俺は最近、そろそろバイクを買い換えようと思っています。
んで、時間があれば各メーカーのカタログなどをネットで見ているのですが、どうも決め手に欠けるのですよね。
「これだ!」と思う車種がなくて……。
カワサキ派の俺としては今のところは「バルカンS」にしようと思っています。
いや、まだ、わからんけど……。
それで、先ほどもカタログを見ていたのですが、スペックで、あることが気になりました。
タンクが14Lなんす。
……
小さくないですか?
俺みたいに釣行にバイクを利用する場合は、結構、タンク容量は重要なポイントなんす。
なぜなら、明け方に人が少ない田舎に行くので、給油したくても営業しているガソリンスタンドが見つからないこともあるのですよね。
だから、タンク容量、ってか、満タン走行距離は長いほどよいんす。
タンク容量が14Lでも驚異的に燃費がよければよいのですが、650CCだとそんなこともなかろう……。
カタログでは
・32.0km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)
・22.8㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)
と二つの値が表記されています。
まぁ、俺が何を買おうが皆さまには関心がないでしょうから、今回はちょっと燃費の表記について調べてみます。
まず、燃費にはカタログ燃費と実燃費という言葉がありますな。カタログ燃費とは、自動車メーカーのカタログへ記載されている燃費のことで、実燃費とは実際に街中を走行した燃費のことですが、以前はその差がかなりありました。カタログ燃費はガソリンの消費の面で有利な条件下で測定するので、実燃費よりもかなりよい数値となる傾向があったのです。
実例でいきますか……
俺はかつてカワサキ・バリオスに乗っていたのですが、カタログ値では51.5(km/L)となっています。
……。
いや、カブじゃないんだから。
もちろん、走り方にもよりましたが、概ね平均すると20(km/L)でしたね。
半分以下だ……。
これは極端しても、だいたい実燃費はカタログ燃費の60~70%とされていましたかね。
ただ、これは昔の話で、ある時期からカタログでは国土交通省届出値とWMTCモード値という二つの値が表記されるようになりました。概要は次の通りです。
・国土交通省届出値/文字どおり国土交通省が定めた方法によって測定された値。一般的には時速60(km/h)で2名乗車時のことが多く、実燃費よりもかなりよい値となる傾向がある。
・WMTCモード値/発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値。実燃費に近い値であることが多い。
これも実例でいきますか。
俺は今はカワサキ・DトラッカーXに乗っているのですが、カタログの国土交通省届出値は40(km/L)、WMTCモード値は29.5(km/L)となっています。
俺の感覚では実燃費は概ね30(km/L)ですから、ほぼカタログのWMTCモード値と同じということになります。
もう一つ実例を。
バルカンSの燃費のカタログ値は国土交通省届出値は32.0(km/L)、WMTCモード値は22.8(km/L)となっています。
俺は「ほしいなぁ」と思っているだけで実燃費はわからないのですが、口コミサイトの「みんから」によると23.36(km/L)で、やはりWMTCモード値に近い値ですね。
なので、昔と違って、各車種の実燃費はほぼカタログのWMTCモード値で知ることができるということになります。
当たり前といえば当たり前なのですが、しっかりと燃費がわかるということで便利な世の中になりました(←おっさん世代目線)。
しかし、バルカンSについては予備タンクのことを考えると使えるのは11Lくらいで、燃費はザクッと23(km/L)とすると満タンでおよそ250kmですか……。
もうちょい、ほしいよなぁ。
前に乗っていたZR-7は満タン300kmだったので、それくらいはほしい。
だいたい、タンク容量が小さい!
バリオスだって、250CCで15Lあったのに、その倍以上の排気量のバルカンSがそれより小さいというのがおかしいんすよ!
以上、今回はバイク選びからの燃費の話でした。
そうそう、バイク選びといえば、それに関係する記事を公開しました。
二つあって、一つは「趣味人に聞く」の「【YouTuber】女性目線の初めてのバイク選び【とことこ下道ライダーさん】」、もう一つは「趣味達者が綴る」の「独断と偏見! 2020年に試乗・レンタルして気に入ったバイク5選」です。
よければご一読を!
でわでわ~。
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