2021年10月4日、岸田文雄新政権が発足して各省庁の陣容が発表されました。
本サイトは「釣りとバイクが趣味なんだ。」というサイト名が示すように、アウトドアの趣味を主としてピックアップしています。
んで、政治についてはアウトドアが大きく関係するのが環境省です。自然環境のなかで楽しみますから。
今回の発表によると環境大臣は山口壮(やまぐち・つよし)さんです。
あ、小泉進次郎さんの続投はならなかったのね。
じつは、本記事は岸田政権の発足前に概ね書いていました。
テーマは小泉進次郎さんの発言集で。いや、小泉進次郎さんは不用意というか、不勉強というか、違和感を覚える発言が目立っていたので。
すべてはマスコミ報道がソースなので一部を切り取っていたり、真意は違う可能性も大いにあるのですが、その発言は「ポエム」と称されています。
ここでは「一国の大臣がこのような発言をしたんだ(驚き)」という備忘録的な意味合いも含めて小泉進次郎さんの発言をまとめておきます。
昼休みや通勤の電車内など、ふとした隙間時間の箸休めになれば幸いです。
まず小泉進次郎さんの人となりを簡単に紹介しときま。
1981年神奈川県横須賀市生まれ。
関東学院大学経済学部卒業後、2006年米国コロンビア大学院政治学部修士号取得。米国戦略国際問題研究所 (CSIS)研究員を経て、衆議院議員小泉純一郎氏秘書を務めた後、2009年8月衆議院議員初当選。
2019年9月、環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)に就任。2020年9月、環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)に再任。2021年3月、気候変動担当大臣を兼務。
※小泉進次郎さんの公式サイトより
それでは小泉進次郎さんの発言を振り返っていきま~しょう♪
「エネルギー政策を変えるのは最大の既得権益とぶつかる戦いだ」
これは2021年9月17日に告示された自民党総裁選を受けての記者会見での発言の一部です。なお、あらためて「既得権益」という言葉を辞書で紐解くと、「国や組織などの社会的集団や特定の個人が過去の経緯や法的根拠に基づいて取得・維持している利益を伴う権利」です。小泉進次郎さんは、この言葉を新たに知って気に入ったのか、当時の菅義偉首相に対して「総理は既得権益と戦う方。その良さを多くの人に感じてもらえる機会にしてもらいたい」というエールも送っています。
いや、発言自体はよいのですが、多くの方が思ったであろうことが、「いや、あなたこそが既得権益を享受している代表的な存在でしょうよ」です。小泉進次郎さんは2001~2006年に総理大臣を務めた小泉純一郎さんのご子息ですからね……。政治活動はその父上を基盤にしていることは多少なりともあるでしょうから。
それに、俺はここでいう既得権益とは何なのか、具体的に示してほしいとも思います。立場上、難しいというのは承知していますが、これじゃ、本当に「何となくそれっぽいこと」を言っているだけの印象を受けてしまいます。
「プラスチックの原料って石油なんですよね。意外にこれ知られてない」
小泉進次郎さんを一躍「ポエマー」として世間に広めた有名な発言です。こちらはFMラジオ局J-WAVEの番組『JAM THE WORLD』の2021年3月18日放送分での発言だそう。
多くの方が知っていると思われ、SNSでは「国民をバカにしている」と炎上したそうです。なお、顛末としてはとあるアンケートによると実際に「日本国民の16%が知らない」という結果があるそうで、発言自体はあながち間違っていないようで。ただ、小泉進次郎さんご本人が初めて知って「ねぇねぇこれって知っている?」と雑学を披露するような言い回しがどうも……ではあります。
この炎上はご本人も知っているでしょうから、以降、発言に気をつければよいものの、その後もポエムな発言をたまにします。
友だちならよいのですが、一国の大臣が……なのですよね。
「小泉さんとは国政では水と油かもしれないが、水と油も混ぜればドレッシングになる」
こちらもSNSで炎上した発言です。水と油は混ざらないし、混ざったにしてもドレッシングにはなりませんからぁ! ただ、これは小泉進次郎さんのポエムなキャラクターが災いした部分もあって、もともとはご本人の発想ではなく、横須賀市長選で自身が支援した候補者が当選したことを問われた際の地元でのエピソードを披露したという状況だったそう。そもそもは横須賀市の労働組合の幹部の発言だったとのことです(このエピソードを披露したのは2021年6月29日の会見です)。
「退院後、リモートワークができてるおかげで、公務もリモートでできるものができたというのは、リモートワークのおかげですから、それも非常に良かったことだと思ってます」
これは小泉進次郎さんが2021年5月に虫垂炎の緊急手術で入院して公務への復帰を果たした際の会見での発言です(日付は2021年5月20日)。もはや、なんのことやらさっぱりわかりません。
「マグロ屋さんで再生可能エネルギーを生みます、と。それでマグロ電気っていう形でがんばって……」
マグロ電気……。出ましたポエミィなパワーワード。こちらはラジオ局・ニッポン放送で2021年9月25日に放送された特別番組「一緒にアクション!SDGs」に小泉進次郎さんがゲスト出演された際の発言です。これまたなんのことやら……なのですが、先に紹介したのは抜粋で発言自体は次の通りです。「マグロって遠くまで船で油を使って漁に出て、獲ったマグロを大量の電気を使って冷凍する。ものすごいエネルギーを使っているから『このままじゃ良くない』と言って会社の上に太陽光パネルを置いて、マグロ電気っていう……。マグロ屋さんで再生可能エネルギーを生みます、と。それでマグロ電気っていう形でがんばって、少しでも環境に負荷の低い形でマグロを消費者に届けようっていう取り組みも始まったんですね」。要は「マグロ業者さんが自社社屋の屋上に太陽光パネルを設置しています」ということです。それがなんで「マグロ電気」という表現になるのかは小泉進次郎さんのみぞ知る……です。
「野球部員だった私は水筒を使っていたけど、環境配慮の観点で水筒を使っていなかった」
これはもはやクイズです。いや、本当に答えを聞くと納得できるであろう、よくできた問題です。こちらは毎日新聞が中高生向けに発行する『15歳のニュース』で2021年8月発行分に掲載されているそうです。答え(この発言の真意)は「野球部員だった私は水筒を使っていたが、それは環境配慮の観点にもとづいて使っていたわけではなかった」ということのようです。いや、インタビューではこのような話になってしまうのはアルアルですが、掲載前に校正(確認)はしないのでしょうかね……。
以上です。
大臣でなくなった今、小泉進次郎さんが脚光を浴びる機会は減るのでしょうが、もし、ポエムを発表したら、遂次更新していきたいと思います。
でわでわ~。
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