【車種】敢えてのアナログと空冷!BMW R nineTってどうなの?【レビュー】

【出張版さすライダー・ドットコム/連載第25回】

どもです、電子制御バリバリのBMWのおバイクに乗ってる男、さすライダーです。

ABSにトラクションコントロール、ライディングモードセレクトに電子制御サスペンション、から〜のクルーズコントロール! ……と、とにかく僕のGSもそうですが、BMWの代名詞「ボクサーエンジン」を搭載している「Rシリーズ」のマシンには、電子制御がてんこ盛り盛りで入っています。

しか〜し! そんなRシリーズの中でも「R nineT」だけは、敢えて電子制御を必要最低限に絞ったアナログ仕様、しかもエンジンは漢のロマン「空冷」となっております!

ってことで、そんな特徴の塊のようなマシン、R nineTの2021年最新モデルに試乗してきたので、早速レポりたいと思いますYO

※試乗マシン:R nineT PURE(複数のバリエーションモデルがあります)

BMW R nineTってどんなマシン?

BMW R nineTは2014年に初登場した、今風に言うと「ネオレトロ」に分類されるマシンで、最大の特徴は美しい車体に1200ccの空冷ボクサーエンジンを搭載していることです。

現在のRシリーズはエンジンの高性能化により水冷が基本となっていますが、そこに敢えて伝統的な空冷で挑んできた意欲作がR nineTというわけです。

それどころかBMWのRシリーズの代名詞とも言えるトラコンや電子制御サスペンションなどを敢えて導入せず、シンプルにABSのみとしたアナログ仕様が主に団塊世代に受け入れられ、その後マイナーチェンジを繰り返しながら現在でも主力ラインナップの1機種となっています。

実は僕、初期型と2019年式のR nineTに試乗した経験があるのですが、空冷エンジン独特のフィーリングとエンジン始動時に「ドカン!」とくる振動、そしてパンチの効いた乗り味に「これはヤバいマシンだぜ!」とすっかり気に入ってしまった次第です。

これが初期型R nineTです

2021年モデルの特徴は?

今まで大々的なフルモデルチェンジはせず、ちょこちょことしたマイナーチェンジを繰り返してきたR nineTですが、2020年式からは何と!トラクションコントロールが導入されています!

……あれ? あえてのアナログ仕様はどうしたの?? ……っという実に真っ当なツッコミがきそうですが……BMWの本国のあるヨーロッパは安全基準に厳しいエリアなので、きっと「大人の事情」かと思います(汗)

しかも今回試乗した2021年最新モデルには……何と! ライディングモードセレクトまで導入されていたので、これで少なくても「ABS、トラコン、ライディングモードセレクト」の3つの電子制御が入っていることになります。

しかし、もちろんエンジンは漢の空冷を貫き通していますので、まだまだBMWというカテゴリーにおいては「空冷のややアナログ仕様」という位置付けのマシンとなっております。

これが2021年式のR nineT PUREです

マシンの仕様や装備をチェック

2021年モデルも「1200ccの空冷ボクサーエンジン搭載」というアイデンティティは変わらず、相変わらずの美しいデザインも健在です!

足回りは前後ともに17インチのタイヤ、正立フォーク(PUREの場合)、フロントはダブルディスクブレーキ、リアはシングルディスクの構成となっています。

なお、今回から導入されたライディングモードは「ROAD」と「RAIN」の2種類となっており、灯火類は全てLEDとなっています。

美しすぎる空冷ボクサーエンジンは健在!

前後ともに17インチのタイヤ+ディスクブレーキです

フロントフォークは正立です(倒立モデルもあり)

灯火類は全てLEDです

駆動方式はBMWらしくドライブシャフト方式、マフラーはめちゃめちゃカッチョ良い2本出し、メーターはアナログとデジタルの組み合わせとなっております。

なお、いくら3つの電子制御が追加されたからとは言っても、他のRシリーズよりは格段に少ないので、ハンドル周りは至ってシンプルですYO

駆動方式はドライブシャフトです

2本出しマフラーがイケてます!

メーターとハンドル周りは至ってシンプル!

実際に乗ってみた感想

今回僕が試乗したR nineT PUREのシート高は775mm(モデルにより異なります)と低めの設定なので、身長173cm(しかも脚長)の僕は余裕で両足がつきました!

車両の重量としては222kgと結構ありますが、このシート高であれば他のRシリーズよりは不安感が少ないと思います。

そして、エンジンをかけると「ドドン!」という音と共に車体が左に振られますが、この振られ方が先代モデルよりは穏やかなので、良く言えば乗りやすくなった、悪く言えば味が薄くなったとも言えますYO

シート高は低めに設定されています

さてさて、R nineTの乗り味は至って素直な感じで、心地良い空冷エンジンの振動に身をまかせながら、トコトコと50〜60kmくらいで走るのが最も気持ち良いです!

それと、マシンの形状的にコーナリングが重たそうに見えますが、これが実はヒラリヒラリと寝てくれるので、ワインディングも楽しむことができますYO

ちなみに休憩中にマシンを眺めると、あまりの美しさにニヤニヤしてしまう自分がいました(笑)

至って素直で乗りやすいマシンです

味は薄くなったけど乗りやすさはアップ!

これは全くもって個人的な意見となりますが、ぶっちゃけ僕は先代モデルの方が好きでした(汗)

もちろんマシンとしての完成度の高さ、そして乗りやすさは圧倒的に今回試乗した2021年モデルに軍配上がります!

しかしながらちょっとクセのある、良い意味でデジタル化されていないアナログ感、俺はバイクに乗ってるぜ!感は先代モデルの方が上手のように思います。

つまりはガラケー派? それともスマホ派? とデジタリアンの僕が言うのも何ですが……バイクという乗り物は単にスペックが良いとかどうとか、排気量が大きいからどうとか、機能満載だから良いとか……ではないので、ある意味旧モデルと最新モデルの棲み分けができているのかと思います。

ってことで、機会があればぜひR nineTに乗ってみて下さいね(先代モデルの動画をつけておきます→最新モデルは動画編集中・汗)

執筆者のプロフィール

SasuRider
SasuRider
北海道砂川市在住。バイクで日本2周、オーストラリア1周済の放浪系バイク乗り。フリーのWebライターとして活躍中。自身のサイト、本家「さすライダー.com」も大好評。YouTubeの「さすライダーチャンネル」のチャンネル登録もお願いします。
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