今回はバイクの記事で、俺の実体験をきっかけとするテーマです。
俺の愛車はスズキSV650なのですが、新車購入から1年を過ぎ、走行距離は7000㎞を越え、ぼちぼちちょっとした不具合が気になるようになってきました。
最近は「ナットの脱落」と「タイヤにクギ刺さり」があったので、対処法を含めてそのときの様子をまとめておきます。
それでは~いってみま~しょう♪
ナットの脱落でリアウインカーがグラグラ
まずはナットの脱落について。
今回はどこのナットかというとリアウインカーを固定しているナットです。
ある日、バイクに乗ろうと思ったら、リアウインカーがはずれかかっていることに気が付きました。
えぇ折れたの!?
瞬時に俺はそう思ったものです。
というのも前の愛車・カワサキDトラッカーXで、とくに何をしたわけではもなく、同じ箇所がポッキリと折れていたことがあったから……。
あ、今回のSV650の「ウインカーがグラグラ写真」はありません。撮り忘れです。
とりあえず状況を確認すると、このバイクはウインカーの付け根をネジで固定していることがわかりました。それで、「んじゃネジを締めるか」と思ったところ、反対側の正常なほうにはナットがあるのに、ブラブラのほうにはナットがないっ!
気が付かないうちに脱落したのですなぁ。
俺は長いバイク人生のなかでもネジ類の脱落は経験がなく、今回が初めてのような……。
ただ、ネット情報ではそこまでレアケースではないよう。
とにかく原状復帰のためにはナットが必要なので、それを入手するために出かけました。
かかりつけのバイクショップにいけばすぐに対応、部品があればつけてくれるし、なければ取り寄せてくれるでしょうが、バイクで30分ぐらいかかるのですわ。
この歳になると、それももうメンドい。
ということで、そのかかりつけのバイクショップに行くまでの道中にある、自宅から10分ぐらいのバイクショップに一見さんで立ち寄ったのでした。
バイクショップはちと昔ながらの風潮があって、一見さんはあまり相手にしてくれないこともあるのですよね。
まぁ「車体を買ったところでみてもらってください」という心情は理解できます。
ただ今回はナット一つですし、「なんとかなるんじゃね?」と思ったわけです。
バイクショップの方には丁寧にご対応いただいたいのですが、やはり行きつけのように融通が効きまくりとはいかず……。
何度か「ナットは規格がある工業製品ですからホームセンターで売っていますよ」とご提案いただきました。
いや、それはわかっているのですが、ついているほうのナットを見たら独特の形状をしていまして……。
機能は一緒ですが、まだ1年ちょっとしか乗っていないので、ここはきっちりと同じものにしておきたい。
その旨を伝えると車検証をコピーして、メーカー在庫を確認して……と少々時間がかかり、結果、取り寄せていただくことに落ち着きました。
っと、そこまで話が進んだところで、ショップの方が「そういえば、そのナットなら現物があるな……」と奥のほうからナットを持ってきて……。
結論としては、そのナットを売っていただきました。
80円でしたね。
あくまでも俺の勝手な思いですが、あるなら最初からそのように対応していただきたかった……。
それで敷地内のスペースをお借りして車載工具で取り付けようとしたら、車載工具に適応したスパナがない……。
バイクショップに借りようとも思ったのですが、一見さんなだけにその勇気がないっ!
なので、手の力で仮止めして、ホームセンターに向かい、スパナを購入しました。
そこではスパナのサイズを誤って購入してしまい(あるあるかと)、結局、スパナを2本購入しました。
もう散々でした。
え~今回の学びです。
ネジ系の脱落はそこまではレアケースではない。ネジ頭などのちょっとした形状にこだわるなら、脱落したネジとまったく同じものをバイクショップで取り寄せ可能。価格は80円~。
あとは個人的には今回は横着しないで、かかりつけのバイクショップに持っていったほうが手間もお金もかからなかったと……。
タイヤにクギが刺さっていてパンク
そのナット脱落事件から数日後。何気にリアタイヤを確認したら、クギが刺さっているではありませんか……。
トラブルは続くものです。
初めてだとギョッとするかもしれませんが、俺はこれまでに「タイヤにクギ」は何度か経験があり、「ありゃ、今度はクギですか……」という程度の驚きでした。
さて、タイヤにクギが刺さっていた場合の対策です。
まずタイヤは多くの種類が市販されていて、いろいろなわけ方があります。
タイヤにクギが刺さっていた場合に注意したいわけ方は、そのタイヤがチューブタイヤかチューブレスタイヤかです。
チューブタイヤは文字通りタイヤのなかにチューブが入っているタイプで、これは自転車のタイヤを思い出していただけるとわかりやすいかと。
一方のチューブレスタイヤはそのチューブがないタイプです。
最近のバイクの多くはチューブレスタイヤで俺のSV650もチューブレスタイヤです。
ただ、チューブタイヤは完全に絶滅してかというと一部のバイクには採用されていて、オフロード車やホイールがスポークのバイクなどはチューブタイヤの可能性があります。
自分のバイクのタイヤがどちらかを知りたい場合は、メーカーの公式サイトなどで確認を。
これは普段から知っておきたい情報でもあります。
では、なぜ、ここでチューブタイヤとチューブレスタイヤの話をしたかというと、クギが刺さっていた場合の対応が違うからです。
チューブタイヤはクギが刺さって、さらになかのチューブに穴が空いていると空気がすぐに抜けてしまいます。なので、この場合は必然的にその場でバイクショップに連絡を……となりますかね。トラックで修理ができるところまで運んでもらうことになるかと。
空気が抜けていなければ、クギがチューブまで達していないということで、その後の走行は可能です。ただし、その後は空気漏れやチューブのズレがないか定期的に確認し、万が一空気が抜けるようならタイヤ交換……ということになります。
※参考サイト/グーバイク
・バイクのタイヤに釘(くぎ)が刺さったときの正しい対処法とは?
一方、チューブレスタイヤの場合はタイヤに小さな穴が空いてもすぐに空気が抜けることはありません。
なので、多くの場合はクギが刺さっていても近くのバイクショップぐらいまでなら走行することができます。
ということで、ここでは今回の自分の場合を例にチューブレスタイヤのクギが刺さっていた場合の対応を紹介します。
まず、タイヤにクギが刺さっているのを見つけたら、落ち着くことです←これ当たり前。
タイヤにクギが刺さるのはそこまでレアケースではなく、俺にいたっては記憶しているだけで3回目です。
「なんて運が悪いんだ」というほどではなく、「ちょっと運が悪かったな」程度なもんです。
よくあるのはリアタイヤで、これは前輪がクギを起こして、後輪に刺さるからのようで。
それで、落ち着いたら次はどうするかいうと、すぐには抜かないほうがよい。
これは以前、バイクショップに言われたから俺はそうしていて、今回もそうしました。
理由は抜くと空気が抜けることがあるから……と聞きました。ただ、細いクギの場合、チューブレスタイヤなら、抜いてもすぐには空気は抜けないような……とも思います。
なので、ネットで調べたのですが、やはり抜かないほうがよいという記事があったので、ここでの結論としては抜かないほうがよいにしておきます。
そうはいってもクギが刺さったままだとどのようなことが起こるのかわからないので、次のステップとしてはできるだけ早く(短い走行距離で)対応をします。
パンク修理は次のセットがあれば自分でも行えます。
・空気圧計
・バイクのタイヤに空気を入れられる空気入れ
・パンク修理キット
パンク修理キットは例えばこのようなものです↓
ところで、ここでそもそも論なのですが、「タイヤにクギが刺さっている=パンク」というわけではないことをお伝えしておきます。
クギが刺さると多くは頭だけが見えている状態になり、タイヤのなかでどのように刺さっているかはわからない状態になりますからね。
俺のかかりつけのバイクショップは中まで貫通していることを「ヒットしている」と表現するので、ここでもヒットという言葉を使いますが(正式なバイク用語かどうかはわかりません)、クギが短かったり、曲がっていたらヒットしていないこともあり、その場合はクギを抜いて終わりです。
たま~に小石がタイヤに刺さることがありますが、それと同じということです。
なので、今回、俺がクギが刺さっているのを見つけてまず思ったのは、「ヒットしていないといいなぁ」でした。
実際、以前、クギは刺さっていたけれどヒットしていなかったことがありますし……。
さて、「クギが刺さっていたら」に話を戻します。
ここにも分岐があり、ヒットしていてすでにタイヤの空気が抜けていることもあるでしょう(俺はこの経験はありません)。
その場合の選択肢は二つで、パンク修理キットなどの先に紹介したアイテムをそろえて自分で直すか、バイクショップにトラックなどでピックアップにきてもらうかです。
今回の俺の場合は空気は抜けていなかったので、近くのバイクショップに行きました。
今回もナットの脱落と同様にかかりつけのバイクショップではなくて、一見さんのより近くで、ナットの脱落のときとは違うバイクショップに……でした。
いや、これはしょうがない。
かかりつけはちと遠いので。
バイクショップに辿り着いたら、あとはもう「クギ抜き→ヒットしていたらパンクの修理」をお願いするだけです。
そこは一見さんにもかかわらず、本当に丁寧にご対応いただきました。
ありがたいこってす。
んで、結果は……ヒットしていました。
作業に取り掛かる前に「刺さっているクギを抜いたら見せていただきたい」とお願いしていたら、しっかりと見せてくれました。
今のご時世になぜ、この長さのクギが道路に落ちているのか……。
そこは不思議ではあります。
それはそうとパンクの修理後はこんな感じです↓
ぽっこり目立ちますが、これはすり減ってやがて目立たなくなります(経験者は語る……です)。
注意点としては修理後はしばらく走ったら早めに空気圧を確認したほうがよく、その後もこまめな空気圧の確認は意識したほうがよいということです。
もう傷モノになってしまっていますからね。
皆様が気になるであろうパンク修理にかかる費用については、このショップの場合は2,200(税込)でした。
タイヤの偏摩耗が発覚
さらに、そのときに見つかった俺のバイクの問題点があります。
それはタイヤの偏摩耗です。
そのショップのスタッフの方は「段減り(だんべり)」とおっしゃっていました。
俺は初めて聞く言葉でした。
んで、自宅で調べたところ、どうもその方は少し誤用をしていたようで……。
言葉としては運転の癖などが原因でタイヤが偏って摩耗することを「偏摩耗」といい、そのなかの一つに「段減り」があるそう。ややこしいですね。
※参考サイト/横浜タイヤ
・タイヤ関連用語集
ただ、一般的にはタイヤを真上から見た場合の偏った摩耗を偏摩耗、真横から見た場合の偏った摩耗を段減りというようです。
上の2枚の写真はサイト「はじめてバイク」さんの記事「バイクのタイヤの寿命チェック!走行距離目安で考えるだけじゃ足りないよ?」からです。この偏摩耗についての詳しい情報はそちらをご参照で。
んで、今回発覚した俺のタイヤの問題は前者なので、一般的には段減りではなく偏摩耗となるような……。
ま、そんな細かい言葉の問題は置いておくにして、いずれにせよ、俺のバイクのタイヤはなかなかなヤレ具合だと。
そのときは、「ほら真上から見ると少しいびつですよね」といわれて、俺は「確かに」と思ったものです。
それで、「ぼちぼちタイヤの交換の時期では?」ということでした。
ただ、自宅で確認したら「こんなもんじゃね?」と思ってしまっていますし、走りにくいということもないし、溝的にはまだ少しは走れそうなので、もう少し様子を見ようと思っています。
今回、パンクの修理をしましたが、これも俺の経験上はもう問題ないはずですし。
一般的にバイクのタイヤの寿命を走行距離で考えた場合、「10,000~20,000km」が目安とされているので、せめて10,000kmはもたせたいと。
だって、お金がないんだもん。
俺の記事は以上ですが、本日は本サイト内で他の記事も公開しました。
連載のコラムと四コマ漫画です。いずれもおもしろいので、ぜひご一読を(下のバナーをクリックすると記事に飛びます)。
でわでわ~。
投稿者/管理人