【ドゥカティを駆る】それでも降りられないバイクの魅力【不撓不屈の魂】

国内のおすすめツーリングポイントは信州
波乱万丈のバイク人生を歩むmichikoさんですが、ここで、おすすめツーリングポイントをお伺いしてもよいですか?
7月のヨーロッパアルプスが超おすすめです。えぇ、なかなか行けない場所であることはわかっていますよ(笑)。『簡単に行けないところをすすめるな』という声が聞こえてきそうですが、だからこそ、おすすめしたい! できればツアーでなく個人でのツーリングがよいと思います。言葉の壁などもあるかもしれませんが、それらを乗り越えて走るアルプスの感動はひとしおです。景色のダイナミックさと、道路がすいているのが最高です。道端に牛が放牧されているのも、管理された牧場の日本とは違い、まさに牧歌的。じつは私のブログももともと、ヨーロッパソロツーリングをしてソロで行ってみたい人のヒントになるようにとはじめたものです」

海外ツーリングもやはりドゥカティ。レンタルされたそう(画像はmichikoさんのサイト2016年11月30日「2016年 海外ツーリング ヨーロッパアルプスを巡るイタリア編 総括」より)

確かに、ヨーロッパツーリングへの憧れはあります。国内ではいかがでしょ?
「絶対に信州です。メルヘン街道やビーナスラインといったヨーロッパアルプスにも負けない絶景のワインディングロードがあります。7月のニッコウキスゲが群生する霧ヶ峰高原は最高です。ですが、タイミングを選ばないと渋滞が……」

ちなみに、もう一つの趣味、釣りについてもお聞かせいただけますか?
「釣りは確率論です。釣れるにはどうすればよいかというのは、釣れない確率をなくし、釣れる確率を高めること。実際に釣れるかというと、これがなかなか難しいこともあるのですが、どうやったら釣れるのかを考えることがまず楽しい。次に実際に魚がかかったあとのやり取りも楽しい。最後まで気が抜けない。また食べられる魚のときには、どうやって美味しく食べようかを考え、家に帰って料理して食べられるのも大きな魅力です」

みごとなタチウオだす。michikoさんはルアーゲームを中心に釣りも幅広く楽しんでいます。今度は本企画の釣り編で……(画像はmichikoさんのサイト2018年10月11日「太刀魚:こなや丸で初メーターオーバー!」より)

michikoさんのバイク魂が釣りに通じる面もありますか?
「それが……基本的にバイクと釣り私のでは、まったくの別物です。多くの転倒もしてきた私としては、バイクの緊張感と釣りの緊張感はまったく別物です。あ、でも、ともに緊張感をもって取り組んでいるというところは共通点かもしれません。あと、ちょこちょことした機械いじりやチューン(バイクでの整備・釣りでのリールメンテナンスなど)ができるのも、どちらも共通する楽しみだと思います」

たまに感じる高揚感は何物にもかえがたい
ドゥカティだとあれですし、釣りのスタイルにもよるのですが、俺としてはバイク釣行もおすすめです。バイクの機動性は釣りのフィールド選びに幅ができますし、ツーリングのプラスαとしても……。それはそうと、これからもmichikoさんのバイクライフは続くのでしょうね。
「間違いなく(笑)。ぜひ、皆様にもバイクライフを楽しんでいただきたいと思いますが、ケガのないように楽しんでください。とにかくそれに尽きます。そして長く楽しむこと!」

趣味は人生を豊かにしますからね。
「はい。そもそも趣味の意味を調べると『楽しみとして愛好する事柄』とあります。私の場合、いまや『たしなみ程度』ですが、乗れば『やっぱりバイクに乗って走るの、気持ちいいなぁ』と感じます。高校生のときは、一人で行ったことのないところを訪れ、天気や季節を感じ、人間関係も広がり、まさに魔法の乗り物のように感じていました。ただ、年を取るにつれて、いろいろなことに鈍感になり、純粋なココロは置き去りになってしまったような気もしています……」

俺も結構、長い期間、乗っているので、その感覚はわかります。
「でも、たまに、バイクに乗ると、ただ単に『バイクって楽しいな』と感じる一瞬があるのですよね。そのときの高揚感は得難いものです。その『たまに』がよいのかもしれないですしね」

最後に読者にコメントをお願いできますか?
「『もうバイク売っちゃおうか?』『釣りやめようか?』ということもあるかもしれません。でも、手元に置いて見ているだけでも、『あ~走りたいなぁ』とか『釣りたいなぁ』と思うものです。手放してしまうと、すべてゼロからのスタートになります。そうなると、本当にやらなくなってしまいものです。可能な限り、愛するそれらを手元に残すようにしたらいかがですか?

【趣味人のプロフィール】

michiko
サイトは『Se non ora quando?』が大人気(リンクはこちら)。『Se non ora quando?』では、バイク・釣り・ひとり旅や料理などを題材に、楽しく過ごしていく日々が綴られている。
最近、食べて美味しかったもの/「太刀魚の天ぷらです。炙りも激うまですが、天ぷらは本当においしいです。とくに自分で釣ったタチウオは格別。直近の静岡遠征でも釣ってきた太刀魚を天ぷらにしています(サイトで紹介しています。リンクはこちら)」
最近、購入したバイク関連グッズ/「バイク関連グッズは買い足すことがないのですが、最近はバイクカバーを買い換えました。AmazonでありますCRFには ちょっと寸足らずで、タイヤがでてしまいます(リンクはこちら)。SS900にはリピートした製品です(リンクはこちら)」

【趣味人に聞く/バイク編のバックナンバー】
其の一 肉山☆のりこさんの巻 リーズナブルなバイク満喫術
其の二 ペペモーターサイクルス・鳥山さんの巻 プロのメカニックが教えるメンテナンスのコツ
其の三 タカハシミツルさんの巻 バイクの楽しみ&旧車の魅力
其の四 小川みずきさんの巻 入門者におすすめのバイク取り回し術
其の五 シロクマさんの巻 リターンライダーがすすめる最新バイクギア
其の六 野上鉄夫さんの巻 パーソナルトレーナーが教えるバイク乗りのための腰痛対策
其の七 平塚さんの巻 自分のバイクで海外ツーリング
其の八 マヨさんの巻 若い世代がバイクを選んだ理由
其の九 コバンさんの巻 トコトコ カブ旅の魅力

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本サイトの管理人です。34はゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のアカウント名です。いや、名前なんかは何でもよいのです。大抵のゲームは、このアカウント名にしています。本職は紙媒体の編集&ライターです。
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