こんにちは、まーさんです。
前回の宣言通り(?)今回もタイイングでお送りします。
今日巻くのは「サーフキャンディ」というフライです。良く見かけるキャンディのボディはスーパーヘア―(張りのあるナイロン素材)を使用していて、エポキシで固めてあるものですが、そのスーパーヘアーがちょっと手に入りにくいんですよね。生産終了した?の記事も見かけます。
ですので今回は、手元にあるクラフトファーを使ってレジンで固めた「サーフキャンディ風」なものを作ってみました。
それでは巻いていきましょう。
サーフキャンディとは
ポポビクス氏が世に送り出したフライの1つで、艶々ボディが飴に似ていることからこの名前になっています。
サーフキャンディは見た目の透明感だけではなく、壊れにくさも兼ね揃えているフライです。前回のデシーバー同様にソルトフライの定番ですので、カラーバリエーションを揃えておくと良いでしょう。
使用するマテリアル
材料
・クラフトファー ホワイト+各色
・ティンセル 各色
・ホログラフィックティンセル
・アイシール 今回は4mmを使用
・スレッド ホワイト 6/0
・フック B10S-#12
・レジン液 ハードタイプ
・UVライト
作り方
①フックをセットし、アイの少し後ろまで下巻きします。
②ホログラフィックティンセルを巻き留めて、ベンド側へ巻き進め再びアイ側に戻ってきて巻きつぶします。
③フックの下側にホワイトのクラフトファーを1つまみ取り付けます。
この時クラフトファーのアンダーファーは取り除いて、ガードヘアだけにしてください。
④フックの上にも同じようにアンダーファーを取り除いたホワイトを1つまみ取り付けます。
⑤上下のクラフトファーを巻きつぶした上に、ティンセルを取り付けます。
⑥背中のクラフトファーを取り付けます。こちらもアンダーファーは取り除いてください。
取り付けたらヘッドを巻きつぶして、フィニッシュします。
⑦左手でボディがばらけないようにつまんでおいて、右手でレジンを塗ります。
焦らず片面ずつ作業します。
爪楊枝等でヘッドからなでつけるようにレジンを塗り、硬化します。
このあと2回コーティングするので、今はとにかく形を整える程度で大丈夫です。
⑧両面の仮コーティングが終われば、表面のざらつきを埋めるようにレジンを塗って艶々ボディにしてください。
⑨ヘッド部にアイシールを取り付け、シールの間を埋めるように上下をレジンでコーティングします。
目玉の表面部も忘れずに。
⑩テールの長さを整えれば完成です。
長さはだいたいシャンクの2倍ぐらい。クラフトファーは柔らかいので長めでもバイトをはじくことは無いと思いますが、狙いは堤防からの小物なので控えめで問題ないでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
タイイング自体は簡単なのですが、ボディの硬化が少し面倒かもしれません。エポキシでもUVレジンでも慣れている方で飴のような艶々ボディに仕上げてくださいね。
次回はこちらを握りしめてニジマスを釣りに行こうと思います。アジじゃなくて申し訳ないですが、港に回遊して来ないので仕方ない。
ソルト用にタイイングしたフライで淡水実釣...釣れなかったらどうしよう。
執筆者のプロフィール
-
大阪府在住。サイト『つりたべ』(https://turitabe.com/)の管理人。こちらはそれこそ「別腹」で。家事・育児・内職の合間を見て、平日に釣りを楽しんでいます。秋冬はエリアトラウト、春夏は川釣りメインです。
【管理人より/『趣味達者が綴る』のバックナンバーはこちら】
最新の投稿
- 2022.04.29【連載終了のお知らせ】アジをフライで釣る
- 2022.04.12【連載】アジをフライで釣る ―管理釣り場で練習編―【第12回】
- 2022.03.11【連載】アジをフライで釣る ―サーフキャンディ タイイング編―【第11回】
- 2022.02.05【連載】アジをフライで釣る―デシーバー タイイング編―【第10回】