【肉山☆のりこ】激熱&格安ツーリング温泉ベスト3【出陣!】

趣味人に聞く バイク編 其の十四 肉山☆のりこさんの巻(弐度目のご登場)

 外は白い冬……ですね(古い……。わかる人だけわかればよいんす)。
 ツーリングにはキツいシーズンですが、この季節ならではの楽しみもあります。
 その一つが温泉です。
 ぜひ、本サイトでもツーリングで楽しみたい温泉を紹介したい……。
 でも、俺は首都近郊の銭湯巡りはすれども、温泉となると、そんなに経験ないし……。
 ハッ……、あのお方がいるではないですか!?
 この『趣味人に聞く』(当時は『達人に聞く』でした)のバイク編の記念すべき第1回に登場いただいた、おてんばライダーの肉山☆のりこさん(以下のりさん)がっ!
 んなわけで、今回はブログが超人気ののりさんに、おすすめツーリング温泉をお伺いしました。

取材・文/管理人 写真/すべて、肉山☆のりこさんのブログからの転載、またはご提供です。無断転載は禁止とさせていただきます

―――――――――――――
 すっかりお久しぶりです。
「こんにちは。初夏に太田先生のツーリング講座でお会いして以来ですね」
※今年(2019年)の5月に受講したのでした。その様子はこちら

 あのとき、俺は確信したんす。あぁ、のりさんは「おてんば」なのだと……(遠い目)。
「まぁ、管理人さんは変態ですけどね(笑)。え~と、今回は温泉の紹介でしたね。私は暑さには強いのですが、寒いのが苦手で、長時間のツーリングで体がキンキンに冷えてしまいます。そんなとき、大好きな熱湯の温泉に入ると、冷えた体がシャキッとして元気が出るのです。温泉の紹介ならお任せあれ」

 本当は秋におすすめの紅葉ポイントをご依頼したかったのに……ボソリ。
「(今回も管理人の小言はスルー)『ぬる湯がよい』という意見もわからなくはないのですが、長く浸かると、体が温まるかわりに、グッタリ疲れも出てしまうのですよね。なので、ツーリング中の温泉は熱湯にサッと浸かるのがおすすめです」

 俺の場合はぬる湯だと湯冷めしそうでバイク銭湯の湯温は高め希望です。その点、スーパー銭湯は子どもも対象のせいか、ぬる湯のことが多くて……。
「(ここはやはりスルー)では、さっそく、そんな私のオススメの熱湯温泉をご紹介します。もちろん、ビンボーライダーの私のオススメですから、どこもリーズナブルですよ♡

 はいはい。では、早速まいりましょ。今回はのりさんがオススメの首都圏から日帰りでいける激安&激熱(湯温のことです)温泉ベスト3だす。

第3位
那須温泉 鹿の湯(栃木県那須郡那須町)

※画像はのりさんのブログ『東北ゼットンツー③1日目(那須 鹿の湯温泉)』より

・料金/500円
・湯温/男子48℃、女子46℃(施設内表示湯温)

「ここは、数々の熱湯好きの方から噂を聞いていた温泉です。風呂場には木製の湯船がいくつもあり、温度ごとにわかれています。いちばん熱い48度の湯船には、地元の主が真っ赤な顔で入っていて、遊び半分で手でも入れようものなら『湯を揺らすんじゃねぇ!』と叱られるとか。頑張って入った者は、地元の主からも一目置かれるとか」

 今回は湯温表示付きでの紹介なんすね(笑)。にしても、48℃って……。
「激熱でしょ(笑)? 私としては『なんて楽しそうな温泉だ!』と張り切って行ったところ、なんと、女子風呂の最高温度は46℃でした(泣)

 いやいや、46℃でも驚異的な熱さですよ。
「またまたご謙遜を(←意味不明)。46℃は私の1番好きな温度なので、それはそれでよかったのですが、主もいないし、ちょっとガッカリしたなぁ。むしろ自分が主のようになってしまった……ボソリ」

 まぁ、のりさんならそうなりますかね(笑)。湯温以外のこちらのウリは?
「私のなかでは、ちょっとお値段も高めですが、古い建物の風情もありますし、浴場内も広いところがグッド。脱衣所一体型で開放感があるため、ここは立ち寄れば絶対に入って行きたいお気に入りです」

第2位
草津温泉 白旗の湯(群馬県吾妻郡草津町)

※画像はのりさんのブログ
「草津ソロツー⑥(無料温泉巡り)」より

・料金/無料
・湯温/48℃(推定)

「こちらは初めて入ったとき、『あれ? 水かな?』と思ったのを覚えています」

 ん? なぜでしょ?
「さぁ(笑)。そして、そのあと、あっつぅ〜(≧∀≦)となりました。私の皮膚は48度を超えると感覚が麻痺するようです

 もはや謎の生命体じゃないですか(笑)。それはさておき、ここでのりさんオススメの草津温泉がランクインですね。
「前回もお伝えしましたが、草津にはこの他にも無料の公衆浴場がいくつもあるので、バイクを降りて、ビーサンに履き替え、手ぬぐいを持ってブラブラするのがオススメです。その際、着替えがしやすいように、女子なら上からかぶるタイプのワンピースを仕込んでおくと完璧!私はいつも、ノーパンで挑んでいます」
 の、ノーパン……ゴクリ。

第1位
飯坂温泉 鯖湖湯(福島県福島市)

浴場から脱衣所を見たところ。画像はのりさんのご提供

・料金/200円
・湯温/47℃(推定)

「ここには、この秋にロングツーリング中の朝に入りました。浴室と脱衣所が一つの空間になっていて、高い天窓から光が差します。とても開放的できれいな浴場です。近くに磐梯山があるので、朝イチで熱湯に浸かった後は、磐梯吾妻スカイライン、レイクライン、ゴールドライン、西吾妻スカイバレーと元気よく走ることができます」

 また、ぶっ飛びおてんばツーリングで(笑)。確かに湯温は高くて、料金もリーズナブルですが、第1位は『王道がきた』という感じです。
「お腹がすいたら、桧原湖の山塩ラーメンはいかがでしょ。チャーシューがトロトロで美味しいですよ」

1位なので写真が2枚。サービス、サービス! いや、絵柄的にサービスになるかは管理人にはわかりません(←いや、失礼)。画像はのりさんのご提供

 のりさん、今回もありがとうございました。
「あら、もう、終わりですか。私の温泉紹介熱のエンジンが温まってきたので、番外編として、この秋に行った東北、北海道ツーリングで見つけた、熱湯温泉も紹介しますよ」
 さすが、太っ腹!

<番外編その壱>
三内温泉(青森県青森市)

※画像はのりさんのブログ「ソロングツーまとめ編②(温泉ランキング)」より

・料金/390円
・湯温/44℃(推定湯温)

「走りすぎて日が暮れて、真っ暗な道を100キロ以上を走ったときのことです」

 (この人は、なぜ、いつもかっ飛ぶのだろうか……)
「泣きながら走ったすえにたどり着いた、たまたま見つけた温泉です。なかに入ると異様な空間。まるでジブリ映画に出てきそうな……。妖怪が出そうな……。いや!失礼」

 つ、疲れていたせいでは? なんか怖そうっす。
大きな体育館のようなドームの真ん中に男女を分ける壁があり、その壁の上にあるパイプから熱い湯がドボドボと、これまた広くて深い湯船に注がれ、その下には鍾乳洞。10くらいある洗い場に、地元のおばあちゃまがズラリと並び、一斉に背中を洗っている……。話す言葉はコテコテの津軽弁で、一切意味がわからない。本当に異空間に来た感覚に陥りました」

 行ってみたいような、みたくないような……。
「(笑)。結論としては、ぜひ、オススメです。もちろん肝心の湯量は豊富で、強酸性の白濁湯。体の疲れが一気に取れました。結果、あまりに気に入ったので、翌日もう一度入りに行きました!」

<番外編その弐>
❷知床羅臼 熊の湯(北海道目梨郡羅臼町)

※画像はのりさんのブログ『ソロングツーまとめ編②(温泉ランキング)』より

・料金/無料
・湯温/測定不能

「ここの源泉は100℃ですので、源泉掛け流しだと、間違いなく茹って死にますwww」

 北海道がきましたね。100℃って、もうカップラーメンがつくれるじゃないですか。
「そうそう、温泉風味の……ってなんでやねん。ここは100℃の源泉がドボドボ注がれ、温度調整のために、川の水もドボドボ注ぎ、やっと人間が死なない温度にして入るシステムです」

 どえらいとこっすなぁ。
「なので、ところによっては『50℃!?』なんてことも。おちおち浸かってられない感じがおもしろかったです」

 そういえば、混浴上等ののりさんにしては、今回は混浴はなかったっすね。
「ご安心を。こちらちは露天風呂ですが男女別れていて、私はなぜか両方入りましたwww。女子風呂は完全に閉ざされた内風呂なので、湯船が広くて川も見える男子風呂がオススメです!」

<番外編その参>
吹上温泉 混浴露天風呂(北海道上富良野町)

※画像は「ソロングツーまとめ編②(温泉ランキング)」より

・料金/無料
・湯温/46℃(計測湯温)

「こちらはドラマ『北の国から』でゴローさんが入った温泉だそうです」

 ほたる(もちろん田中邦衛さんの口調ですとも)。
「まぁ、中嶋朋子さんではなく、宮沢りえさんと入ったそうです(笑)。が、女性は注意! こちらは脱衣所のない完全な野天風呂です。そして大変人気なため、どの時間帯でも男性がいます」

 あらら、それじゃ、今回は入れなかったのですね……(泣)。
「まさか。私を誰だと思ってるので? どうしても入りたかったので、ひとりで乗り込みましたが、熱湯好きさんには、ここで朗報!」

 (熱湯好きの方ってどれくらいいるのだろ……)
上段は熱湯、下段はぬる湯になっているため、上段はすいています。景色を眺めながら、熱湯マニアと会話ができてとても楽しかったです」

 やはり熱いので?
「『熱い熱い!』『48℃あるな!』『いやいや50℃だ!』といろいろな説が飛び交っていましたが、私は入った瞬間『ちょうどいい』と感じました。46℃と予想したのですよね」

 それで、推定46℃なのですね。
「いえ、46℃は計測湯温です。水温計持参のお爺さんが測ってくれて、本当に46℃ピッタリで……。喝采を浴びましたwww」

 (どんなエピソードやねん……。)
「ちなみに、こちらの源泉は52℃。水温計、私も今度から持参しようかな〜」

 それもおもしろいかも! 最高記録を更新したら、ぜひ、教えてください。あ、そだそだ。のりさん、最後に本記事のメインにすえる写真をお願いできますか?
「温泉がらみの写真って、ほぼないのですが……ゴソゴソ。これなんて、どでしょ?」

 おぉ、壮大な温泉すね。これ、よいです。こちらは今回、ご紹介いただいた、どちら……。
「(管理人の話をスルーどころか遮って)あ、こんな時間。私、これからちょっとバイクで軽く走ってきたいところがあるので、これにて! 管理人さん、またね~」


 あ、ちょっ……。
 あいからずおてんばだこと。
 メイン写真のコメントもお伺いしたかったのに……。
 メールしよっと。

「それは木賊(とくさ)温泉(福島県)の前の川です。爽快で気持ちよいですよ♡」

 激熱温泉じゃないんかいっ!

【達人のプロフィール】

肉山☆のりこ
千葉県在住の女性ライダー。車歴はVTR250~モンキー50~ニンジャ250。俺がのりさんを「おてんば」と評することががわかるブログ『ソロライダー肉山☆のりこのブログ』が大好評(俺が確認したときはアメブロのバイク部門で1位でした。かなりおもしろいっす)。
最近食べた美味しいもの/「生ハムの食べ放題(650円)というのに行きました。前日、食べすぎでお腹をこわし、4枚しか食べられませんでしたが(笑)」
最近購入したバイク関連グッズ/「何もないかも……。バイクで登山をするために、値の張る登山靴を買いましたが……」

【趣味人に聞く/バイク編のバックナンバー】
其の一 肉山☆のりこさんの巻 リーズナブルなバイク満喫術
其の二 ペペモーターサイクルス・鳥山さんの巻 プロのメカニックが教えるメンテナンスのコツ
其の三 タカハシミツルさんの巻 バイクの楽しみ&旧車の魅力
其の四 小川みずきさんの巻 入門者におすすめのバイク取り回し術
其の五 シロクマさんの巻 リターンライダーがすすめる最新バイクギア
其の六 野上鉄夫さんの巻 パーソナルトレーナーが教えるバイク乗りのための腰痛対策
其の七 平塚さんの巻 自分のバイクで海外ツーリング
其の八 マヨさんの巻 若い世代がバイクを選んだ理由
其の九 コバンさんの巻 トコトコ カブ旅の魅力
其の十 michikoさんの巻 ドゥカティ乗りがバイクを降りられない理由
其の十壱 ピカレスクさんの巻 バイク釣行のポイント
其の十弐 kanai factoryさんの巻 バイクで行く、おすすめB級グルメのお店
其の十参 あおさんの巻 全国版おすすめの感動ロード・ベスト5

執筆者のプロフィール

34
34
本サイトの管理人です。34はゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のアカウント名です。いや、名前なんかは何でもよいのです。大抵のゲームは、このアカウント名にしています。本職は紙媒体の編集&ライターです。
5+

関連コンテンツ



更新日:

Copyright© 釣りとバイクが趣味なんだ。 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.