【別腹! つりたべ/連載第2回】
こんにちは、まーさんです。
前回の予告通り、まずはソルトフライでアジを狙います。
おかっぱりからフライでも良いのですが、次回釣行でカセ釣りへ行くのでついでに投げてみよう!
アジの食性
どうしてフライ(毛鉤)でアジが釣れるのでしょうか?
じつはアジはフィッシュイーターなんです。
幼魚時代はプランクトンやアミエビを食べていますが、成魚になると甲殻類やイカ・小魚などを食べています。
ですので、堤防からのサビキ釣りだと接岸してくる小さなアジが多く釣れますが大きなアジはなかなか釣れません。
『アジング』と呼ばれるルアーでのアジ釣りでは、小魚を模していたり小さな甲殻類を模しています。これでサビキでは釣りにくい良型のアジを狙うことができます。
同じようにフライフィッシングでも小魚や甲殻類(主にエビ)を模したフライパターンが存在します。小魚パターンはミノー、エビパターンは……特に名前はないようです(笑 シュリンプ・フライとか呼ばれていますね。有名なクレイジーチャーリーも小エビを模したフライパターンになっています。
今回はクレイジーチャーリーをタイイングします。
使用マテリアル
フック:マルト 1930BL 6号
アイ:ステンレス ボールチェーン 4.5mm
ウイング:クラフトファー(ピンクはEPファイバー)とフラッシャブー 各色
リブ:TOHO カラミ止めパイプ クリア 0.6mm
スレッド:VEEVUS G.S.Pスレッド 100D
アイのボールチェーンは近所のホームセンターで購入。2個ずつニッパーでカットしてあります。カラー展開が無いので、色付きが欲しい人はこちら
リブに使っているクリアチューブはサビキ用のカラミ止めチューブ(0.6mm)です。色付きが良い人はこちら。
ちなみに、フックのサイズはこれぐらいです。大きすぎですか??
タイイング手順
これは私の手順で、「これが正解!」ではありません。ひとつの参考として見てくださいね。
自分の巻きやすい方法で巻けば良いのです。
①スレッドでシャンクの途中ぐらいまで下巻き
②アイをシャンク中央よりやや前寄りに取り付け
③リブのアンダーカラーになるフラッシャブーと、チューブの取り付け
チューブを取り付けるとき、先端を斜めにカットしておくとかさばりません。ウェットフライのティンセルの取り付けと同じ要領です。
④フラッシャブーをボールアイの後ろまで巻きあげて固定
⑤チューブもボールアイの後ろまで巻きあげて固定
⑥上下を反転させて、ボールアイのやや前にウイングを取り付け
(今回はフラッシャブーを先に取り付けて、その後重ならないように少し前にEPファイバーを取り付けました)
⑦ウイングを好きな長さにカット
⑧ウィップフィニッシュして、ヘッドをレジンで固めたら完成です
色違いで3個巻いてみました。
今作ったEPファイバーのクレイジーチャーリーは、ウィングが揃いすぎてカッコ悪いかも(汗
まぁ、いいでしょう。これも個性ですよ!個性。
次回【エサ釣りの合間にこの3匹を投げてみる】をお楽しみに。釣れるかな~?
執筆者のプロフィール
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大阪府在住。サイト『つりたべ』(https://turitabe.com/)の管理人。こちらはそれこそ「別腹」で。家事・育児・内職の合間を見て、平日に釣りを楽しんでいます。秋冬はエリアトラウト、春夏は川釣りメインです。
【管理人より/『趣味達者が綴る』のバックナンバーはこちら】
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