俺の趣味の一つは、スポーツ観戦です。
NBAならフェニックス・サンズ、プロ野球なら横浜ベイスターズを応援し、
そしてサッカーはJ1の浦和レッズを愛しています。
昔は海外サッカーのほうが好きで、イタリアのセリエAが世界最高峰リーグだった頃はイタリアまで足を運んだし、フランスワールドカップも現地観戦しました。
スポーツ誌もチェックしているのですが、先日、ある人のインタビューを読んでいたら「すごいな……」と思ったのです。
その人はドラガン・ストイコビッチです。
Jリーグでは名古屋グランパスでプレイし、後に監督にもなりましたね。
あら、ご存知ない?
もう少し詳しく説明すると、ストイコビッチはユーゴスラビア(当時)出身で、世界最高の選手の一人でしたが、ケガに泣かされていました。
心機一転、新たなフィールドとして選んだのが、誕生してから、まだそれほど月日が流れていないJリーグでした。
彼が名古屋グランパスにやってきたのは29歳のとき。サッカー選手として脂の乗り切った年齢です。今、イニエスタやフェルナンド・トーレスなどの世界的に名のしれた選手がJリーグでプレイしていますが、年齢的にはちょっと全盛期とはいいにくい……。
そこがストイコビッチとの違いです。
もちろん、Jリーグでも大活躍しました。当時のJリーグのレベルだと、ちょっと次元が違いましたね。
そんなストイコビッチはナショナルチームのユーゴスラビア代表では背番号10、キャプテンでした。この感覚は今の時代に置き換えていうと、アルゼンチン代表で、日本でも人気が高いリオルネ・メッシがJリーグでプレイしているようなものです。いや、ちょっとばかり、メッシのほうが上かな……。ストイコビッチはそこまで実績を残していないから……。
当時のユーゴスラビアはストイコビッチ以外にも、サビチェビッチやミヤトビッチなど、スター選手ぞろい。
あ、ちなみにユーゴスラビアの方は名前に「ビッチ」がつくことが多いですが、この「ビッチ」は「~の子ども」という意味だそう。決してヤリ○ンという意味では……ゲフゲフ。
そのユーゴスラビア代表は本当に強く、ヨーロッパのNo.1を決めるユーロ92では優勝候補に挙げられるほどでした。大事なことなので、もう一度言いますが、そのような強豪代表チームにおいて、ストイコビッチは背番号10のキャプテンだったのです。それは、サッカー小国に日本に来てからも……。
そこで、当時を振り返るインタビューのなかで、取材者が次のような質問をしました。
「ヨーロッパのトップレベルのクラブでエース級の活躍をしていた選手たちがたくさんいた。それでも、代表での10番はあなたでしたね?」
それに対するストイコビッチの答えはこうです。
「他の選手が10番を付ける、それはありえない。そんなことを私に言ってくることは、ノーチャンスだった。みんな、ユーゴスラビア代表では10番が誰なのか、それはわかっていた。私も10番以外でプレーすることなんて、考えたことがなかった」
どうでしょう……。
この自我というか、自信というか……。
実際、ストイコビッチはすばらしき選手でしたし、この強固な信念があるから、そうたりえたのやもしれませぬ。
※参考サイト/NumberWeb
・ピクシーが語るJと背番号への思い。「他の選手が10番なんてありえない」
多分、日本人だと、このように答える選手はいないのではないでしょうか。
謙遜があるのですよね。
それで、話は飛びますが、本HPの人気コーナーの『達人に聞く』です。このコーナー、取材のアポ取りをしても、インタビューをしても「自分は達人ではないです……」とおっしゃる方が多くて……。
いや、俺のなかの定義としては達人は「その趣味を愛し、豊かな人生を歩んでいる方」だったのですが、多くの方は、やはり本来の達人ととらえるのですよね。そこで言葉遊びをしてもしょうがないと思ったので、コーナー名を変更しました。
新しいコーナー名は……
『趣味人に聞く』です。
まぁ、主旨は変わらず、その趣味を愛して、豊かな人生を歩んでいる方(ここも大事なので2回言いました……)にお話をお伺いし、その趣味の上達のコツや楽しみ方をお届けするということです。
趣味人はなんて読むのかというと、俺のなかでは「しゅみんちゅ」です。これは「海人」を「うみんちゅ」と読む、沖縄の方言感覚で……。なお、大型コミュニティに『趣味人倶楽部』というのがあるのですが、こちらは「しゅみーとくらぶ」と読むそうです。絶対に嫌だぁ。せめて「しゅみじん」で。
『趣味人に聞く』に変更後の第一弾はクラクラ編で本日アップしました。
その記事はこちら。
・【クラン運営を考える】リーダーに無理は禁物!【ルールは必要ない!?】
ちなみに、この『達人に聞く』あらため『趣味人に聞く』、いくつか取材は終わっているのですが、まだアップできていない記事があります。ちと本業もやりながら……なので。
取材先の方、スムーズな進行ができなくて、ごめんなさい。
ただ、「釣り編」と「バイク編」はその状態なのですが、「クラクラ編」はなかなか取材先が見つからなくて……。
コーナー名も変わったことですし、「俺の話を聞け!」という方はもちろん、「こんなことを知りたい」という意見があれば、問い合わせに明記してある俺のフリーメールアドレスまでじゃんじゃんご一報を。
最後に、ストイコビッチは「ピクシー」という愛称で親しまれています。その由来について、「プレイスタイルが妖精のようだから」と思われていることが多いのですが、それは誤り。正解は「彼が少年時代に見ていたアニメ『ピクシー&ディクシー』の主人公のネズミの名前」です。これ、マメです。
でわでわ~。
投稿者/管理人