床に100円投げたほうがおもしろい……。
とあるアプリのクソゲーのレビューのコメントです。
いやぁ、おもしろいことをいう人がいるものです。
それはそうと、管理人の渓流フィールドレビューの今シーズンの第一弾です。
通算でいうと12回目になりまするな。
先日(2020年3月7日)、釣りしてきました。
バイク釣行派の俺にしてみれば、まだまだ寒い季節。
できるだけ近場にしようと思った俺は、多分、名のある渓流フィールドでは自宅からもっとも近い、入間川の上流部を選びました。
入間川、きっと釣りをやらない方も耳にしたことはあるでしょう。
埼玉県を流れる荒川水系の一級河川で長さは63kmもあります。下流部はかなりの幅広です。
その上流部が渓流のフィールドとして知られています。
自宅からはバイクで1時間15分くらい。
その近さとともに、今回、ここに行こうと思ったのは、昨年の秋に、この川の上流部にある名栗湖にワカサギ釣りに行ったときに周りの釣り人がニジマスをあげたからです。
お~、こんなところにニジマスがいますか……。
今度は渓流釣りでこようと決めたのでした。
逆にここまで入間川にこなかったのは、近すぎることが理由の一つ。
いや、この川が流れる入間市や飯能市は田舎といえど、結構、栄えていますからね。野趣も足りないのでは?と思っていたのです。
あと、あまり、渓流のフィールドとしては評価されていないことも関係しています。
俺の勉強不足かもしれないですが、一応、漁協は入っていて知られてはいるのですが、あまり渓流ガイドブックなどでは紹介されていないのですよね。
ま、釣りはやってナンボなので、とりあえず行ってみましょう。
もちろん、行くなら朝マズメから。
3月上旬の夜の寒さにガクガク震えながら、まずは名栗湖付近、最上流部に向かいました。
現地の様子はこちら。
…………。
これは釣れないだろう。
で、でも、上流のほうが渓流魚は釣れる可能性が高いし、近くにラクにエントリーできる場所もあったので、「ここで竿を出してみるか」とウェーダーを履きはじめました。
そのとき、犬の散歩のおじさんが話しかけてきました。
おじさん「釣り?」
俺「そです。ここで釣りをやる人、います?」
おじさん「いやぁ、ほとんど見ないよ。ここは釣れないと思うよ。魚を見たこともないもん」
俺「ま、マジッすか!? でも、入間川は漁協もあって……」
おじさん「もっと下流のほうで放流しているみたいだよ」
あ、危なかった。大切なマズメどきを魚のいないところに費やすところでした。
んで、バイクで移動。
5kmくらい走ってから、どこかエントリーできるところはないかなと探しはじめたところ、投網に関する看板を見つけました。
エントリーもできるし、バイクも停められるしで、ここで竿を出すことにしました。
下りてみたら、渓相は悪くはなかったっす。
あ、この日のエサは熊太郎の太虫です。
最近は結構、ブドウ虫のことのほうが多かったのですが、
ブドウ虫が600円なのに対して、こちらは400円ちょい。
差の200円が痛烈に痛いというわけではないですが、ワンコインで買えるかどうかの差に負けてしまいました。
もともと俺はミミズを万能エサとして信頼していますし。
最近、ミミズを敬遠していた理由の一つに、「太虫」なのに細くて小さいのが多くなってきていたからというのがあるのですが、このパックのミミズは充実の大きさでした。
今年はミミズのできがよいみたい……(←あくまでも俺の私見です)。
さて、肝心の釣りのほうは……。
ま~たっくのアタリなし。
渓流魚がついてそうなところは結構、あるのですけれどね。
魚がいるところでは、釣っていると水中を走る魚が目に入るのですが、その気配すら皆無。
この付近は川沿いは開けていて、どこまでも歩いていけます。
俺は釣り下っていきました。
ちなみに野趣については、悪くはなかったです。
思っていたほど里川然としてはいなくて、結構、野生動物もいるみたいです。
足あとをたくさん見ました。
結構、移動しました。
自分の感覚では2kmくらいは釣り下ったと思います。
でも、まったくアタリはない。
釣り人にも出会わない。
いそうではあるけれど、まったくいないのが入間川です(←今回に限っての俺の感想です)。
疲れたので、帰りは舗装道路に出て帰ることにしました。
もう、釣り上がる体力も気力もなかったです。
今まで、結構、渓流釣りをしてきましたが、ここまで魚の気配がないのは初めてもかも……。
トボトボとバイクに戻り、帰り支度をしていると、この日初めての釣り人を見かけました。
ルアーマンでした。
声をかけてお話をお伺いしました。
俺「これからですか?」
釣り人「はい。どうでした?」
俺「まったくです。ここには魚はいないっす(←勝手な断言)」
釣り人「そうですか? 自分は去年、もうちょっと下流でニジマスを釣りましたよ。今年はここらへんに放流したみたいですが……」
俺「マジっすか!? ここに放流!?」
ん~、まぁ、ミミズが合っていなかった可能性も大ですが(寒いのでカワムシを取る気にもならず)。
朝マズメから入ったので、まだ入漁券を手にしなかったので、答え合わせも兼ねて漁協に。
漁協然としたところは見つからなかったのですが、バイクで下流方面に走っていくとセブンイレブンを発見。
こちらで入漁券を売っていたので、そこでゲットです。
いただいた案内によると、確かにヤマメを放流したと。
ん~。
まったく魚影はなかったつうの。
昨年の台風によってかなりフィールドの様子がかわったということで、その影響も大きいのかも。
俺の腕がなかっただけとしても、評価は100点満点で5点。
もう二度とこないっす。
一応、地図は貼っておきます。
バイクなら駐車には困らないはず。それほど意識しませんでしたが、多分、車も停めるところはありますよ。
今回、エントリーした入間川上流部付近の地図はこちら↓
これで終わりかと思いきや、もう少しだけ今回の記事は続きます。
入漁券をゲットした俺は「もうちょっとだけやってみるか……」という気持ちになったのです。
入間川は入漁券をゲットしたセブンイレブンの裏側を流れています。
エントリーできるのかな……。
とりあえず、近くで畑仕事をしているおやっさんに話をお伺いすると「そこから入れるよ」と近くを指差しました。
バイクは停められるかなと思案していると、そのおやっさんが「うちの庭に停めてよいよ」と。
ありがとう! おやっさん!
実際に行ってみると、ウェーダーを履きなおさなくても、釣りをできそうでした。
この状況はベストじゃないかぁ(もうウェーダーを履くのは面倒でした)。
エントリーできる場所から見た渓相はこんな感じです。
駐車させてくれたおやっさんの恩に報いるためにもここで釣る(いや、釣れるとおっさんが喜ぶかは定かではない……)。
………………。
ドラマならここで釣れるのでしょうが、現実は甘くはなかったです。
やはり、まったくの魚の気配なし……。
最終的に入間側の俺の評価は100点満点で7点(おやっさんの優しさで2点追加)。
あくまでも、この日の俺の所感です。
これなら入漁料の1200円を床に投げたほうがおもしろい。
ただ、放流はしているし、川沿いは開けていて釣り自体はしやすいので、ルアーマンやフライマン(もちろんエサ釣り師も)はチャレンジしてみてもよいかも。
都心から近いですしね。
俺はものぐさで釣りもへたっぴなので、「いやいや、入間川はこんだけ釣れるぞ」という意見があれば、投稿をお願いしたいっす。
さて、俺はというと、まだバイク釣行にはちとまだ寒いので、もう少し暖かくなったら、本格的に始動します。
よきフィールドに出会いたいっすなぁ。
でわでわ~。
投稿者/管理人
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