【出張版さすライダー・ドットコム/連載第26回】
こんにちわ、どこで聞いたか忘れましたが「バイク乗りが最後に行き着くマシンはセローかカブ」というフレーズが今でも忘れられない男、さすライダーです。
そんなこんなでどちらも一度は乗ってみたいマシンでしたが、セローは何故か奥様が購入して今家にあるので、、、残すはカブ!って思っていたら!?なんと、なななんと!あの超ウルトラスーパー人気過ぎて、、、在庫が入ると一瞬で消えちゃうという噂の「ハンターカブ様」に乗れる機会が訪れました!
ちなみに僕のライダー人生で初めての原付2種、初めてのカブということで、完全素人目線のレビューをお届けしようと思いますYO
HONDA CT125 ハンターカブってどんなマシン?
もはや、あまりに偉大な存在過ぎるので、今更説明する必要はないかもしれませんが、、、世界で一番売れているバイク!といえばご存知ホンダの「カブ」です!
カブといえばHONDA、HONDAといえばカブ!というHONDAの「顔」のような存在で、カブに乗るライダーは「カブ主」という専用の称号まで付与されます。
そして、そんな偉大なカブシリーズの中でも特に名車と呼ばれている「CT110」の後継モデルが「CT125 ハンターカブ」ってわけです。
その人気たるや凄まじく、2020年6月に発売されると同時に飛ぶように売れまくり!今でも多くのライダーが納車待ち、、、という状況が続いている超人気マシンとなっております。
カブにはビジネス用、ストリート用、ツーリング用など様々なバリエーションがありますが、ハンターカブは未舗装路の走行も視野に入れたモデル、いわゆるアドベンチャーバイクに分類されるマシンです。
なのでカブとしては比較的大柄な車体で、ガソリンタンク容量もカブ最大クラスを誇っており、しかもタイヤはブロックパターンと、どこからどう見ても「本気の作り」になっています。
ちなみに車体カラーはTHE HONDAな「グローイングレッド」と「マットフレスコブラウン」の2種類となっていますが、今回は後者のカラーの車体をお借りしましたYO
意外とシートが高め?ハンターカブの足つき
Hey!125ccの可愛いハンターカブちゃん、俺っちが余裕で跨ってあ・げ・る、、、って、、、シートが結構高いYO、、、これ、恐らく「ハンターカブあるある」かもしれません!
実はハンターカブのシート高は「800mm」と微妙に高めの設定で、これはオフロード走行を視野に入れてのことかと思います。
もちろん身長173cmの僕は両脚ベタ付きですが、それでも下手をすると、最近のコンパクトな大型バイクより足つきが悪いかもしれません、、、ので「125ccだから、足つきなんて余裕っしょ!」っと実車に一度も跨ることなくレンタルしたり、購入するのは個人的には避けた方がいいと思います(165cm以上あれば問題ないです)
カブ史上最高の豪華な装備類!
って、お前カブ乗ったの今回が初めてやん!史上最高とか分からんやん!、、、っと言われそうですが、これは本当の話ですYO
まずハンターカブのブレーキは前後ともにディスクブレーキ、しかもフロントにはABSまで搭載されています!
しかも灯火類はウインカーも含めて全てがLED、メーターはフルデジタル、しかも標準で超大型リアキャリアとアンダーガード、それからキックスターターまで装備しているという豪華っぷりです。
カブならではの操作について
これはハンターカブというより「カブ」の話になりますが「自動遠心クラッチ」という独特のシステムを採用しています。
カブには本来あるべきクラッチレバーがなく、だからと言ってオートマではなく、クラッチレスのマニュアルミッションなんです。
ギアを上げるときはアクセルレバーを一瞬戻して上げる、下げる時も一瞬戻して下げる、これは普通のバイクと同じです(クラッチ無しでギアが入ります)
シフトペダルは前後操作可能なシーソー式になっていて、前を踏むと「N→1→2→3→4」後ろを踏むと「4→3→2→1→N」となりますが、シフトインジケーターがないので、、、最初は混乱すること間違いなしです、、、まぁ、そのうち慣れます(知らんけど)
125ccとは思えない加速とコーナリング!
僕は普段1,200ccの超大型バイクに乗っているので、流石に125ccに乗ったらパワー不足感が半端ないんだろうな、、、と思っていたら、アッサリと60km、つまりは原付2種の最高時速まで到達するじゃあ〜りませんか!
しかもハンターカブには「頑張ってる感」が一切なく、スムーズになんら問題なく60kmまで、気をつけないとそれ以上も簡単に出てしまう感じでした。
これには僕の中の125ccという排気量に対するイメージが、良い意味で一気にぶっ壊れました、さすが世界のカブ!
カブといえば日常の足や新聞配達!というイメージが強い僕は、コーナリングに対して全くイメージがつきませんでしたが、結論としては普通に楽しめました!
形状的にニーグリップができないので、流石にワインディングを「攻める」とまではいきませんが、トコトコとコーナーを抜けていくのがとても気持ち良かったです。
そしてこれはあくまで個人的な感想ですが、リーンイン気味に走る方がコーナリングを楽しめましたYO
ハンターカブには言語化できない「何か」がある!
ハンターカブは思った以上にスピードが出るし、ワインディングが楽しいし、未舗装路だって走れるし、荷物がたくさん詰めるし、そしてとにかく可愛い!
うまく言葉に表せないけど、何故か走ってるだけで楽しい気分になれるし、眺めるだけでもハッピーだし、一体何なんでしょうか?このマシンは?
これが世界で一番売れているバイクのオーラってやつでしょうか?
ライターとしては非常に悔しいのですが、とにかく簡単には言語化できない「何か」をこのバイクは持っています!
※管理人より
さすライダーさん、今回もありがとうございます。さすライダーさんのハンターカブレビューは動画もあります。
もう一つ、ハンターカブのレビューは本サイト内でLancerさん(リンクはこちら)や俺(リンクはこちら)も行っています。それぞれに感想があるもので読み比べてみるのもおもしろいかもしれません。
執筆者のプロフィール
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北海道砂川市在住。バイクで日本2周、オーストラリア1周済の放浪系バイク乗り。フリーのWebライターとして活躍中。自身のサイト、本家「さすライダー.com」も大好評。YouTubeの「さすライダーチャンネル」のチャンネル登録もお願いします。
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