乗って欲しい」という心意気を感じます。
やはり売れているもの、つまりは良いものは良い、これは間違いない事実でした……あぁ欲しい、欲しいよYZF-R25ちゃん(はぁはぁ)
執筆者のプロフィール
-
北海道砂川市在住。バイクで日本2周、オーストラリア1周済の放浪系バイク乗り。フリーのWebライターとして活躍中。自身のサイト、本家「さすライダー.com」も大好評。YouTubeの「さすライダーチャンネル」のチャンネル登録もお願いします。
【管理人より/『趣味達者が綴る』のバックナンバーはこちら】
最新の投稿
- 2023.03.04全部食べたい!バイクで行ける北海道ツーリングおすすめグルメ5選
- 2023.02.19雪が降ったらオンシーズン! スノーバイクの魅力を全力で解説!
- 2023.01.10未知の世界?北海道のおすすめ春ツーリングスポット5選
- 2022.12.28夏のハイシーズンでも空いてる!富良野・美瑛の穴場ツーリングスポット5選