【オニサキス】管理人、釣魚と寄生虫の関係を見直します!【おもしろ動画】

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今回のテーマは釣り魚と寄生虫です。
きっかけはおもしろい動画を見つけたのことです。
その動画はこちら↓

動画主のおーちゃんは主に昆虫(の生態観察)の動画をアップしています。
ショアジギもやる、釣り人でもあるのですよね。
俺は好きでよく見るのですが、「おぉ、アニサキス!?」とおもしろかったので、今回のテーマをまとめることにしました。
アニサキスって、こんな姿なんすね。

俺は、この動画で動いているところをはじめて見ましたが、アニサキスはかなり身近な存在です。
以前、仕事関係で妙齢の女性と次のような会話をしたことがあります。
俺「お寿司、お好きなのですね?」
女性「そうなのよ、とくにサバが好きで。それで、よくアニサキスにやられて、こないだも病院のお世話になったのよ」
俺「マジっすか?」
女性「マジマジ。結構、お腹が痛くなるのよねね~。私なんか、慣れっこだけど(笑)」

……。
「お店なら安心でしょ?」と思ったあなた。
じつはそんなことはないのですよ。
国立感染研究所のサイトには次のような情報が公開されています。
「都内の回転寿司店(3店舗)でシメサバ寿司72検体を購入し, アニサキス幼虫の寄生状況を調べた。その結果、自家製のシメサバを用いていた1店舗では40検体中の7検体がアニサキス陽性で、合計14隻(せき)のアニサキス幼虫が検出された。このうち3隻は運動性も認められた。これは自家製のシメサバを使用している店舗で、市販の加工品を用いて調理・提供された店舗の32検体からはアニサキスは認められなかった」

※参考サイト/国立感染研究所
シメサバ寿司におけるアニサキスの寄生状況調査

運動が見られたということは、つまりはウネウネ動いていたということ。
隻は単位で、アニサキスのような細長いひも状の寄生虫の数え方は「1匹、2匹」ではなく、「1隻(せき)、2隻」と数えるそうです(←これ、豆知識です)。
まぁ3匹が72検体の1検体に3匹いたのか、3検体に1匹ずついたのかはわかりませんが、仮に1検体に3匹いたとして、その確率は約14%。
ただし、これは自家製のシメサバを使用している店舗に限るのですが、それでも、低くはないですよね。

アニサキスの症状としては次のようになります。
●食後数時間(2時間から10時間後といわれています)で始まる激しい腹痛と嘔吐
●具体的には夕食にアジ、サバ、イカなどの刺身を摂食した既往があり、その後の夜中の2時頃から急激に腹痛と嘔吐を催す
●治療は胃カメラを用いてアニサキスを確認し、それをつまんで取り除く

※参考サイト/元気プラザ
アニサキス症って何?

ちなみにお寿司のシメサバはお酢で締めてあるから安心というわけではないそうな。
わさびやからしをつける、お酢でしめる、などは効果がないのですって。

いや、効果はないことはないんすよ。
先に紹介した動画でもアニサキスをワサビの山に載せたら、4時間後くらいには麻痺していました。
ただ、4時間です。
ワサビに即効性はないのですよね。

でも、効果があるのは確かなんですよね。
先人は偉いっす。
例えば爪楊枝(つまようじ)。
爪楊枝って、何の木材を使うか知っています?
今はプラスチックなどもありますが、基本的には正解はクロモジです。
クロモジは身近な樹種で、庭に植えられる家庭もあります。
んで、そのクロモジには殺菌作用があるとされているんすよね。
枝を折ったりすると、いかにも殺菌作用があるような爽やかな香りがします
(人の家の庭木や自然の樹木は折らないでくださいね)。
そんな昔から殺菌作用が認められていたかはわからんすが、それを爪楊枝に使うところが先人の知恵なんすなぁ(←これも豆知識です。こうやって、豆知識で納得感を出していく戦法です)。

さて、話を寄生虫に戻しますね。
寄生虫といえば川魚がとくに要注意です。
アニサキスは川魚にもいることがあるのですが、川魚には、他にも顎口虫、肝吸虫、横川吸虫、肺吸虫などいます。
長くなるので、ここでは各寄生虫の説明は割愛。知りたい方は参考サイトをどぞ!

※参考サイト/淡水養魚場「白山堂」
川魚の体内に生息する寄生虫の種類と予防法・退治法

しっかりと調べてはいないのですが、釣り魚の寄生虫によって死ぬことは、それほどはないようです。
ただ、アニサキスの腹痛は病院での治療が必要ですし、顎口虫は脳に迷入することもあるそうな(結果、どうなるのかは書いていないのですが、どうなるんでしょ……。怖い)。

※参考サイト/東京都福祉保険局
顎口虫の特徴

ちなみに以前、俺は渓流釣りのフィールドで、現地の釣り人と次のような会話をしたことがあります(またも会話形式……)。
俺「ん~、正直、俺は川魚は味としてはそんなにおいしいとは……」
釣り人「ほんと? 美味しいのに。俺なんてイワナが釣れたら、刺身で食べてるよ」
俺「き、寄生虫の心配は?」
釣り人「大丈夫でしょ。もう、20年くらい食べてるけど、今まで問題なかったから」

俺は「勇者だなぁ」と思いました。
むか~し、読んだ本で、「寄生虫は魚はもとより、鶏にも要注意。たとえお店で出されたものでも、寄生虫がいることはあります」という内容が書かれていて、かなりカルチャーショックを受けたのですね。
それ以来、川魚と鶏は生は食べないようにしています。
いや、お店のことを悪くいうつもりはないですし、今は、しっかりとケアされているのでしょう。
ただ、俺は食べないというだけです。

それで、寄生虫の被害を受けないようにするにはどうしたらよいのかというと、これはシンプルです。
寄生虫は熱に弱いので、しっかりと加熱する
マイナス20℃で24時間以上(中心部まで)凍結する
この二つのいずれかでOKだそうです。

以上、刺身が美味いのはわかるけれど、寄生虫には注意しましょうという話でした。
でわでわ~。

投稿者/管理人

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