今回は「ふとした疑問に全力で答える」シリーズです。
お題は「ユースホステルってなに?」です。
ユースホステル、最近はどうなんすかね……。
今回は新型コロナウイルスは考慮しないでいきますが、それ以前からあまり聞かなくなっているような……。
ただ、リーズナブルな宿泊施設ではあるので、ツーリング先の宿泊施設の候補の一つとしては考慮したいところです。
なので、紹介しておこうと思った次第です、はい。
「ユースホステルってなに!?」という問いの答えは、もう簡単なんすよね。
先にも触れましたが、宿泊施設の一つです。
もう少し詳しくいうと「100年以上前にドイツで誕生した、世界最大の宿泊ネットワークです。2020年4月現在、世界にはおよそ3,600、日本国内にも約150のユースホステルがあり、国際ユースホステル連盟に加盟する各国の協会によって統括されています」とのことです。
※参考サイト/LINEトラベルJP
・ユースホステルとは?年齢制限はあるの?予約方法など徹底解説
「一般の大人は利用できないのでしょ?」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが(実際に以前の俺がそうでした)、そんなことはなくて、誰でも利用可能です。
ただ、ユースホステルの会員になっていると割安で利用できます。
これが、ユースホステルの特徴の一つ。
特徴といえば、最大の特徴は施設によって個性が異なることでしょうね……。
料金もそうで、日本ユースホステル協会の公式サイトには「日本のユースホステルの宿泊料金は3,000円前後(会員料金、素泊り)が主流です」とあります。
断言していないのは協会設定の料金がないからなんすなぁ。
俺の記憶だと、会員でない人は+1,000円だったかと。
そして、個性について紹介しておきますね。
俺は国内では北海道の利尻、金沢、京都で利用したことがあります。もちろん、全部、ツーリングで。もう、かなり昔の話なので、今はずいぶんと変わっているとは思いますが……。
んで、北海道の利尻はとにかくフレンドリーでした。もうね、「ここを利用する人はみんな仲間」という感じで、なんかレクリエーションもやったような気も……(いや、はっきりとは覚えていないのですが)。
その頃は帰りのフェリーのお見送りが名物だったのですが、最近はやってないようですね。
俺個人としては、このフレンドリーがメリットであり、デメリットと思っていて、「現地で友達をつくってワイワイ楽しむぞう」気分のときはよいですが、そうでなければウザいっすよね。
そういえば、京都のときに知り合った旅好きの女性とは今もたま~にやりとりがある貴重な友人なので、そういう意味では悪くはないのですし、なんなら自分でATフィールドを張ってしまえばよいだけなのですが、基本、俺は群れるのが好きではないので、そういう意味ではユースホステルは宿泊先としての優先順位は高くないです。
ただ、話をややこしくして、申し訳ないのですが、そのフレンドリーも施設によってバラツキがあって、金沢はもうビジネスホテル同然にゆったりと過ごせました。
あ、ここで大切なことを。
基本、ユースホステルは相部屋、っつうか大きな部屋にいくつかベッドがあるタイプの宿泊施設です。
ただ、これも施設によって違って、金沢は大部屋ではなくて、8畳くらいの部屋に2段ベッド×2だったのですよね。んで、その日は利用者が少なかったので、部屋ごと貸し切り状態だったと。
ですから、とくに初めて利用する場合はもう出たとこ勝負で、ビジネスホテルよりも振り幅は大きいかと。
利用方法については、ビジネスホテルなどの他の宿泊施設と一緒で、事前に予約しておけば安心ですし、当日でも電話で空きを確認したほうが確実です。ただ、夕方に突然行っても、空いていれば素泊まりはさせてくれるかと。
食事は施設によって違うでしょうね。まぁ、ほとんど事前に予約すれば食べられるとは思います。
ここからは余談ですが、俺は海外でもユースホステルを利用したことがあります。イタリアで(都市は忘れました……)。
そのときの感想は……なんだか怖いですね。だって、言葉が通じない、ごっつい野郎どもと一緒に寝るのですよ。結果は、何事もなく……でしたが。
あと、俺はユースホステルという名前がどうも……とも思っています。ユースは英語のYouthで意味は若者。繰り返しますが、「ユースホステルは年代を問わずに利用できるのに変じゃない?」と思ったりします。まぁ、それはよいですわ。それよりも「ホステルってなんぞ!?」と思うわけです。ホテルでよいじゃないかと。
調べたところ、「ホテルという言葉がイギリスやアメリカで使われるようになったのは18世紀末~19世紀初頭である。その語源は古代・中世フランス語のhostelで,宿泊所のほか富豪の大邸宅や公共の建物を意味した。hostelはやがてs音が消えてhotelとなった」だそう。それが「ドイツ人教師のリヒャルト・シルマンにより1909年に提唱されたユースホステル運動で使われるようになった」と。
……。
ややこしい。
んで、今ではホステルという言葉はユースホステルに限らず、「ホステルとは安価に宿泊できる簡易宿泊施設のこと。客室はドミトリーと呼ばれる相部屋が中心で、シャワーやトイレ、洗面所などは共用」となっているらしいです。
……。
ますますややこしい。
まぁ、俺がユースホステルを利用したのはずいぶんと昔の話なので、最近はいろいろと事情も変わっていると思います。
いずれにせよ、ビジネスホテルやカプセルホテルとは違うタイプの宿泊施設なので、ライダーの皆さまにおかれましては、一度は利用してみるのもよいと思います。
日本ユースホステル協会の公式サイトのリンクも張っておくので、詳しくはそちらで(全国のユースホステルの検索もできます)。
リンクはこちら(「JAPAN Youth Hostels Guide」)。
最後に本サイトの人気コーナー「趣味達者が綴る」で、サスライダーさんが「ツーリングのおすすめ宿泊方法5選」という記事をまとめていますので、よければそちらもご確認いただけますと幸いです(リンクはこちら)。
でわでわ~
投稿者/管理人
※サムネイル画像は日本ユースホステル協会公式サイトのトップページのキャプチャです