まずはニュースの紹介から。
動画を埋め込んでおきます。
さて、今回はここからはじまる「大型バイクは危ない?」です。
では、よろしくお願いします。
群馬県で暴走で逮捕~ニュースの紹介~
ニュースの概要としては、次の通りです。
・場所は群馬県の赤城山の県道5kmの区間
・日時は2020年10月午前中
・ライダーは男性5人(27~55歳)でバイクは大型バイク5台(いずれも1000cc)
・やったことはバイク5台(いずれも1000cc)を連ねて高速で往復
だそうです。
それが「県警によると会員制交流サイト(SNS)で集団暴走の情報を得て捜査したところ関与が浮上した」ということで、先日(2021年1月中旬)に逮捕となったとのこと。逮捕の理由は「他人に著しい危険や迷惑を与える集団暴走をした疑いがある」ですって。
※参考サイト
・Yahooニュース/大型バイク集団暴走で逮捕も… コロナ禍の今こそ「モラル」ある走りを!
・上毛新聞/沼田で「ローリング族」か 集団暴走の疑いで県警が男5人逮捕
さて、このニュース、皆さまはどう思います?
字面だけを見ると「バカな、人がいるなぁ」ですが、この手のニュースを見るとありがちなのですが、こちらも映像を見ると、ちょっと印象が変わるかと。
まぁ、映像を見ても状況はよくわからんのですが、少なくても、これだけだと、「他人に著しい危険や迷惑を与える集団暴走をした」とは見えないのですよね。周りに他の車両がなくて……。
勝手に通行止めにでもしたのかしら……。
暴走行為から時間が経っていますし、ちと見せしめ的な逮捕という印象もあります。
よくわかりませんけどね……。
んで、このニュースを受けての識者のコメントに「一部の身勝手な行いによって、自分や仲間だけでなく、多くの一般ライダーやドライバーにも大きな迷惑を及ぼしていることを理解してほしい」とあるのですが、俺なんかは天邪鬼なので、こういう表現もどうかと思います。
昔でいうと、サッカー部が不祥事をして野球部が甲子園出場を辞退する的な発想です。
こういう連帯責任的な発想、そろそろ俺らのオッサン世代で終わりにしません?
今回の暴走行為は完全にアウトですが、かといって、他のライダーもそうかというと、そんなことはまったくない。
人間という生き物は個性があり、基本的には自分の考えで生きています。
それを勝手なカテゴライズ(分類化)で括るのは差別にもつながる、好ましくない発想だと思うのですよね。
例えば海外の方がいたとして「□□の国の人はわがままだから」というのは差別ですよね。当然、□□人のなかにも、わがままな人はいるでしょうし、そうでない人もいますから。
よく「日本人は几帳面」といいますが、俺なんか全然几帳面ではないし……。
つまりですね……。
「一部の身勝手な行いによって、自分や仲間だけでなく、多くの一般ライダーやドライバーにも大きな迷惑を及ぼす」ということがあるとすれば、それは身勝手な行いがあったと同時に、そういう考えをする人がいるというわけで、俺の主張は、もうそういう考えをするのはやめましょうということです。
人を勝手なモノサシで分類するなと。
メディアにしても、そのような、いかにも耳障りのよい言葉で片づけるのはよろしくないのでは……と思っています。
まぁ、そうはいっても、このような問題についての世間の目が冷たいのは事実で、とくにオッサンライダーは蔑(さげす)まれてしまうので、暴走行為は普通に慎しみましょ。
大型って危ない?~大型バイクへの考察~
さて、ここからが本題です(前置きが長い!)。
いや、ちゃんとこれまでの話と関係はありますよ。
本題は「大型バイクは危ないのか?」です。これは小~中型バイクとくらべた場合の話です。
ライダーにとって、大きな分岐点となったのが、1995年の二輪免許制度の改正ですよね。
それまでは、バイクの免許といえば「中型限定自動二輪」が一般的で、その上の「自動二輪」は憧れでした。限定されなくなるので、「限定解除」とも呼ばれていて、限定解除するには、実地試験しかありませんでした。
その実地試験はなかなかの難関で、平均で5~6回受験しないと受からないとかいわれていましたかね……。
限定解除しているライダーはごく一部で、俺のような「中型限定自動二輪」のライダーには憧れでした。
それが1995年の二輪免許制度の改正で、どのような排気量でも乗れる「大型自動二輪」が区分に加わり、それが教習所で取得できるようになりました
いや~、これは革命でしたね。
俺もその改正後の早い段階で、教習所で「大型自動二輪」を取りました。
そのような背景があるせいか、リターンライダーは「大型自動二輪を取って、大型バイクに乗る」というケースも少なくないようで。
んで、その風潮に逆らうように、天邪鬼の俺が主張したいのは「大型バイクもよいけれど、小~中型もよいよ」ということです。
大型に対する小~中型の主なメリットは次の通りです。
・車体価格が安い
・燃費がよい
・車重が軽くて取り回しがラク
・乗りやすくて人馬一体感を味わえる
あくまでも、俺の個人的な印象ですが、大型って、どうも乗っているというよりは、バイクに乗らせれている感があるのですよね。
あとは、見栄。
いや、見栄もバイク選びの大切な要素ではあるとは承知していますが、芸能人のバイク好きという方は、結構、大型に乗っていたりして、俺なんかは「見栄っ張りだなぁ」といううがった見方をしてしまいます。
いや、北海道などの広くて信号が少ないところを走るのにはよいのですが、都内でかっこつけて大型乗っている人を見ると、もうアホかと(←単なる偏見です)。
日本なのにハーレーだ、アメリカンだと、外来種駆除じゃないのかと(←自ら敵を作っていくタイプ)。
まぁ、何に乗ろうが、それこそ、自由なのですが、俺は「大型に乗っている俺ってかっこいいだろ」という「大型マウント」という価値観はなんとかしたいと思っています。
んで、その流れで、「大型は危ない」というデータも挙げたかったのですが、この点については、一概にはいえないのですよね……。
ちょっと前に、結構、時間をかけて調べました。
まず、そもそも信用できて、公開されているデータが少ない……。
そのなかで、あえていうなら、排気量を50CC以下、51~125CC、126~400CC、400CC以上にわけると、車両1万台あたりの死亡事故件数は126~400CCが一番上位でした。まぁ、これは1995年と、かなり古いデータで、今は事情がかなり変わっていると思いますが……。
※参考サイト/イタルダ・インフォメーション
・二輪事故
あとは、もう少し最近だと、2011年のデータで、個人の方のブログがソースになりますが、「排気量別の事故の内訳では751cc以上が約半数」というのがあるみたいです。
※参考サイト/リターンライダーのバイクフリーク
・高速道路、大型バイクは危険なの?
データは少ないということで、「大型は危ないのか」を、ちと理屈で考えてみます。仮に大型バイクは事故が多いとすると、その理由としては、「スピードが出る(出しやすい)」「車体をコントロールしにくい」ということが挙げられると思います。
一方、「小~中型バイクは危ないのか」を理屈で考えるなら、「運転時の安定性に欠ける」ということが考えられます。これが見落とされがちですが、軽視できない要素です。俺は今、カワサキ・DトラッカーXに乗っているのですが、以前、アクアラインを走っているときに、すんごい強風で、もうまっすぐ走るのがツラいという体験をしました。いや、高速道路なので、途中で止まるわけにはいかないし、あのときは死ぬかと思った……。
これらの要素を考えると、先に紹介した「リターンライダーのバイクフリーク」の管理人さんもおっしゃっていますが、「大型バイクは危ない」ということにはならないと思います(多分、正確な統計やデータもないと思います)。
要は乗り手次第ですわ。
大型は俺は見栄で乗るならどうかと思いますが、危ないということはないということで。
それではとっちらかった記事になりましたが、皆さまにおかれましては安全運転を!
でわでわ~。
投稿者/管理人