2週連続の釣行です。
だって、前回の南牧川&雄川(群馬県)がボウズで悔しかったのですもの。
訪れたのは神流川(かんながわ)です。
神流川は関東屈指の人気フィールドで、関東の渓流釣り師なら一度は訪れたことがあるのではないですかね……。
本サイトとしては初の紹介で、フィールドレビュー第13弾にして、ようやくお待たせしましたという感じかと。
いや、じつは俺は神流川自体には釣りに行ったことがあるのですが、それは埼玉県内で、今回、訪れた群馬県内は未踏の地でして。
人気ということは重々承知していたものの、「混んでいるのだろうな」と避けていたのです。
ただ、今回はどうしても釣りたかったので、いよいよ訪れることにしました。
足を運んだのは2020年4月3日(金)です。
個人事業主の特権を活かして平日を選びました。
やはり混むのが嫌だったんだぁ。
しかし、よもやこれが釣果に大きく影響するとは……。
まずは神流川の基本情報から。
神流川は利根川水系で全長は87.4kmだそう。
埼玉県から群馬県にかけて流れる長い川ですが、とくに渓流釣りで有名なのは今回、訪れた群馬県の多野郡上野村内です。
んで、この日の俺の足取りですが、あいかわらず、バイク釣行で朝マズメからやりたかったので、夜中に自宅を出ました。
埼玉の俺の自宅からは距離にして100kmちょっと。
高速を使うと迂回していくような感じになるので(それでも要する時間は高速を使ったほうが短いのですが)、下道で行きました。
4月に入り、暖かい日もあったのですが、この日は寒かった……。
国道299号の志賀峠を越えていくことになるのですが、一人だわ、寒いだわ、暗いわでちとキツかったっす。
まぁ、そうはいっても俺ほどのベテランになると無事に到着はできます(笑)。
上野村付近の釣りマップの写真を貼っておきます。
まず、釣り券を買おうと売っているところを探しました。
上野村というと知る人ぞ知る自動販売機「つりけんくん」があるのです。
その存在を知ってはいたのですが、どこに設置しているのかはわからず(←ここらへんが相変わらずのリサーチ不足)、バイクでウロチョロしていると、まだ暗い時間帯にもかかわらず、人を発見。
さっそく教えてもらいました。
すると、「つりけんくん」は道の駅上野にあると。
つりけんくんは道の駅上野と川の駅上野(上野村ふれあい館)に設置されています。
いや、24時間、釣り券を購入できるのは便利ですよ。
あと、つりけんくんのそばにマップ(チラシ)が置かれているので、そちらもゲットしましょう。
ちなみに、釣り券ですが、購入しといたほうがよかですよ。
この日は平日でしたが、しっかり漁協の人が巡回に来ました。
このしっかり具合は「さすが渓流釣りに力を入れている上野村」という感じでしょうか。
現場売りは割高ですからね。
さて、釣り券を購入をした俺は初めての上野村の神流川ということで、マップを睨みつつ、「どこからエントリーするか」の思案タイムとなりました。
先に掲載したマップを見ればわかるように、キャッチ&リリース区間もありますからね。
とりあえず坂下堰堤の上流側に向かうことにしました。
いや、マップに魚の絵が描いてあるから(これがしっかりと魚のよくいる場所を示しているのか、なんとなくイメージとして配置しているのかはいまだにわかりません)。
エントリーできる場所はすぐに見つかりました(すみません。写真は取り忘れです)。
ここらへんは谷は少し深めですが、下りられるところが点在しています。
俺のようなバイク(モタードというオフ車もどきです)なら川岸まで下りられますし、自動車でも四駆ならいけるでしょうね。
「川岸に下りると、ちょっと不安」という人は道路沿いのスペースに駐車して徒歩で下りるとよいかと。
んで、最初にエントリーしたところは工事をしているところっぽかったのですが、川自体は釣りになりそうな雰囲気でした。
ですが、水量が多くて、かなり濁っていました。
濁り自体は俺は好きなのですけどね……。
坂下堰堤のすぐ上流あたりは、川は太めです。
瀬などの釣れそうな場所は点在していましたが、俺はアタリもなかったです……。
朝マズメは終わり、アタリはなし。
ま、マズい……。
初めてのフィールドなので、ここが釣れる場所かもわからないので、俺はバイクで移動することにしました。
水量が多かったので、もう少し渓流っぽいところがよいと思い、マップの上流側をチェック。
とりあえず、「しおじの湯」に向かうことにしました。
「しおじの湯」に着くと、すぐ横にバイクで下りられ、なおかつ駐車できるところがありました。
こちらも四駆なら車でこられそうでしたし、そうでなければ「しおじの湯」にちょっと駐車させてもらってもよいかも……(ゲフゲフ)。
ここまでくると水量はグッと減り、小渓流という雰囲気になります。
さっそく竿を出してみたところ、釣れそうな雰囲気ではあるものの、アタリはなし……。
う~、今年に入って2連続ボウズ中の俺は「3連敗は避けたい」とエサをかえることにしました。
申し遅れましたが、ここまでは持参したブドウ虫を使っていました。
最近はあまりのものぐさにやっていませんでしたが、川虫を現地調達することに!
俺の本気を見よ!
ここでワンポイントです。
皆さまは川虫取りってどうやっています?
いろいろなやり方があるのは知っていますが、俺は最初に渓流釣りの師匠に教わった方法を遵守しています。
極めてシンプルで、足で蹴ると転がりそうな少し大きめの石のすぐ後ろ(下流側)に網をあて、石を足でゴロリと転がすだけです。
この方法のよいところは、ほとんど体が濡れないところですな。
横着な気もしますが、川虫がいるなら、これで普通に採れます。
この日も大きめの川虫を採れました。
と、そのときに魚が網に入りました。
カジカの仲間の幼魚です。
渓流でエサ採りをしていると、たまにありますよね。
さほどレアなことではないのですが、もう、このかわいいカジカをフィーチャーしなくてはいけなくて……。
はい。ここで、この日の結果です。
結局、丸ボウズでした(号泣)。
この「しおじの湯」付近もよいフィールドでしたよ。
釣れそうな流れ込みとかもありますし。
ここで漁協の方が巡回に来たので、答え合わせがてら、諸々お伺いしました。
まず、この日はとにかく状況が悪いと。
この濁りは雪代が混じった結果で、あまりこのようなコンディションのことないそう。
「今日は厳しいかも……」とのことでした。
しかも、明日、放流日ということで「明日、いらっしゃっていれば……」と言うことしきりでした。
よかれと思って平日釣行したのが、完全に裏目に出たということっす。
その他のことをまとめると次の通りです。
・日券は2,000円(今さらですが、情報のまとめとして)
・釣れるポイントは「ここがよい」とは断言しにくい(マップ内であれば、どこでも釣れる可能性がある)
・この「しおじの湯」付近も人気のポイント
・放流は多いので放流日がおすすめ(チラシに情報が載っていることもあるのですが、これが情報を確認しにくい……)
・キャッチ&リリース区間は厳守
・釣り人が多いので魚がスレ気味なのも事実
・エサはブドウ虫やイクラを持参する人が多い(だから川虫が狙い目かも)
こんな感じですかね。
俺がもう一度くるとしたら、最初に、この「しおじの湯」から入って、ここから「毛バリ釣り専用区」まで釣り上がりますかね。
この日も釣り人に出会いましたし、実績はあるそうです。
ただ、それを「魚がいる」ととらえるか、「魚がすれている」ととらえるかは個人の判断になります。
俺は丹念に釣り上がれば、釣れるんじゃないかなぁと思います(釣れていないので説得力がなくてすみません)。
あと、これは声を大にしていいたいのですが、俺のようなエサ釣り派にはボサ(川を覆うよう伸びている樹木)が気になります。
全面ボサだらけというわけではないのですが、「ここにエサを落としたい」という場所の上に枝が伸びていることも少なくない。これからの季節、もっと茂っていきますしね。
あと、雪代による増水の影響もあるのでしょうが、根がかりもかなりしました。
できる範囲で仕掛けを回収するように努めましたが、それでも結構ロストしました。
フィールドとしては悪くはない。
村をあげて渓流釣りをバックアップしている感じが伝わってきますし、釣り人が多いので安全&安心だとは思います。
俺は日が悪くて釣れませんでしたが(決して腕がないことは認めない(笑))、多分、日がよければ釣れるでしょう。
ただ、ボサの多さや毛バリ専用区やキャッチ&リリース区があることなどからフライマン向けなのかなとも思います。
総じて俺のオススメ度は100点満点で50点だす。
ちくしょう、3連続の丸ボウズ。
釣れるまで、頻繁に通いまっせ。
同じフィールドにはいかないので、次はどこに行こうかしら。
でわでわ~。
投稿者/管理人
俺が今度、神流川(群馬県上野村)に訪れるなら、ここから釣り上がりたいという「しおじの湯」はこちら↓
【フィールドレビューのバックナンバー】
【渓流】
●神流川(群馬県)
●南牧川&雄川(群馬県)
●入間川上流部(埼玉県)
●横瀬川(埼玉県)
●道志川(山梨県)
●高尾山付近(小仏川/東京都)
●養老川(千葉県)
●大丹波川(東京都)
●秋山川(山梨県)
●串川(神奈川県)
●箒川(栃木県)
●桂川(山梨県)
●渡良瀬川(群馬県)
●鮎川(群馬県)
【ワカサギ】
●相模湖(神奈川県)
●霞ヶ浦(茨城県)
●名栗湖(有間ダム/埼玉県)
●円良田湖(埼玉県)
●芦ノ湖(神奈川県)
●高滝湖(千葉県)
【その他】
●ヘラブナ/びん沼川(埼玉県)