【種類と費用は?】バイクの免許を徹底解説!【なぜ排気量で区切られている?】

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今回はちと久々に気合を入れて、いろいろ調べた記事です。
きっかけはヤフーニュースで気になる記事を見かけたから。
その記事は「クルマは排気量関係なく運転できるのに…なぜバイクは排気量で区切られているのか?」というタイトルで、そのタイトルを見た俺は「確かにわからんな……」と思った次第です、はい。

※参考サイト/ヤフーニュース(もとはサイトの「バイクのニュース」らしいのですが該当記事がわからず)
クルマは排気量関係なく運転できるのに…なぜバイクは排気量で区切られているのか?

そこを中心にまとめようと思ったのですが、せっかくなので……と、もうバイクの免許について全般でいきます。
それでは~いってみま~しょう♪

全部で7種類~免許の種類~

まずはバイクの免許の種類から。2022年10月現在、バイクの免許の種類は7種類です。表にまとめてみました↓

※参考サイト/常陽銀行
バイク免許の種類と取得可能年齢は?取得までの流れや費用も解説

上の表の「AT」とは「オートマチック」のことで、これすなわちスクーター限定ということですな。メカニズム的にはミッションがない、あるいは運転的にはクラッチがない、つまり、よりラクに運転できるバイクということです。
あとは、これから「バイクに乗りたいのだけれど、まだ、よくわからなくて……」という方のために言葉の説明をすると、「原動機付自転車」は略して一般的には「原付」と呼ばれます。んで、原付とは何かというと、50㏄以下のバイクのことで、「原付=(イコール)スクーター」ではありません。新聞配達や郵便配達でお馴染みのカブのようにミッションがあるバイクも原付に含まれます。原付はバイクの免許ではなく、普通自動車免許があれば乗ることができますが、それでミッション付きのバイクも乗れるというのはちと不思議です。

原付と似た言葉に「原チャリ」、さらに省略して「原チャ」という言葉もありますが、こうなると人によって解釈が違うような……。俺なんか「原チャ」という50㏄のスクーターのことを思い浮かべるのですが、人によっては「原付」という言葉と同様にカブを含むかもしれません。

あとは今の普通二輪免許は昔は「中型自動二輪免許(中免)」というカテゴリーだったので、その名残で「中免」ということもあります。俺なんかはそのタイプです。いや、別に「昔からバイクに乗っているんだぜ」と自慢したいわけではないのですが、「小型」と「大型」というくくりはいまだに健在なので、「大型や小型があるなら中型も……」と思ってしまうのですよね。
ちなみに「大型」は昔は限定を解除するということで「限定解除」とも呼ばれていました。ただ、先に触れたように「大型」という言葉も以前からあったので、これは「大型」と呼ぶ人がいれば、「限定解除」と呼ぶ人もいたという感じですね。

んで、免許の種類といえば、冒頭の「なぜバイクは排気量で区切られているのか?」という疑問。ニュース系の記事はリンクが切れてしまうのでざっくりとその記事の内容を説明すると、車とバイクの国内の免許の歴史を振り返っていて、結論としては「バイクの免許は歴史的に排気量で区分されている」といったまとめとなっています。
いや、それはそうなのでしょうが、俺個人としてはもっと突っ込んで、「なぜ?」を教えていただきたかった。
結局、「なぜバイクは排気量で区切られているのか?」という疑問に対する確かな答えはわからないまま……。

俺は天邪鬼なので、往々にして「利権」と結びつけて考えるのですが、これについてはあまりお金のにおいはしないなぁ。
世の中に合わせていったら自然とそうなったような……。
ちなみに昔、俺のおじいさんの頃には一時期(1965~1975年)はバイクの免許は「自動二輪」と「原付」の2種類のみの時代がありました。なので、おじいさんは普通に大型のバイクに乗っていたんすよね。

教習所に通うか、一発でとるか~免許の取得方法~

次にバイクの免許の取り方です。大きくは教習所に通う方法と運転免許試験場(運転免許センター)での試験に合格して取る方法の二つがあります。

教習所はイメージが湧くでしょうが、まぁ簡単にいうと学科と実技を学校で身につけ、仕上げとして運転免許センターで学科を受けます。それで合格したらみごとに免許を取得できまする。

一方、ちょっとわかりにくい一発試験とは次のような流れで免許を取得します。会場は運転免許センターです。
①適正試験
②学科試験
③技能試験

→すべて合格したら「取得時講習、応急救護講習(計6時間)」で免許交付

各内容は次の通りです。
①適性試験/視力検査(両目で0.7以上 ※メガネ、コンタクト可)、色彩識別検査(赤・青・黄の識別)、運動能力検査(二輪車運転に支障する身体障害がないこと)、聴力検査
②学科試験/文章問題90問(交通ルール等)、イラスト問題5問(危険予知問題)
③技能試験/実際に運転してコースを回ります。最難関!

※参考サイト/LIVE FREELY
バイクの一発試験で二輪免許取得の流れ!費用や合格率とは

一発試験のメリットは圧倒的に費用が安く、時間が短いこと。
ただ、それは、それこそ一発で合格できたらです。

それがとてつもなく難しいわけで、何回も受けると、「教習所を利用したほうがよかった……」となってしまいます。
制度としてあるので、もちろん一考の余地はあるものの、現実的には例えば普通自動二輪免許の取得者の割合は99%が教習所で、一発試験は1%だけだそうです

※参考サイト/一発試験ロードマップ
普通二輪免許の一発試験取得者と教習所取得者の割合

大は小を兼ねる⁉~後悔しない免許選び~

では、どの免許にすればよいか。
この手の問題はもう「その人による」に尽きます。
ご自身の好みや都合で選ぶがよかです。

ただ、それだけでは身も蓋もないので、あくまでも俺個人の意見をちょっとお伝えすると、「バイクの免許は大を小を兼ねる的な発想でよいのでは⁉」と思います。
つまりは「取れるのなら大型二輪免許を取っておいたほうがよい」と。
理由はシンプルに、そのほうが人生の選択肢が増えるから。
いや、別に俺は大型バイクが無条件でよいとは微塵も思っていません。
でも、今は乗りたいと思っていなくても、長い人生ですから、どこかで乗りたくなるというケースもあるのではないと。

ちなみに俺は「中免(今の普通二輪免許)→普通自動車免許→大型二輪免許」という順で取得しました。
中免は高校を卒業してから大学に入学するまでの期間で取り、大学で普通自動車免許を取りました。
当時は結構、多いパターンだったのではないかな。その頃は大型二輪免許はそれこそ一発試験のみで高嶺の花だった……。
それが教習所で取得できるようになり(1995年の話だそうで)、「うぉぉ、これで憧れの大型二輪免許が取れるぞ」とすかさず教習所に申し込んだのでした。
当時は大型バイクに乗る予定はなかったけれど、結果として、今は大型二輪免許でしか乗れない650㏄のバイクに乗っています。

「あとで取りたくなったらでいいや」と思っていると、人間、歳を取ると記憶力も運動能力も落ちていきますからね。
できるだけ若いうちになんでも乗れる大型二輪免許を取っておいたほうがよいというのが俺の持論です。

ただ、ただですよ。
そうはいっても免許取得にはお金と時間がかかります。
これが大きな問題なので、人によっては「自分は125㏄のスクーターしか乗らないからAT小型限定普通二輪免許でいいや」というのが適正な答えということもあります。
別に「必要になってから取る」というスタンスでもいいわけですしね。
そこで、次の項目ではバイクの免許取得に必要な金額を紹介します。

普通二輪は10万円未満~免許取得にかかる費用と日数~

文字ばかりで疲れてきたので箸休めに俺の今の愛車の写真を入れておきま

さて、それでは気になるバイクの免許取得にかかる費用と時間です。
これは「調べるのが骨だなぁ」と思っていたのですが、すばらしいサイトを見つけました。
それはこちら(バナーをクリックすると該当の記事に飛びます)↓

個人の方が運営しているサイトなのでしょうね。いや、調べ上げたのは本当に素晴らしい。
費用と時間はケースバイケースなので、多分、いちばんポピュラーであろう教習所を利用する普通二輪免許取得のケースを紹介しておきます(その他の免許の種類やケースについては上のリンク先の記事を参照で)。ここでは俺調べで合宿も入れておきます。

繰り返しになりますが、上の表は最安値の場合です。費用や時間は教習所によって違う(とくに合宿は時期によっても費用が異なります)ので、その旨、ご了承を。

あとは知りたい方が多いであろうところを拾っておくと、小型限定普通二輪免許は普通自動車免許有の場合は45,000円(期間は最短で1週間くらい)、普通自動車免許無の場合は75,000円(期間は最短で10日くらい)です(この数値は俺調べです)。
それと普通自動二輪免許を持っていて大型二輪免許を取る場合は95,000円(期間は最短で6日)くらいとのことです。

いきなり大型免許はむしろお金がかかる⁉~大型免許の取得~

ほんで箸休めのイラストも入れておくと

本記事の最後の項目は俺のおすすめの大型二輪免許の取得についてです。
まずはバイクの免許を持っていない場合、いきなり大型二輪免許を取れるのかという疑問について。
これは答えからいうと制度の面では可能です。

こういう言い方をすろと、「制度の面では可能でも実際は難しいのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、一発試験ほどは難しくないようです。
ネット上ではいろいろな情報があるのですが、こういうのは実体験の声がよいと思いヤフー知恵袋をチェックしたところ、「私は30代後半の時、オジサンになってから、いきなり大型を取りました」「そんなの、個人の運動能力と、バランス感覚しだいですが平均的な体格で、能力に問題なければ、楽勝で取れます」という回答が寄せられていました。

※参考サイト/ヤフー知恵袋
いきなり大型二輪を取るのはとても難しいとよく聞くのですが、実際に教習を受けてどのように感じましたか?

これは本当に個人差があって、体力の面でどうしても男性よりも劣る女性は普通自動二輪でも苦労するという話をよく耳にします。でも、俺の場合は若かったし、背が高い(俺は180㎝あります)ということもあって、まったく苦労した記憶がないのですよね。
なので、自分の能力との兼ね合いになるのでしょう。

ただ、一つ、知っておきたい情報があって、「いきなり大型自動二輪は時間でも費用でも必ずしも省力化できるとは限らない」ということです。
まず時間については、技能教習のコマ数が「普通自動二輪→大型自動二輪」が合計で29コマなのに対して、「いきなり大型自動二輪」は31コマなところもあります。

※参考サイト/ロイヤルドライビングスクール広島
・いきなり大型二輪免許は取得できない?

また、費用についても先に紹介したサイト「バイク楽しんでる?」によると「普通自動二輪→大型自動二輪」が合計199,000円であるのに対して、「いきなり大型自動二輪」は261,000円となっています。
もちろん、「普通自動二輪→大型自動二輪」は普通自動二輪と大型自動二輪で2回、運転免許センターに行かなければいかないので、そのぶんの免許の交付手数料と手間が必要になりますが、それでもね……。

なかには「いきなり大型自動二輪」を受け付けていない教習所もあるそうで、結局は教習所に相談ということになるのですが、なぜ、このようなことになるのか、かなり不思議ですよね(理由はわかりませんが事象としては存在するということです)。

ということで、今回はバイクの免許についての情報でした。
そうそう、バイクといえば本サイトないで新しい記事を二つ、公開しました。
一つはバイクを趣味とする方に取材した記事で、今回はモトブロガーの美人姉妹、YouTubeチャンネル「ゆうきちゃんはがんばれない」のゆうきちゃんにお話を伺いました。それはこちら(バナーをクリックすると記事に飛びます)↓

もう一つは外部の方にお願いしている連載コラムでテーマは「ロードサービスの比較」です。それはそれはこちら(バナーをクリックすると記事に飛びます)↓

深夜に本記事を一気に書き上げたので疲れたぞう。それでは皆様、よきバイクライフを!

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