【別腹! つりたべ/連載第3回】
おまたせしました。まーさんです。
前回作ったクレイジーチャーリーを握りしめて行ってきました、和歌山の海。
釣行の日は梅雨入りした後でしたが、やや曇り空の釣り日和。海に浮かぶ小船。サイコー!
さて、釣果はどうだったのでしょうか。それでは、どうぞ。
釣り場はこちら
和歌山の中紀に位置する日高町にあるイカダ&カセの『さかむらイカダ』さんでお世話になりました。
事前に電話予約が必要です。当日は指定された時刻までに受付へ行き乗船名簿を記載し、料金をお支払いします。簡易トイレもありますので、済ませておきましょう。受付から乗船場所まで歩いて3分くらい。釣り道具等の荷物は軽トラの荷台に乗せると、港まで運んでもらえます。
和歌山の海はとても水がきれいです。大阪湾とはだいぶ違いますね。
春~初夏はイカ釣りがメインの釣り場なので、6月上旬は魚の釣果は「まだ(時期が)早いかな」とのこと。ボウズかもしれない……一抹の不安を抱えつつ、出船です。
ほとんどの方がイカ釣りのため岸に近い浅場で係留され、最後に残った私たちのカセ(小船)はどんどん沖へ運ばれて行きます。本当にどんどん行くので、「どこまで行くの??」とやや不安になります。
具体的な場所は示せませんが、一番近い陸地から1.5㎞ほど離れた海上にぽつんと係留してもらいました。
これ、一人だとすっごい不安かもしれない。でも、人目を気にせず釣りができるってすごい解放感!
などと盛り上がりつつ、仕掛けの準備を始めます。
さて、釣りますか
初めての沖。最初は何をどうしたら良いかわからないですよね?
私もそうです。
けれど、朝2時起きではるばる和歌山までやって来て「ボウズ」(関東ではオデコ)は絶対にダメです。何かは持って帰らないと。
ボウズ逃れでとりあえず定番の「サビキ」でタナを探ります。船長さんから「ここらへんは水深20mぐらい」と聞いてたので、まずは底まで落として様子を見……と、まずベラ(キュウセン)が釣れました。
続きまして、ベラ。
カゴ釣りをしている同行者もベラ。
どうやら底にはベラしかいない様子。日中のアジは底の方にいると思うのですが、群れが回ってこないのは仕方ありません。
少しタナを浅くすると、今度はひたすらスズメダイ。
ベラかスズメダイの2択状態。
もっとタナを浅くすると、アタリがなくなります。どうしたもんか。
底付近にタナを戻して、ベラ・スズメダイ・ベラ・ベラ……時々サンノジ(ニザダイ)。どれもフライで釣れそうな魚じゃないなぁ。
一応、投げてみます
今日は初めてということで、エリアトラウトのスピニングタックルでクレイジーチャーリーを投げてみます。
サルカンのちょっと上に5B(1.75g)のガン玉を付けてキャスト。
波があるのでなかなか沈みません。
水深20mに沈ませるには重さが足りませんが、実際にフライタックルでキャストする場合でもシンカーは付けることができません。でも、まぁ、今日は初回ということでガン玉を追加します。
投げて、じーっと沈むのを待って、巻く。
異常無し!
カラーを変えて挑戦しますが、引き続きアタリはなし。
1時間ほど投げて、諦めました。やはり、底まで沈んでいないようなのです。20mってけっこう深いからね。学校のプールを縦にしたぐらいの深さなので、軽いフライでは無理みたい。
こうして初ソルトフライ(モドキ)はあっさり終了しました。
釣果
2人分の釣果です。
見えます?
子アジが混ざってるの見えますか?
10分ほどだけ時合がきて、サビキで小アジがぽろぽろっと釣れたんです。その一瞬だけでした。やっぱりタナは底付近だったので、フライを投げていたとしても届いていないでしょう。
フライではぜんぜん釣りにならなかったので「悔しい」という感情さえ湧きあがりませんでした。感想としては「もっと勉強しないと話にならんな」です。
でも、一度行ったことにより次の課題が見えてきました。
ソルトフライで魚を釣るには当たり前ですが、「ポイント選びが大事」です。水深が深すぎない、そしてバックキャストしても迷惑が掛からない。そんな釣り場をもう一度探して、釣れるまで挑戦は続きます。
あれ?
でも、釣れたら連載終わっちゃうのかな?(笑)
執筆者のプロフィール
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大阪府在住。サイト『つりたべ』(https://turitabe.com/)の管理人。こちらはそれこそ「別腹」で。家事・育児・内職の合間を見て、平日に釣りを楽しんでいます。秋冬はエリアトラウト、春夏は川釣りメインです。
【管理人より/『趣味達者が綴る』のバックナンバーはこちら】
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