【アワビ&サザエ】漁業権を考えます【密漁横行】

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まずはニュースの紹介です。
兵庫県の神戸海上保安部の今年(2020年)の6~9月のアワビやサザエなどの密漁の摘発件数は3年前の同じ時期の6倍にあたる43人だったそうです。

※参考サイト/Yahooニュース
レジャー感覚の密漁横行 アワビ・サザエ…摘発数は急増

釣りは直接的には関係ないのですけれどね。
ただ、漁業権の存在を知らずに、イセエビは釣ったり、釣りの合間にワカメなどの海藻やサザエなどの貝類をとって食べたりしないように要注意ということで。

え~と、以前、法律と釣りの関係については、調べたので、その記事の一部を抜粋します(記事自体はこちら)。
-以下抜粋―
釣りと法律でいうと、まず気になるのは「ここで釣りをしてよいの?」ということですよね。んで、確認してみたところ、川釣りに関しては、区域によって特定の魚介を釣ることが禁止されていることがあり、その場合は、漁業権(一定の水面で特定の漁業を一定期間、排他的に営むことができる権利)を所有する漁協から遊漁券を購入しなくてはいけないとのこと(まぁそうですよね)。一方、海釣りはどうかというと、泳ぐ魚を手釣りや竿釣りで捕獲する行為(遊漁行為)は、川釣りと違い基本的に制限されていないのですって。「海の魚は漁業権が及ばない区域から及ぶ区域まで移動できるため、その所在がはっきりしない」というのが理由とのこと。

んで、補足すると、魚は概ねよいけれど、エビやカニ、貝類、海藻類などは、魚と違って、多くのエリアで漁協の管理下にあり、許可なく獲ると法律違反になると。

この問題、俺は関心があって、これまでもニュースなどで取り上げられると本サイトでもピックアップしてきました。
いや、俺は天邪鬼でお上(かみ)に盲目的に従うつもりはないし、既得権益とか嫌いなんすわ。

んで、漁協、さらにはもっと視野を広げて日本の漁業の問題点について調べたのですが、これがブラックボックスが多いし、一概には「こう」といえなくて、パパッとまとめるのは不可能でした。

例えばですが、川でいうと「日釣り券は有料だけれど、そのお金はどのように使われているのか」を調べようと思ったのですが、放流用の稚魚の単価がわからない。ある施設では、「ニジマス=¥50/匹、ヤマメ=¥100/匹、イワナ=¥100/匹」とあったのですが、ちと高くて、そこから仕入れているのか確信が持てませんでした。多くの漁協が発表しているのはkg単位ですし。
俺は渓流のエサ釣りメインなので、次のシーズンに漁協の方と話す機会があったら、ちと探りを入れてみますわ。

海については、例えば千葉県の浦安市が「1971年に漁業権を全面放棄した」ということなのですが(ソースは浦安市の公式サイト)、千葉海上保安部は「千葉県浦安市から千葉県館山市までの沿岸を管轄していて、悪質な密漁行為の根絶を目指し、重点的に取締りを実施しています」といっていたりして(海上保安庁の該当PDFより)。

エリアによるのかなぁ。
とにかく、この問題は一筋縄ではいかんのです。

ザクっというのであれば、自分たち釣り人一人ひとりが、「密漁、ダメ」は間違いないのですが、そこで思考を停めるのではなく、「漁協って何?」「川や海の資源を守るって何?」ということまで考えたいということですかね……。

巷では、どのように思っているのか、気になったのでまとめました(記事はこちら「アワビやサザエの密猟ってどうよ?」)。
俺の個人的な予想では「密猟、ダメ」が多数派かと思っていたのですが、「海はみんなのものでは?」という意見も多くて、やはり違和感がある方も少なくないのだなと。

でわでわ~。

投稿者/管理人

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