アングラー&ライダーにとっての3.11

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今日、3月11日は我々日本人にとって、
忘れられない日です。
東日本大震災……。
自然の脅威によって、日本は大きな打撃を受けました。
西日本在住の人にしてみると、あまりピンとこないかもしれないし、
俺のように首都圏在住の人でも、「もう終わったもの」と思っているかもしれません。
ただ、実際は……。

まず、アングラー目線で。
基本情報として、抑えておきたいのは、今さらだけれど、シーバスやヒラメなどのルアーで釣れる魚はフィッシュイーターといい、他の小さな魚を日々の食事としていること。
そのような魚は生物濃縮(ある種の化学物質が生態系での食物連鎖を経て生物体内に濃縮されてゆく現象)によって、より放射性物質が体内に蓄積されやすい傾向にあります。
さて、気になる東日本の太平洋岸の釣りのターゲットに含まれる放射性物質ですが……。
公の機関のサイトによると、「検出なし」とされるデータが多いようです。
でも、2017年1月29日のトピックで「千葉銚子沖のスズキ69Bq/kg、東京湾も放射能蓄積」というニュースがあったりして、なかなか真実が……。
また、海魚と同等、いや、それ以上に川魚は注意が必要です。
参考までに、ホワイトフードの「魚の放射能検査の地図」というサイトのリンクを貼っておきます。

魚の放射能検査の地図

一方、ライダー目線でいうと、福島はよきツーリング対象でした。いや、過去形ではなく、ツーリング対象です。今は概ね、往来できますが、立ち入り禁止区域、通行止め区間があるのも現実です。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/list271-840.html

ちと、話は飛びますが、
2017年にツーリングで日光に向かったときに、栃木県の足尾町に立ち寄りました。
足尾といえば「足尾銅山」です。
俺は「あぁ、田中正造さんが頑張った公害問題だよね」という認識しかなく、
これまた、すっかり過去の問題というイメージでしたが、
今もまだ、環境保全のために浄水場は稼動しているという事実を知りました。
「終わった問題」ではないのです。

自然の自浄作用に期待しつつも、
人間の悪さに対してのリカバリーは時間がかかるもの……。

まぁここでの結論としては、
闇雲に「放射性物質は怖いぜ」とお伝えしたいわけではなく、
「正しい情報にもとづいて、
自己判断、自己責任で行動すれべよろし」ですが、
今は「正しい情報」が得にくい状況にあると思います。

俺なんかは、もう中年だし、
タバコも吸うしで気にしませんが、
子どもがいるアングラー&ライダーは
放射性物質のことをちょっとは意識することをおすすめします。

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