「釣りとバイクが趣味なんだ。」というサイトなら、レーシングスポーツはモトGPの話題を…と皆さまは思うでしょう。
実際、モトGPを楽しんでいるライダーは多いですし。
んが、俺はF1派なのです。
これはもう趣味の問題なので、ご容赦を。
そして、今回はF1の話題です。
バイクは……関係ない……かな。
いや、ちょっとは関係あるかも。
テーマについては、まずはこの写真をご覧あれ↓
これは今年(2021年)のF1第10戦イギリスGPのスプリント予選のスタート直前のオンボードカメラがとらえた映像(をキャプチャした画像)です。
ちょっと説明すると、スプリント予選はこのレースから実験的に採用された予選形式で、本選よりも短い距離で行われます。今回でいうと、本選が52周に対して、スプリント予選は17周。ちなみに前日にはタイムアタック形式に予選が行われていて、それに応じてスプリント予選のスターティンググリッドを決定。んで、本選のスターティンググリッドはこのスプリント予選の結果で決まると。
じつにややこしいのですが、これはF1が開催される週末を3日間とも盛り上げることなどを狙いとしているそうです。従来は初日フリー走行→2日目タイムアタック予選→3日本選で初日が盛り上がらないのに対して、この方式では初日タイムアタック予選→2日目スプリント予選→3日目本選となりますから。
さて、肝心の映像ですが、繰り返すと、スプリント予選のスタート直前の様子です。ドライバーは我れがホンダのパワーユニットを積んでいるレッドブルのエース、マックス・フェルスタッペンです。フェルスタッペンはここまでポイントリーダーの優勝候補。
がんばれ、フェルスタッペン!
そして、それにしても、この炎です。いや、結構燃えたのですって。動画はこちら。
スプリント予選後、フェルスタッペンは「「少しくらいの炎は問題ないけど、一時はかなり大きな火が上がっていたから、ミラーで後方の連中を確認しながら『頼むから早く!早くスタートしてくれ!』って思ってたんだ」とコメントしています。
※参考サイト/
・フェルスタッペン、車輪炎上に心臓バクバク「ブレーキが効くか確信が持てなかった!」結果的に4連続PPも決勝での接戦を予想
この映像を見て、俺は「うわぁ」と思いつつ、大きな疑問を抱きました。
なんで、止まっている車のブレーキから炎が出るのだ⁉
俺は疑問はすぐに解決したいタイプなので、すぐに調べました。
まぁ、今の時代、ググるだけですが。
わかったのは、F1のブレーキは油圧制御のカーボン製ディスクブレーキを採用しているということ。一般の市販車は構造は同じながら、材質は「金属粉などを樹脂で固めたブレーキパッド&鋳鉄製のディスクローター」です。いずれにせよブレーキは作動時の摩擦によって生じる熱によって、かなり高温になりますが、カーボン製は場合によっては赤く発光することもあるそうな。
※参考サイト/
・強い摩擦力と耐熱性を備えた油圧制御のカーボン製ディスクブレーキ
フムフム。
でも、それはブレーキ作動時でしょ。停止しているスタート直前に熱を持ち、しかも出火するのはなぜよ?
この答えがなかなか見つからない?
勝手に後輪を回転させつつフロントをロックしてスタートするのかなと思ったりもしたものです(F1のスタートはホイルスピンはしません)。
でも、それでブレーキが熱を持つものなのか……。
みんな疑問に感じないものなのかなと検索を続けること小一時間。ようやく一般ユーザーから寄せられたコメントのなかに答え(らしきもの)を見つけました。
それは「フロントブレーキから炎が出てタイヤに引火しないのかな?」というボソリとしたコメントに対するもので「燃えるのはブレーキディスクに付着したパーツの小さな破片やオイルですぐに燃え尽きるから基本的には大丈夫」という内容でした(一字一句正確ではないですが)。
なるほど!
あくまでも一般ユーザーのコメントで正解ではないかもしれませんが、これなら納得できる。
停止している車のブレーキから炎が出るのは、ディスクに付着した小さな破片やゴミが、停止前のブレーキングによってブレーキディスクに生じた摩擦熱によって引火した結果だと。
これでスッキリしました。
まぁ、俺らが乗るバイクでは、そのようなシチュエーションはほぼないですし、そもそもブレーキディスクに使われている素材も違うのでアレですが、万が一、信号待ちをしているときに出火したら、もしかしたら、このような経緯かもしれないと……(いや、こんなケースはないな……)。
今回は以上です。
でわでわ~。
投稿者/管理人