「僕が旅に出る理由は、だいた100個くらいあって~♪」
くるりの『ハイウェイ』の歌詞です。
聴くとツーリングに行きたくなるよき歌ですので、聴いたことがない人はぜい聴いてみてください。
昨日、平日なのに渓流釣りに行ってきました。
理由は10個くらいあります。
まず、先週末の釣行予定が悪天候で流れたこと。
それに仕事でミスがあって気分転換したかったし、新しいウェダーも試したかった。
あ、3個だった……。
いや、何より大事な理由を忘れていました。
お盆休みに釣りに行く方のために紹介したい川があったのです。
その川は神奈川県の道志川。
どうしがわだけにどうしても……ゲフゲフ。
いや、この歳になると駄洒落をいいたくなるものです。
なぜ、紹介しかったというと、よく行くおすすめのフィールドですし、道志川は流れに沿うようにたくさんのキャンプ場があるから、気になっている方も多いのではないかと思っていたからです。
俺にいわせると道志川は「ほどよさ」がウリです。
まず、距離。
埼玉からだと圏央道→中央道で相模湖東インター(もしくは相模湖インター)で降ります。都内からでもそうでしょうね。もちろん、時間があれば下道でもOK。降りてからは30kmくらいあるのですが、まぁ、遠くはないですよ。
車ならカーナビを「道の駅どうし」にセットすれば迷わないはず。バイクでも、降りてからちょっとウネウネして国道413号に入ったら、あとは1本なので迷わないでしょう。あ、最近はバイクでもカーナビありますか、そうですか。いや、俺はないもので。
この国道413号も「ほどよさ」があります。ワインディングはワインディングなのでしょうけれど、それほどカーブがきつくないから、夜中でも危なくない。走っていて気持ちがよいのですよね。
ここらへんはツーリングポイントとしても人気ですが、ここらへんが、その理由でしょう。
道志川のよい点は駐車場に困らないこと。
川沿いに点在しています。
俺はいつも、「道の駅どうし」の手前(相模湖方面から行った場合)2kmくらいのところに止めます。
んで、駐車場から100mくらい歩くと道志川があり、エントリーしやすいようにハシゴもあります。
俺は夜中の2時30分に自宅を出て、ちょうどマヅメどきに到着しました。
このへんは慣れたもんです。
現場の雰囲気はこんな感じだす。
渓相もほどよいです。周りに民家が多くて、野趣は溢れていませんが、俺みたいなソロだとそれが安心。里川という感じですが、人気(ひとけ)が多すぎるというわけではありません。
さて、この日の釣果はというと、竿を出して、すぐにアタリがありましたが、のりませんでした。
んで、同じ場所に投げたら、ヒットしました。
釣れる。
俺は「あぁ、クロさんと来たかったな」と思ったものです。
クロさんというのは釣り仲間で、こちらでは「クロさん日記」でおなじみですね。
いや、クロさんはフライマンですからね。
この道志川、ボサ(川に覆いかぶさるように生えている樹木)がないので、フライにも向いています。
それに、この日はライズもしていましたから。
「ほどよさ」は移動についてもそう。護岸的なことがしてあるので、ラクに移動できます。いや、野趣を損なうほどの護岸ではないですよ。
ただ、この日は、それからさっぱりでして……。
じつは道志川、爆釣するフィールドではありません。
これまで5~6回、行っていますが、アベレージでキャッチサイズは1日3匹くらいですね。
で、でも、この日も含めてボウズもないっす。
この日はちょっと水流が多すぎる感じでした。
梅雨明けすぐで、これまでよりも移動できる範囲も小さかったです。
あまりの渋さに、この頃には「あぁ、クロさん、誘わなくてよかったな」と思ったものです。
ニジマス1匹だとあんまりなので、バイクで移動することにしました。
向かったのは「道の駅どうし」です。
ここからもエントリーできます。
釣りのガイドブックに「好ポイント」と紹介されていて、以前にここでも竿を出したことはあるのですが、そのときはさっぱりでした。
「今回も期待は薄いだろうな……」と思いつつのエントリーでした。
さてさて……。
頑張りましたが、やはりアタリのアの字もなく……。
満を持して、少し上流側の「ここらへんで釣れるとしたら、ここだろう」という堰堤で竿を出してみました。
…………。
結局、アタリもなく。
「もう少し粘るべ」と頑張ろうとしたときに根がかり。
ちょっと力を入れたら、ボキっとロッドが折れました。
ロッドとともに俺の心も折れて、ここで終了です。
ありがとうございました。
で、終わりと思いきや、まだ続きます
(長くなってすみません。でも、よき情報です)。
この日、まだ釣り券を買ってなかったので、
あとづけで買うために販売所に寄ったのですが、
そこでわかったことがあります。
あ、道志川は国道413号沿いに販売所が点在していて、入漁券を入手しやすいのも特長です。
ちなみに日券は1000円で、現場売りだと2000円と倍になるので、買ってから釣ったほうがよいっすよ。
見回りも結構、来ます。
んで、話を戻すと情報は販売所で聞けば教えてくれるものですが、
「初めて行く」という方のために。
まず、放流ですが、毎年、禁漁になってからヤマメを放流するそうです。
ですから、メインで釣れる渓流魚は冬を越した放流モノということです。
なら、解禁当初のほうがよく釣れるっすなぁ(お盆のための記事なのに……)。
「あの……俺、ニジマスが釣れたのですが……」と伝えたところ、
「フィッシングセンターのが梅雨の雨で逃げたやつだよ。じつは、俺らも困っているのだよね。ニジマス、小さいヤマメも食べてしまうんだもん」ですって。
ちなみに、ここはたま~にアマゴも混じります。
あと、エントリーする場所としては、俺が入ったところよりも、「滝原キャンプ場」のそばのほうがよいそうです。
もう一つ、サイズはここらへんは小さいと。
何でも、国道413号に道志村の村役場があるのですが、そこを境に上流側は小物が多く、下流側は大物がよく釣れる傾向があるそうです。
なので、上の「滝原キャンプ場」付近もよいですが、大物狙いなら、もっと下流側ということになります。
ただ、下流側はエントリーするのが大変で、ちょっと危険も伴うという話でした。
俺は仕掛けが大きすぎたかもしれないっす。
でも、小物を釣ってもなぁ。
最後に道志川の採点は100点満点で70点。
利便性などは100点ですが、魚影が薄い……ゲフゲフ。
入門者にはおすすですよ。
でわでわ~。
投稿者/管理人
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