まず、本サイトに関するご報告です。
趣味達者の方にお願いしているコラムの釣り編の新しい記事をアップしました。
リンクはこちら。
執筆者の高村さん、いつもありがとうございます。
内容は……、ふむふむ、気になる釣り人にとっての新型コロナウイルス問題ですな。
おもしろい!
皆さまも、ぜひ、ご一読を。
さて、俺の本職は出版の編集者です。
ここで、いきなり皆さまに質問です。
雑誌と書籍の違いをご存知で?
正解はいくつかあるのですが、まず目で確認できる部分ではコードが違います。
わかりやすいところだと、雑誌は価格の近くに「雑誌」という文字が書かれていて、そのあとに数字が続いています。
そして、性質の面では返品期間が異なります。
あ、この場合の返品期間とは読者から書店への返品ではなく、書店から出版社への返品です。
じつは本の書店での販売って委託販売なのです。
書店は買い取りではないので、売れなかったら出版社に返品すれば、プラスマイナス0です。
その「出版社に返品してくださいね」という期間が雑誌には設けられているのです(期間は、その雑誌の刊行ペースなどによって異なります)。
まぁ、雑誌は次から次へと新しい号が出るので、当然といえば当然ですかね。
ちなみに本のジャンルとしては、雑誌風の見た目でありながら、返品期間のない(もしくは長い)ムックなるものもあります。
次に内容について。
これはルールではないのですが、考え方として、一般的に書籍は「スジが通っている」です。
まぁ、書籍は一人の著者が書くものが多いですから、一冊のなかで矛盾があったら混乱しますものね。
それに対して雑誌は、文字どおり「雑多」なものであり、場合によっては「スジが通っていない」でもよいとされています。
ここらへんは編集部の考え方にもよりますが、少なくても俺はそう教わってきましたし、そう考えている編集者は多いと思います。
ちと、長くなりましたが、何が言いたいかといえば、このサイトは雑誌のようなものだと。
編集長たる俺が内容に矛盾があってもよいと思っているのですよね。
いろいろな考えがあるということを紹介したいんす。
そこで新型コロナウイルスです。
なかでもタバコとの関係についてです。
先の高村さんの記事にもあるようにタバコは危険で、「喫煙者は悪化しやすい」という認識の方が多いと思います。
ところが、先日、海外でそれとまったく反対の仮説の論文が発表されました。
端的にいうなら、「ニコチンが新型コロナウイルス感染の予防と治療に役立つ」という内容です。
データ的には「感染者には喫煙者が少ない」というのが事実のようです。
※参考サイト/NewSphereさんのサイト
・新型コロナ感染者に少ない喫煙者 仏でニコチンの効果検証へ
これが完全な事実だとすれば、喫煙者は感染しにくいけれど、感染したら重篤になる可能性が高いということに……。
なんでしょ、このギャンブラー好みの事態は……。
そういうと、「でも、お高いんでしょ?」じゃなかった、「でも、タバコって、そもそも体に悪いのでしょ?」という人が多いと思うのですが、じつはタバコの健康への害って、確実ではないという説もあるのですよね。
確かに厚生労働省のサイトはタバコの健康への悪い影響が明記されていますし、世間の風潮はもう禁煙一直線ですよね……。
ってかパッケージにも「様々な疾病になる危険性を高め~」と書いていますものね。
ただ、例えば「喫煙者数と肺がんの死亡者数には関連がない」という説もあったりします。
※参考サイト/iRONNAさんのサイト
・医師たちが触れたがらないタバコ害の〝不都合な常識〟
もちろん、それよりも多くの「タバコは健康に悪い」というデータが圧倒的に多いようですし、ここでも、「タバコ吸おうぜ」と言いたいわけではありません。
天邪鬼な俺としては「こんな説もあります」と紹介したかっただけなんす……。
でわでわ~。
投稿者/管理人