【連載】アジをフライで釣る―アミエビ編―【第8回】

こんにちは、まーさんです。

前回「(海で)どうにかしてフライで1匹釣る」と決意を新たにしたので、新しい作戦に出ました。

キャスティングするフライじゃなくていいなら、私たちには「サビキ釣り」があるじゃない♪
というわけで、アミエビにフライを紛れ込ませて釣る作戦を実行してきました。

打てる手は全て打つ!

 

港へGo!

「サビキ釣りでイワシが釣れている」との釣果報告を確認して、大阪湾へ向かいます。

イワシやアジ等の魚は回遊しているため、群れが来ないとどんなに頑張っても釣れません。
そのため、こまめに釣果報告をチェックして回遊の様子を調べるのが爆釣のカギ。
魚が居ないのにエビを撒いても、釣れませんからねぇ。

その群れが接岸しやすいのが秋~冬です。
小魚の釣果が上がってなくても、オカッパリで太刀魚等のフィッシュイーターが釣れていれば
彼らのエサとなる小魚は居るということ。

この時期は昼はサビキ釣り、夜が太刀魚なのが定番なんですよ!

 

そこで、本日の仕掛けはこちら。

エビフライ1号

割ビシ(大)の10㎝程下にシュリンプピンクでタイイングしたエビフライ1号(#16)を結びます。

フライ自体に重さはほぼ無いため、割ビシの重さで飛ばしてゆっくりと沈めていきます。
目の前の海には「水族館か!」と言いたくなるほどの群れが泳いでいますので、群れを目指してファーストキャスト!

オモリに体当たりしてくるのかラインに反応はありますが、合わせても何も掛かってきません。何度か群れに放り込んでも、反応無し。

あんなにたくさん泳いでいるのに。なんでやー?

一方、隣でサビキ釣りしている夫はホイホイと釣っています。
「入れたら釣れるわ~♪」ですって。

羨まし過ぎるので、割ビシを外してアミエビと同調させてみることにしました。

サビキカゴを投入してアミエビが舞い出れば、魚も宙を舞うようにエビを喰っています。
そこに我がエビフライを投入すると...

避けられてる!

明らかにフライを見て逃げていました。

水面直下での出来事なので、魚の動きがはっきり見えます。何度か同調を試みて様子を観察します。
釣れないときは観察が大事ですからね。
そこで分かったことは、
・着水時の音?では逃げない
・色の違和感は無し
・アミエビに比べてエビフライは大きい

魚のサイズから見れば、#16でも大丈夫ですがこの日はエビと同調するほどの小さいフック&地味さじゃないと釣れないようです。

例えばサビキだと4号ぐらいのキラキラも入っていないピンクスキンのサビキみたいな感じ。

 

魚の群れに放り込んでも釣れないエビフライ。本日も完敗です。

ちなみに、サビキは3時間でこの釣果でした。
イワシの群れだと思っていたのはサッパ。サッパの食性もプランクトンのため、アミエビで釣れるんですね。
大きなお口なので私のフライでも大丈夫ですよー。次回はよろしくね。

サビキ釣果

 

 

リベンジ用にタイイング

小さいサイズでタイイングと思ったのですが、まずはサビキ4号とエビフライ1号&フックサイズを比較してみました。

すると...形状は違えど、針のサイズは#16とほぼ同じでした。

明かに違うのはエビのサイズ。初代エビフライはフックポイント側のマテリアルが多すぎてゲイブ幅が狭くなってしまっていたので、フッキングが悪そうだということに気付きました。今回はそこら辺も注意して細めにタイイングしていきます。

 

材料
・EPファイバー ピンク
・スカッドバック クリア 1/8"
・コパーワイヤ―
・スレッド ホワイト 6/0
・アイ (ナイロン3号の先端をあぶって、油性インクで色付けしてあります)
・フック #16

それではタイイングしていきまっしょ!

①スレッドで下巻きします

②EPファイバーを取り付け、アイ側はカットして巻きつぶす

③EPファイバーを適当な長さにトリミングし、
エビの目とリブ用のコパーワイヤ―を取り付ける

④目の間を意識して、フラッシャーを取り付ける

⑤EPファイバーを2㎝幅ぐらいに刻んで、ダビングしてボディを作る

⑥シャンク幅より少し長めに切り出したスカッドバックをアイの手前に取り付ける

⑦コパーワイヤーでスカッドバックを固定しながら、アイ側へリブ巻き。
アイの手前でコパーワイヤ―を巻き留めてフィニッシュです。

 

マテリアルをシャンクの上側を意識して取り付けることにより、ゲイブ幅をつぶすことなくタイイングできたと思います。
エビフライ1号と比べてみます。

どうでしょう?

1号はスカッドバックではなくレジンを使って固めてあるのですが、EPファイバーに染み込んででしまっていてぼってりとしたボディになっていた上に硬い。2号は細身で柔らかい...私が魚なら2号を食べます。

 

エビフライ2号とサビキ4号を比較してみます。

真ん中がフラッシャー付きのパターン、一番下がフラッシャー無しのジミーパターンです。かなりサビキに近づきましたよね。今度の釣行はこの「エビフライ2号」で再挑戦したいと思います。

次、いつごろ行けるかなー?

執筆者のプロフィール

まーさん
まーさん
大阪府在住。サイト『つりたべ』(https://turitabe.com/)の管理人。こちらはそれこそ「別腹」で。家事・育児・内職の合間を見て、平日に釣りを楽しんでいます。秋冬はエリアトラウト、春夏は川釣りメインです。
【管理人より/『趣味達者が綴る』のバックナンバーはこちら
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