【自分のバイクで】そうだ! 海外ツーリングに行こう!!【オーストラリアを1周】

趣味人に聞く バイク編 其の七 さすライダーさんの巻

文/管理人 写真/サムネイル画像を含め、本記事掲載の写真はさすライダーさんのブログより。無断転載は禁止させていただきます

 今回の「趣味人に聞く バイク編」はテーマ自体がパワーワードです。
 それは、ずばり「海外ツーリング」。
 お話をお伺いしたのは「さすライダー」さんです。ちと、緊張しましたね。何せプロのライターですから。あ、誤字ではありません。「ライダー」ではなく、「ライター」で合っています。ブログのプロフィールによると「バイク、旅、ガジェットなどの、好きなことや得意なことを、記事にまとめる仕事をしています」とのこと。俺の主戦場は紙媒体で、しかも編集者ですが、まぁライター業もするので、いわば同業者です。迂闊には記事にできぬ……。
気合いを入れつつ、そろそろ、海外ツーリングへの扉を開きましょうか……。

気持ちは自然とオーストラリアに
 バイクで異国の地を巡る……。俺も今まであちこちバイクで旅をしましたが、その発想はありませんでした。平塚さんのブログを見るまでは。なぜでしょう。諦めたわけではなく、本当に思いもつかなかったという感じです。
「僕もこれといったキッカケがあったわけではありません。
バイクで日本一周したのですが、そうしたら次は海外かなという漠然とした思いがあっただけです。賀曽利隆さんや藤原かんいちさん(下を参照)などの影響もあるのでしょう。当時(2008年頃)、僕のなかでは海外ツーリングといえばオーストラリアだったので、自然とオーストラリアに気持ちが向いていきました」

※賀曽利隆
1947年東京生まれ。アフリカ大陸一周を皮切りに、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、南北アメリカと世界六大陸を駆けめぐる。日本人として初めてサハラ砂漠をバイクで横断。
※藤原かんいち
電動バイクで世界一周、原付バイクで世界一周や日本一周など個性的な旅を続ける旅行家。

画像はさすライダーさんのブログ『SasuRider.com』の「費用は?保険は?海外ツーリングにおけるバイク持ち込みガイド」より

 そう、さすライダーさんがバイクでツーリングをしたのはオーストラリアです。ここで気になる海外ツーリングの実用情報を紹介します。さすライダーさんの海外ツーリングの状況をまとめると次のようになります。
・期間/2008年12月〜2009年9月(10カ月)
・コース/オーストラリア1周
・バイク/日本から輸送
・トータルで掛かった費用/約180万円(うちバイクの往復の輸送料が約80万円)

 ちなみに準備はどれくらい大変かというと、「普通に海外に旅行に長期で行く用意は余裕でした(笑)。ただ、バイクを海外に持っていくのはお金と時間を多量に消費します。とくに、そのための書類であるカルネの取得が大変で……」とのこと。もっと海外ツーリングの実用情報を知りたい方はさすライダーさんのブログまで(リンクはこちら

バイクは旅の相棒
 海外ツーリングを実行するためにさすライダーさんは退職したそう。そのバイタリティはどこからくるのでしょうか。気になるさすライダーさんのバイクの原点はというと……。
「昔はバイクが大嫌いでした。高校時代に親に『バイクを買ってあげるから、バイク通学しなさい』といわれても、全力で拒否していました(笑)。
 基本は家が大好きなインドアゲーマーで、外に出ることに興味がなかったのです。
 それが、車の免許を取得して、たまに窓から見えるバイクという乗り物になぜか惹かれて……。自分の意思で免許を取り、気がつけば生まれて初めてのツーリングに出かけていました。
 僕は宮城県の出身で、その頃は県内の仙台市に住んでいたのですが、初のツーリングは2週間の北海道です。
 僕にとってバイクは旅の相棒です。スピードを出したり、峠を攻めたりすることに、あまり興味はありません。オーストラリアを旅したのもホンダのゼルビスでいわば街乗り向きのバイク。当時としては先進的なスタイル(世間では不人気車で……)、250ccという排気量、荷物の積みやすさが気に入っていました。
 ちなみに車歴はスズキ・バンディット250の後期型が最初で、その次にゼルビスです。ゼルビスはオーストラリア以外にも本当にいろいろなところに一緒に走ってメーター読みで総走行距離11万キロです。今は、そのゼルビスとBMW R1200GSにも乗っています」

画像はさすライダーさんのブログ『SasuRider.com』の「【オーストラリア一周の旅】バイクで走るべきツーリングコースベスト5」より

やってみての感想は最高のひと言
 自分のバイクで異国の地を駆けるさすライダーさんには、どのような景色が見えたのでしょうか……。
「やってみての感想は最高のひと言です。
 見ず知らずの場所で、いろいろとネガティブになることもありましたが、毎日が冒険と発見の日々で、とても新鮮。うまくはいえないですが、生きていることを実感しました。
 初めての海外だったのですが、意外と何とかなっちゃうものですね(笑)。
 あと、なぜか、女性にモテました(笑)。僕自身がカッコいいというよりは『バイクでオーストラリアを一周している男!』という設定が女性に受けたのだと思います。
 その延長線上の話というわけではありませんが、オーストラリアでの印象深いできごとの一つが妻との出会いです。
あとは行ってよかったと思っているのは、やはりエアーズロックですね。ここは外せません。地平線まで続く直線道路の果てに、突如、巨大な自然物が現れたときはテンションが上がりました」

画像はさすライダーさんのブログ『SasuRider.com』の「【オーストラリア一周の旅】現地でのバイクツーリングでの宿泊について」より

画像はさすライダーさんのブログ『SasuRider.com』の「費用は?保険は?海外ツーリングにおけるバイク持ち込みガイド」より

ウユニ塩湖を走ってみたい…
 奥さんとの出会いは素敵なエピソードです。この企画での俺とさすライダーさんの出会いもそうですが、バイクは人と人を結んでくれます。さて、さすライダーさんは、これからはどのようなバイクライフを送りたいと思っているのでしょうか。
「一つは年越し宗谷岬ツーリングです。あとは、R1200GSで日本一周したいし、オフロードにも挑戦したい。海外なら、ニュージーランド、北欧、アフリカをツーリングしたいし、バイクで砂漠を走ってみたい。
 それにウユニ塩湖を走ってみたいですね。
 あとは仕事の面ではバイク系ライター・ブロガーとして成功したいと思っています」

ちと、ウユニ塩湖のイメージを伝えたくて…。こちらは写真素材サイトから。 にもさんによる写真ACからの写真です

日常では決っして味わえない体験がそこにはある
 ウユニ塩湖……。俺は写真の雑誌の仕事もしえいるのですが、風景写真のコンテストでよく見かける絶景です(南アメリカのボリビアにある湖で、「天空の鏡」と呼ばれるほどの美しい湖)。バイクで行くという発想がこれまたありませんでしたが、確かに行ってみたい……。「できる」という気づきも大切なのでしょう。
「海外ツーリングはハードルが高いと思っている方も多いでしょうが、海外をバイクで走ること自体は誰でもできます。きっと思っている以上に簡単だと思います。
 ただし、そのために準備や時間、そしてお金……。『会社を辞めるか否か?』など、決断すべきことも、たくさんあります。
 それでも、日々、当たり前の日常を過ごしていては、決して味わえない体験ができるので、やりたい人は今日から行動するべきだと思います」

画像は平塚さんのブログ『SasuRider.com』の「費用は?保険は?海外ツーリングにおけるバイク持ち込みガイド」より

【趣味人のプロフィール】

さすライダー
バイクで日本2周、オーストラリア1周済。国内ではとくに北海道をツーリングするの好き過ぎて、今年、北海道に移住したくらいです。公式ブログはこちら、YouTubeの「さすライダーチャンネル」はこちら
最近、食べて美味しかったのは「北海道の小平町にある『すみれ』のウニ入り海鮮丼」。
最近、購入したバイク関連グッズは「GIVIトップケースのキーシリンダー(スペアキー紛失のため)」。

【趣味人に聞く/バイク編のバックナンバー】
其の一 肉山☆のりこさんの巻 リーズナブルなバイク満喫術
其の二 ペペモーターサイクルス・鳥山さんの巻 プロのメカニックが教えるメンテナンスのコツ
其の三 タカハシミツルさんの巻 バイクの楽しみ&旧車の魅力
其の四 小川みずきさんの巻 入門者におすすめのバイク取り回し術
其の五 シロクマさんの巻 リターンライダーがすすめる最新バイクギア
其の六 野上鉄夫さんの巻 パーソナルトレーナーが教えるバイク乗りのための腰痛対策

執筆者のプロフィール

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本サイトの管理人です。34はゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のアカウント名です。いや、名前なんかは何でもよいのです。大抵のゲームは、このアカウント名にしています。本職は紙媒体の編集&ライターです。
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